PAIN & GLORY #35 親心(仮)
カンボジアでの生活に全く関係ないことを書くのもいいなと、最近思うようになってきた。目の前の生活が1番鮮度はいいけれど、日々日本から連絡をくれる友人たちとの対話の中にも、自分の人生に彩りを与えてくれることはたくさんある。その中でも今日は採れたてホヤホヤの嬉しいエピソードを1つ。
自分の日本にいる友人の中に、石垣島出身の女の子(仮)がいる。その子とは大学の部活動を通して知り合い、大学を卒業して2年が経つ今でも頻繁に連絡を取り合う仲だ。
彼女は筋金入りの出不精で、良くいえば"インドア"だが殆どの人はそんなに良くいうことをしてあげないので、自分の界隈では"インキャ"というなんとも不名誉なあだ名で呼ばれている。
大学進学に合わせて上京してきた彼女は、元々の性格に加えて島育ちということで、現在に至るまで東京で本当に沢山の苦労をしてきた。その節目を何度も目の当たりにしてきて、いてもたってもいられなくて一緒に色々手続きしてあげたり、部活に馴染めてなかった彼女を輪の中に引き込んだりと、どうしてもほっとけないような子なのだ。
彼女は訳あって(完全に彼女のせいではあるが)現役で大学を卒業後、就職するのに丸2年以上かかった。臨床検査技師という、何度説明されても何してるのかわからない仕事なのだが、その資格取るための国家試験受ける要件を満たしてなかったため、卒業はしているのに就職できないという状況に陥っていた。
だが本当に今日!ついさっきだ、その彼女から連絡があった。無事国家試験にも合格し、病院への就職も決まり、なんと今月から働き始めているという報告があった。今まで自分の胸にこんな感情を抱いた事がなかったが、あえて名前をつけるとすればこれが"親心"というヤツなんだろう。
本当はもっと細かく感情を分解して書き連ねたいけど、あくまで読んでくれる人がいること前提だから、長過ぎないように心掛けて。心の底から彼女に『おめでとう』という言葉を送りたい。あまり面と向かって褒めることはしないので、これにて!笑
自分は今日からカンボジア生活5ヶ月目!見える景色も少し変わってきた。現状ポジティブに捉えていこうと思う。
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