PAIN & GLORY #45 強さ

仕事に忙殺される日々の中で、中々まとまって腰を据え文章を書く時間が取れなくて、このコラムも久々の更新になってしまった。

形になりつつある日本食レストランのイチ押し
『蒸籠蒸し』

しかし現状はかなり良くなってきている。今月でカンボジアに来て丸半年。自分でいうのもなんだが、正直来る前の自分とは別人になりつつある気がする。それは一言で表すなら"強くなった"のではないだろうか。
というのも、カンボジアでは強くないと生きていけない。それも日本における"強い"とはレベルの違う強さだ。昔から自分のことを知ってくれているなら分かると思うが、日本にいたときから自分は色んな意味でかなり"強い"人間だった。

しかしカンボジアに来て、それは本当に大きく変わったと思う。人として時には図々しく、時には強引に、でも時には周りに使って政治的に。そうゆう人間としての幅というか、しぶとさのようなものが備わってきたような気がする。仮にそうなれずに、いつまでも昔のままの自分でいたとしたら、きっと自分は今頃日本に逃げ帰っていただろう。そして大人しく父親の会社に就職していた。その未来も、自分の目と鼻の先までやって来かけていた。いや本当に。。。

今興味があるのは、こうやって一回り強くなれた(自称)自分が、日本に戻ったときどこまでやれるのか。この理不尽オンパレードのカンボジアという国で磨かれた"強さ"がどれほど通用して、今の自分に何が成し遂げられるのか。これは心の底から自分が、今挑戦したいと思うことだ。

近く、その実際にその挑戦をすると気がするかもしれない。その時のために、自分自身の牙を常に研いでおこうと思う。