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ジムアボットという人を知ってしまったら、もう自分に何も言い訳はできない。

 何年か前にたまたまTVで元アメリカ代表で元メジャーリーガーであるジムアボットとという人が特集されていて、その人に衝撃を受けました。先天性の障害で、片腕がないのですが、マウンド上で豪速球を投げていたのです。キャッチャーからボールが返ってくる時は、器用に投げた腕にグローブをはめてキャッチして、また投げる、これをごく自然に流れるように行なっていました。速球も確か150km/hくらい投げていたような気がします。
 そして大学時代にアメリカ代表としてソウルオリンピックで投げたのですが、(パラリンピックではなくオリンピック!)、決勝で日本代表相手に完投しています。その後MLBに1巡目8位で指名され、のちにノーヒットノーランも達成してます。。。
 こうやってつらつらと書いていると、時代のトップアスリートの1人をただ紹介しているだけのように感じて、彼が片腕のピッチャーだということを忘れてしまいそうになります。そのくらいすごい実績です。
 彼は過去のインタビューで、あなたの孫のハンディキャップを持ちながら、野球を続けるのは勇気が必要だったはず、というような内容の質問に対して、
 「自分が障害者だとは思ったことはない。子供の時自分に野球を教えようとして庭に連れ出した父こそ勇気のある人間だ」と答えています。

 彼の事を知ってからは、どんな状況だろうと自分に対して言い訳できないなと感じました。彼に尻を叩かれながら、残りの人生をしっかり生きようと思います。

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