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【英語授業】車輪の再開発はやめた話

中一まで勉強の「勉」の「力」のところを「ム」って書いてました。
何をどうすり抜けたのか?

これは初任の頃の自分に向けた話です。

初任の頃から5、6年は授業の準備に時間がとにかくかかりました。
それこそ学校が閉まってしまう20時まで残り、家に帰ってからも授業のプリントやら小テストの作成に追われていました。

どうにかして良い授業ができないかと、いろんな研修会に自腹で行ったりもしました。英語教授法に関する本もたくさん買って読みました。それでも、いっこうに授業の準備は早くなりません。
毎回の授業で生徒の引っかかりそうなポイントを考えて、そこをうまく回避したり生徒から答えを引き出せるような構成になるように考えてプリントを作っていました。
生徒のやる気を引き出せるようなアクティビティを文法項目ごとに一生懸命に捻り出すように考えて、やってみました。でも、生徒は乗ってきてくれないことがほとんどでした。

そんなわけなので、ある時から準備が追いつかなくなります。
「あー、もう時間がない!本に載ってるの丸パクリしちゃえばいいか。」

準備もほぼなしで黒板だけでできるアクティビティをやってみたら、これが生徒にハマりました。
そりゃそうですね。著名な先生の確かな実践です。

その時、思いました。
「丸パクリした方がいいんじゃね?」

一人で考えるのには限界があります。
先人の知恵を拝借して使わせていただいた方がよっぽど効果が出ることに気がついたのです。
最初は丸パクリをさせてもらっていましたが、だんだんと自分の生徒に合わせてアレンジも加えられるようになりました。そうしていくうちに同じような発想でアクティビティを思いつくようになりました。プリントも作り方に型ができてきました。

もし、初任の頃にすべて自分でやろうとせずに、人の真似をして学ぶことができていたらもっと有効な時間の使い方ができていたかもしれません。

車輪をイチから開発し直すのは非効率極まりないです。それは授業も同じだと思っています。


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