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「教育を劇的に変えようよ」 Newro

こんにちは。Newro Inc.代表の佐々木雄紀です。
この記事は、仲間募集の記事ですが、以下のことに興味のある方に、興味を持って頂ける内容になるよう心がけて書いていますので、よろしければお付き合いください。

#教育 #語学 #スタートアップ #起業  

やりたいこと:教育の課題を劇的に解決したい

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今の日本では、少なくない人が、教育に課題を感じていると思います。私自身も、学習塾業界に3年間身を置き、「なんでこんな状況が続いているんだ!」と思ったことが何度もあります。そして今は、英語教育の課題を解決するために、Newro Inc.を創業しました。

また実際、多くの人が、教育業界の課題に対して、独自の解決策を見出そうと日々努力されているわけですが、”日本の教育”という大きな観点から考えると、”劇的に変える”ことは構造的に難しいなと感じています。

(注)別に劇的に変えることを全員が目指す必要はないと思っています。僕が個人的に、大きく変えたいと思っているだけです。

この構造的に変えることが難しい原因ですが、僕の中では2つ、大きな壁があると思っています。それぞれ説明します。

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❶ 入試を頂点とする教育のピラミッド構造

皆さんもイメージがつくと思いますが、子供が幼い頃は、親は入試とは離れた広い教育観を持っています。
「この子の人生の可能性を広げてあげたい!」といった考えですね。
しかし、子供の年齢が上昇するにつれ、教育サービスのニーズは限定化されていき、そのゴールは入試へと繋がる構造になっています。

例を出すと、小学生のプログラミング学習が当てはまります。最初は、親から言い出して、プログラミングスクールに子供を通わせるのですが、学年が上がり中学受験が見えてくると、今度は親がプログラミングスクールから子供を辞めさせるケースが頻繁起こります。理由は受験に関係ないからです。


・・・モヤモヤして言いたいことが沢山ありますが、親の考えも納得できる部分はあります。なぜなら、中学入試にプログラミングは、必要とされないことがほとんどだからです。(推薦で利用できることもありますが、受験教科にはなり得ません)

小学校高学年で既にこんな状況でして、この傾向は年齢に上昇に伴い更に強まります。要は、子供の年齢が幼い時は、幅広い教育ニーズが存在しているため、新しい教育サービスが受け入れられる土壌があるのですが、年齢が上昇すると、従来の受験教育へとニーズが収束されてしまうのです。”教育を劇的に変える”という観点からすると、この壁にどう向き合うのかが、一つのキーになると思っています。

壁が低い年齢層に絞る → 幼児教育はそうですよね
壁とそもそも戦わない → 受験に囚われないニーズも一定数あります
壁を壊す → これはもう政治の世界かも
壁をよじ登る → 受験教育の中での戦いですね

向き合い方は、人それぞれぞれです。

❷ 教育を受ける側と、受けさせる意思決定者の分離

私たち大人の場合、自分が何にお金を使うのか、何に時間を使うのかは、私たち自身の意思によって決めています。もちろん、「リモートワークで働きたいが、今の会社では職場で仕事をしなくちゃいけない規則になっている」などの理由で思い通りにできないことはありますが、少なくともその会社で働くことを決めたのは私たち自身の意思によるものです。

一方、子供達の多くは、教育を受ける際に、自己で意思決定権を持っていないことがほとんどです。義務教育の内容を決めるのは国ですし、授業の内容を決めるのは先生で、どの学校・塾に行かせるのか決めるのは保護者です。

勉強をする際に最も重要なのは、本人の意思と努力だと僕は思っています。しかし、そのための意思決定権を本人が持っていないことが多い。だから、

・勉強をする意味・意義が感じられないからやる気にならない
・プログラミングスクールに継続したくても辞めされられる

といった問題が生じてるように思います。

去年、Instagramで3万人程度の中高生のフォロワーを集めて、仲間と一緒に勉強を頑張るアプリの開発を企画していたのですが、マネタイズ面で難しさを感じ諦めました。子供が熱中しても、親がお金を払おうと思わなければ、教育サービスの提供は難しいと感じた瞬間でした。

結局、何が言いたいの? 

教育を劇的に変える” ためには、❶入試教育 ❷学習者と意思決定者の分離という2つの壁、どちらの壁にも向き合わなくてはならないと僕個人は仮説を立てています。

そしてNewroというサービスは、この2つの壁を乗り越えられるのではないか?という観点で事業を進めています。
(前置きが長くなりましたが、飽きずにこの後も読んでくださいね!)

Newroは、誰でも話せる英語指導ができる教材です。

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さて、1つ皆さんに問題提起させてください。

「日本人、かなり時間を費やしているのに、英語できなくないですか?」

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これは、指導要領で定められている一般的な英語の授業の時間に、宿題と週一回の塾の授業の時間を合算した、学生の英語学習に費やす総計時間の推定です。
※ 指導要領の改定により、英語の授業は小学3年生から開始されるようになったので授業の時間は更に伸びまず。

現時点で、8年間で1900時間を英語学習に費やしているのですが、体感的にいうと、そのわりには英語ができないですよね?一言で言うと不効率な学習をしているように思えます。

実際、数値としても不効率と言う結果は出ており、平成29年度に文部科学省が実施した調査では、英語を8年間勉強してきたはずの高校3年生の英語力は、70%近くが初学者レベルということが判明しました。

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この課題を解決することが、Newroの当面の目標です。

それでは、このような状況となっている原因は何なのでしょうか。

問:何でこんなに勉強してるのに英語ができないの?
【結論】
大学入試が、英語の知識を問う形式が中心であり、それに対応した教育を、学校や塾が指導してきたからです。保護者ももちろん、入試に受かる教育サービスを提供してくれる教育機関を選択します。

・・・知ってたよ。と言う方は、流石です。
まさに、先ほど話した2つの壁が原因となり、日本の英語教育が、勉強しているのに、全然身につかないという結果になってきたと僕は思います。

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↑きっと、こんな風に思った方が大半ですよね。
実は、その壁が、今少しずつ壊されようとしているんです。それが、2020年教育改革です。

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こちらは英語教育に関する変化の一例です。
直近の話でいくと、2020年度には2つの変化がおきました。

・英語学習の開始学年が小学5年生から3年生に。
・センター試験が廃止され、共通テストが導入されました。記述式の問題から英文法問題が廃止され、長文読解だけとなり、リスニングの配点が増加しました。

これ以外にも、授業は全て英語で行うことが盛り込まれた指導要領が今年度から中学校に導入されるようになりますし、他にも変化は少なくありません。それらは、英語を使えるようになるために学ぼうと言う国の方針の表れといえます。

どうですか?何だか教育が劇的に変わる感じがしてきませんか?
でも、ここで一つ問題が浮かびます。

どうしたら英語ができるようになるの?

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ここまで言っておいてなんですが、入試や制度が変わるだけでは、教育は変わりません。それらは変わるための条件の一つですが、実際に学生の英語力を直接変えるためには、指導方法を見直す必要があります。

では一体、どうすれば良いのでしょうか?

僕は、この問いに対して考え続けてきました。そして、第二言語習得論という分野に出会い、また教育現場の方々に100時間近くインタビューを繰り返し、Newroというサービスの構想に至りました。

以下、英語を聞けて話せるようになるシンプルな方法です。

従来から行ってきた英文法や英単語の指導は重要です。ただし同様に、実際に聞く・読む・書く・話すトレーニングも並行してすることが重要です。そのトレーニングの機会を、ITを活用して、誰でも気軽に継続して受けられるようにする必要があります。

英語は、スポーツや楽器の演奏と同じで、実際にやってみることで身につく部分が多い教科です。

例えばギターを弾けるようになりたい場合、弾き方に関する書籍や楽譜を読むだけでは不十分ですよね。当たり前ですが、何度も繰り返し実際に弾くことが必要不可欠です。一方で、何も知らない素人がいたずらにギターの音を鳴らしていても、効率的に弾けるようにはなりません。結局、正しい知識を学ぶことと、実際に練習をすることを並行して行うことが最も重要なのです。

英語も基本的には同じということが、第二言語習得論という分野で研究されており、僕はその理論に基づいた学習を、日本の英語教育に持ち込みたいと考えています。

さて、英語が身につくための指導方法がわかってきました。実際に使うトレーニングの機会を設けるです。なるほど。

・・・・・・でも、それが一番難しいんですよね。
そもそも、教える側が英語が聞こえないし、話せないので💦

じゃー外国人の先生をもっと増やしましょうか?それともオンラインで英会話をするようにしましょうか。どちらの方法も、日本人の先生の役割を無くしていく方向性なので、抵抗勢力が発生しそうな気がします。実際、いくつかのIT教材は、”ITかヒトか” という争いが既に発生しています。

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それではアプリで勉強させるのはどうでしょうか?
ただこれも簡単ではありません。だってみんな、そもそも勉強をしたくないからです。僕の経験上、Edtech最大の課題は、コンテンツではなく、いかに学習を継続させるかという点につきます。そして、スマホ単体ではこの問題を解決することは難しいと思っています。

さぁ困りました。でもここからが、起業家が真に頑張るべきところだと思っています。

その後僕は、様々な英語サービスのリサーチと、IT教材を使う現場の指導者に100時間近くインタビューを実施し、仮説検証を繰り返してきました。

現在は、仮説検証の結果を元に法人化してMVPを開発しています。

どうでしょう?ちょっとは興味を持っていただけましたか?

サービスの具体的な詳細に関しては、noteではなく、直接話す場所でお話したいと思っています。別に秘密にしたいという訳ではないのですが、この記事は仲間募集の記事ですので、興味を持ってくださる方と出会いたいという思いから控えさせていただきます。(連絡先を最後に記載しています!みんな気軽に連絡してください!)

最後に

現在の状況ですが、年度末に会社を設立し、今は自分一人の状態です。
エンジェル投資家のサポートを受けながら、デットファイナンスで資金を調達し、開発を委託しながらMVPを作成しています。

また自分は、現役生徒数が12000人程度いる塾の後継なので、初期のテストユーザーは確保できる見込みがあり、MVPをそこで実証するのが次のフェーズです。

今は本当に1人なので、僕と一緒にNewroを育て上げて、日本の教育を劇的に変える仲間を募集しています。(エンジニアの方の力が直近は必要なのですが、幅広い職種で、まずはビジョンをわかちあえる仲間を探しています)

連絡先ですが、興味のある方は下記のアドレスまでご連絡ください。
mail: info@newro.co.jp

読んでいただきありがとうございました!ご連絡お待ちしています!

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