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「死を思うこと」と「大切な人を想うこと」 小説『きのうのオレンジ』読書感想文

こんにちは
こころ癒しカウンセラーゆうすけ♨️です。

こころの専門家歴15年目

年間1200人以上の方のカウンセリングを行っています。

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今日はこちらの本の感想をシェアします。

藤岡陽子 著
「きのうのオレンジ」


【ざっくりあらすじ】
主人公は笹本遼賀
岡山出身。
東京でチェーン店のファミレスで働く
33歳の独身男性。

ごく普通の彼が
ガンになり
家族や友人に支えられながら
闘病する物語。

それを
各章で語り手が変わり(本人、親、兄弟、友人等)
それぞれの人物が
主観と客観で描かれることで
人物像が立体的になり

登場人物全員に感情移入してしまうような作品でした。

「病気(ガン)で死を覚悟している今」

「『死ぬかもしれない』体験をした過去」

織り交ぜて
今と過去を行き来することで
時系列の厚みも感じられました。

【感想】
この本の主人公のように
自分が病気になった時
自分が死ぬかもしれない、と思った時。

自分が大切な人を失うかもしれない、と思う時。

自分なら何をしたいと思うだろう。
と考えました。

やはり
大切な人に、大切なことを伝えておきたい。

そんなことを感じながら読みました。

そして
自分にとっての大切な人は誰だろう?
自分にとっての大切なことは何だろう?

と、自分のことにも想いを馳せて…

「『いつか』伝えたい大切なこと」
が、あるとしても

その『いつか』は
もしかしたら来ないかもしれない。

こんな状況だから余計にそう思います。

病気じゃなくても
コロナでなくても
ほんとは「当たり前」な明日が来るとは限らない、と。

「当たり前」が実は「有難い」ことだと気づけた時。

人は「当たり前」に感謝して
大切なことを大切にできるんだな。

としみじみと感じました。

読み終わって
自分の大切な人に「大切だよ」と伝えよう!
と思えるような小説でした。



みなさんにも
『いつか』したいことを
ズルズルと先延ばしにしていること。
ありませんか?

私のカウンセリングでは
そんなこころのモヤモヤをお聞きしています。

なぜ1歩が踏み出せないのか?

どうすれば自分を変えられるのか?

あなたの心の中にある足枷を見つけて
潜在意識を書き換えましょう!

今の延長線上ではない未来を羽ばたくお手伝いをさせてください✨

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