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僕がLiBで学んだこと(事業リーダーに必要な力 〜決断〜)

先週投稿した下記noteに続き、『僕がLiBで学んだこと』第二弾を書きます。

ちょうど昨日NewPicksにて、下記記事を拝見し、リーダーに必要な決断をLiBの5年間で学んだなと思い、NewPicksのコメント欄には書ききれなかったので、noteで書くことにしました。

事業リーダーに必要な力

事業リーダーに必要な力として、以下2点が大事、必須要件だということを学びました。
① 「51/49の状況下に置いて、意思決定(決断)する力」
② 「51/49の決断を自分が旗を振り、組織の力で正解へと導く力」
この2点の力について、今日は書こうと思います。

①「51/49の状況下に置いて、意思決定(決断)する力」

上記の記事にあるとおり、
「判断」と「決断」は大きく違い、「判断」と「決断」の使い方を間違えている人は多いです。
「判断」は過去のもので、「正しいか正しくないか」。
人は窮地に立つと、つい「判断しなきゃいけない」と思ってしまう。
でも「判断」の材料は過去のものあり、今、そして未来の材料はない。
事業リーダーがそこですべきなのは、「決断」です。
前提、「決断」とは51/49の状況下にあるので、その時点では「正しいか正しくないか」なんてわかりません。
いかに素早く意思決定(決断)をし、決めたあとにそれを正解へ導けるかどうかが、事業リーダーの腕の見せどころになります。

実際に僕も、リーダーとして決断しなければならないことを迷い、先送りにして、事業としてのスピードを遅らせてしまった経験があります。
そのときは「正しく決めるべき」だと思い込んでいたのですが、51/49の状況下であるので、自分の意思で早く決めて、組織にいち早く行動させたほうが良かったと、後で後悔、反省をたくさんしました。

また、一番対極にいるのは「批判者」という存在です。
批判者とは51/49の意思決定にバリューも発揮せず、ただ、その場で意思決定に対して異を唱えたり、決断後の実行フェーズにおいても決断を正解へと導くことにコミットもせずに51対49の揚げ足(49側へのツッコミ)をとる、一番楽なポジションになります。

そして「決める側」と対立構造のコミュニケーションを展開し、批判/被害者意識などのマイナスな感情で《負の共感》を集め、結果、組織の力を下げ、決断の勝率を下げる存在です。
(実際にスタートアップにおいて、見てきたのですが、一番採用してはいけない人だったなと学びました)

事業リーダーとして大事なことは、この2つを磨き続けることだと思っています。
1)批判者ではなく「決める側」にいるかどうか?
  …リーダーシップ、ForALLのマインド、当事者意識
2)意思決定に対して、どこまでのバリューを発揮できてるか?
  …知識/経験から来る論筋の良さ、新たな視点、勝率上げ、49を飲み込む勇気

②「51/49の決断を自分が旗を振り、組織の力で正解へと導く力」

繰り返しになりますが、「決断」とは51/49の状況下にあるので、その時点では「正しいか正しくないか」なんてわかりません。

51対49の決断が正解か不正解かが分かる前の段階において、
「間違いかもしれない」
「失策かもしれない、外すかもしれない」
「その結果、多くの仲間に迷惑をかけ、努力を無駄にしてしまうかもしれない」
「大きなお金と時間を失ってしまうかもしれない」
という、決断に必ずつきまとう恐怖を知っている人がリーダーであり、

その【恐怖、不安、弱さ、羞恥心】を乗り越えて
「決断を正解にする為に、自らが旗を振る」という強さを持っている人が
事業リーダーだと思います。

そして、その旗に仲間がついてくる組織人格があるという点も大事です。

それが、事業リーダーに求められる姿です。
要するに51/49の決断を自分が旗を振り、組織の力で正解へと導く為には1)自分と向き合う力
  …主体性、完遂力、自責力、メンタルタフネス、事業とのシンク、達成力
2)仲間と向き合う力
  …要望力(弱さの断絶、引き上げ、視座上げ、軌道修正)
     グリップ(人心掌握、リスペクト、メンバーコミット)
という【対 人/対 組織】の能力が必須となります。

また、その一番対極にいるのは「個人主義者」という存在です。
個人主義者とは
・自分のやりたい事をやる人(組織のため/仲間のためには燃えない人)
・立場がないと立ち振る舞えない人(虎の威を借りないと、存在感が出せない人)
・モチベをコントロールできない人(プロとしてのセルフコントロールが無い人)
・熱いときだけ熱い人(一瞬だけなら誰でも熱い。燃やし続ける情熱だけに価値がある)
・人と本気で向き合えない人(自己防衛を優先する人、嫌われたく無い人、関係が薄い人)
個人主義者ではなく、
事業リーダーとしての能力を磨く為には

1)最強のメンバーシップ(リーダーシップを持ったメンバー)を発揮する人であること
 →「上司からは最強の理解者/応援者」、「仲間からは理想の体現者」であること

2)苦境や困難時、逆風時にこそ、強さを発揮する人であること
 →揺れた船をさらに揺らす側ではなく、流れとは逆に重心を置き揺れを整える人

3)仲間に強く向き合える人
 →易きへの同調、弱さへの共感ではなく「あるべき姿への要望」

この3つを磨き続けることで「自分/人/組織」に対して強くなること。
これが事業リーダーにおける2つ目の必須条件です。


まだまだ自分も全てができているわけではありません。
これからも、常にこのことを意識し、組織の中で「批判者」や「個人主義者」ではなく、事業リーダーであり、常に「コトに向かえる」人材でありたいと思っています。

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