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【1月3日】価値の転換。Z世代の時代がもたらす価値とは?

「今後はどんなものに”価値”があると思いますか?」

この記事では、1月3日日本経済新聞朝刊の特集面
「増価蓄積」経済の時代に Z世代が率いる価値革命 中山淳史
を取り挙げます。

まず、内容を要約すると次のとおりです。

デジタルネイティブといわれる「Z世代」。今後の社会を担っていく彼らにとっての「デフォルト」とは何か?
答えの1つに前の世代とは「逆ベクトルの価値観」が挙げられる。
たとえば、前の世代では「減価償却型」の経済という考え方がノーマルであったが、Z世代では「増価蓄積型」の新しい考え方がノーマルになりつつある。
1つの物に対して、アップデートやアップサイクルを繰り返し、価値を増価させていくという考え方だ。
デジタルを物の価値に組み入れることで、より多角的な価値を想像することを可能とする。Z世代の考え方は、間違いなく今後の時代を担っていくデフォルトとなる。
今後の彼らも含めた、新しい価値革命に注目である。

このニュースでは、1997年以降に生まれた世代である「Z世代」が切り拓く新たな価値革命を取り挙げています。
今後の時代を担う彼らのマインドから、僕たちも意識しておくべきヒントがまとめられているニュースと思い、テーマとしました。

このニュースから「Z世代」とZ世代がもたらす「増価蓄積型の価値観」について、解説していきます。

そもそも「Z世代」とは?

このニュースの中心ともいえる「Z世代」について、先に解説しておきます。

「Z世代」とは、1997年以降に生まれた世代のことをさす言葉です。
アメリカの心理学会などによれば、デジタルネイティブであるZ世代と定義づけられています。

この世代は、幼少期からデジタルに触れる機会が与えられた世代ともいえ、今後の時代を担っていく世代です。

マーケティングの領域でも、この世代に注目したマーケティングを展開する会社が多くなっており、社会・経済に対しても影響力の強い世代ともいえるでしょう。

ちなみに、1960〜70年代に生まれた世代を「X世代」、1980〜90年代に生まれた世代を「Y世代」と定義されています。

Z世代の時代がもたらす「増価蓄積型」という価値とは?

では、このニュースが挙げるZ世代がもたらす価値とは、どのようなものでしょうか?

このニュースによれば、「増価蓄積型」の価値へ転換されるのではないかと記載されています。

この「増価蓄積型」とは、カンタンにいえば、あるモノの購入以降もアップデートやアップサイクルを繰り返して、モノの価値を増価させ続けるマインドのことです。

あらゆるモノがインターネットに繋がる「IoT」や仮想空間メタバースなど。
デジタルを活用すれば、モノの価値が購入以降も価値を高め続けることができます。
従来の「減価償却型」とは、逆ベクトルの価値観ともいえますね。

今後の時代は、より「価値創造」が求められる時代であると僕は思っています。

どれだけ新たな価値を創造できるか?
あるいは、どれだけ既存の価値を多角的に転換できるか?

そんな「デフォルト(常識)」の転換が今後必要となっていくことでしょう。

このニュースにあるZ世代の「デフォルト」は、今後の社会・経済においても重要な役割を果たします。
みなさんも、ぜひ既存の枠に囚われない「新たな価値創造」を生み出してくださいね!


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