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全部Uber Eatsのせいだ

鬱々とした気分が抜けないでいる。
迫り来る梅雨と猛暑で感じる、肌の不快感のせいなんかじゃない。
振り返れば、ここ数ヶ月間の自分の生活ぶりは、退廃を極めていたと思う。


まず、多くの人がそうであったように、人と会う機会が激減していた。ゴールデンウィークなんかは、スーパー、コンビニ店員と接触したくらいか。
平日は毎日テレビ会議で同僚達と顔を合わせることはあっても、画面越しに見る彼らは何かがいつもと違って見えた。
生来一人で過ごす時間は嫌いではない。寧ろ少しでも一人の時間が確保出来ないと、しんどくなってしまうような性格だった。
そんな自分ですら、人に一切会わない状況はかなりこたえた。私が碧いうさぎならとっくに死んでいる。

自分は、フラストレーションを感じると、「食」で気分を紛らわす悪い癖がある。
自炊は人並みに出来るけれども、自分の作った料理は味が予想出来てしまうので、どうもエンターテインメント性に欠ける。出来れば他人の作った料理を毎食食べたい。
そんな人間が渦中、Uber Eatsに手を出してしまった。
これは人をダメにする悪魔のツールだ。酷い時なんか、1日に二度もUber Eatsの世話になることさえあった。
休日、昼前に空腹で目が覚めて「インドカレーが食べたい」と思ったら最後、なんの煩わしさも無しにホカホカのナンとカレーが手元に届いてしまう。Uber Eatsアプリの恐ろしいところは、「本当に注文しますか?」という最終確認の画面が無い所だと思う。インドカレーの美味しさも罪だ。合法ドラッグだ。
依存性を自覚したのと、エンゲル係数が爆上がりしたため、自戒を込めてUber Eatsは解約した。

食生活が悪化したのと同時に、健康の為に始めた運動もやる気が萎えてしまっていた。
週に20㎞ペースで走るのを去年から習慣化していたのに、それも今や週5㎞ぐらいがやっとだ。コロナのせいにはしたくないけれど、下がりきったモチベーションをここから上げていくのがどうも難しい。

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本腰を入れる為に今日、スポーツジムへ行ってフルコースをこなすと、ようやく少し人間に戻れたような気がした。


そんなこんなで生活習慣病まっしぐらな生活が続いたが、ちょっとずつ以前の日常を取り戻しつつある。
食生活と運動がメンタルに及ぼす影響を、改めて実感する数ヶ月だった。


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