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【開催レポート】「高めたい!わたし力・チーム力 〜NVCの基礎から学ぶ 自己共感・他者理解 〜」結・しぶや

今回は、地域活動やチームでのコミュニケーション力を向上させることを目的に開催された「高めたい!わたし力・チーム力 ~NVCの基礎から学ぶ 自己共感・他者理解~」の様子をお届けします!

イベントページ:https://yuishibuya0926.peatix.com/


ファシリテーターには、教育と組織開発の専門家である「宝槻圭美さん」を迎え、NVC(非暴力コミュニケーション)の基本概念を学びつつ、自己共感と他者理解を深める方法を体験しました。


■NVCとは

「非暴力コミュニケーション」(Nonviolent Communication)の略
職場はもちろん、家庭、友人関係など、さまざまな場面で使われており、特に対立の解決や人間関係の改善に役立つコミュニケーションの手法です。
相手との共感を深めることを目的としており、他者との対話において対立を減らし、理解を促進するための方法として広く活用されています。

■プログラム

・NVC(非暴力コミュニケーション)とは
・自己共感 〜嘆きや痛みを扱う〜
・"いつものコミュニケーション"と"非暴力コミュニケーション"
・チームがうまくいかないと感じる時〜つながりの質〜
・ジャッカルとキリンのワーク

総勢25名でワークのスタート。みなさん始めから熱度高く参加してくださいました。

まずは『自己共感』のワークです。一人一人、自分の嘆きや痛みをカードを使って共有し、その背後にある自分の「ニーズ」を探る体験を行いました。
その時に感じた「感情」には"良し""悪し"はない。その感情の奥にある、自分が大切にしたい「メッセージ」=「ニーズ」は何なのかを探していく体験をしました。

カードを使って自己共感を深めていくワーク

次に、チームがうまくいかないと感じるときに意識したい「つながりの質」についてお話を伺いました。
NVC(非暴力コミュニケーション)の目的は、"自然のわかちあいが可能なつながりの質"を目指すこと。
自分を表現し、自分自身とつながり、相手に共感することが大切です。


ファシリテーターである宝槻圭美さんは、
私たちは、「友達100人できるかな」「みんなと仲良くしよう」と言われて育ってきて、「他者を理解しよう」「しなければいけない」と植え付けられているかもしれない。NVCでは、「他者への理解」は一番最後に辿り着くもので、まずは自己共感をすることが大切。と仰っていました。

ジャッカルとキリンのワーク
ここで会場中央に置かれていたジャッカルとキリンのぬいぐるみが登場します。
相手を批判し、自分を批判する「ジャッカル」と、自分に共感し、相手にも共感する「キリン」を通して、実際の体験から自分の中にある「ジャッカル」を出し切ってみるワークを行いました。
人を批判してはいけない。人のせいにしてはいけないと思うあまり、すぐに「他者理解」に進もうとするのではなく、まずは自分の中にある「ジャッカル」を存分に出してみることもNVCワークでは必要になります。

あっという間に3時間の講座が終了し、みんなで写真撮影。
終わった後も、参加者のみなさんで感想をシェアしたり、ファシリテーターの宝槻圭美さんとお話をされていたり熱気が収まらない会場でした。

チームやコミュニティにとって、メンバーとの関係性は最も大切なものと言えるでしょう。「どうしてこんなことするのかな?」「何かうまくいかないな?」と感じた時に、今回のワークで行った自己共感と他者理解を取り入れることで、関係性の質を高めるきっかけになるかもしれません。

■参加者のみなさんからの感想(抜粋)


・素晴らしかったです。もっとこのNVCの理解を深めたいです。今日は沢山の気づきがあり大変ためになりました。ありがとうございました。

・居場所づくりの事業などに活かしたいと思いました

・実際にワークの時間があり、知識だけでなく、体験できて色々と感じること、気づくことがありました。とても興味深い内容でした。企画運営、ありがとうございます。

・ワークショップ形式だったおかげで、初対面の方ともすぐに打ち解けることができました

・講座の内容に関心を持って集まられた、いろんな場にいらっしゃる方々とお会いでき、ワークを通して、交流をすることができて、とてもよかったです。

・異議同音に、似たようなメソッドはありますが、
今回のセミナーは、初心者向けに圧縮して頂いたので、とても入りやすく受け入れやすかったです。参加された周りの方々も雰囲気が良かったです

・安心安全な場をつくるために、ファシリテーター自らがどう感じているかの開示をたくさんされていたり、それぞれのペースを大事にする声がけ、ネガティブにならない言葉の選び方など、色々な人が集う場をどう着実に心地よいものにしていくのかについてとても勉強になりました。


■今後も講座やイベントを企画していきます!

今後も、「結・しぶや」に登録済みの団体の方はもちろん、登録を検討中の渋谷区内で活動する地域団体・NPOのみなさま、また、「重層的支援体制整備事業」の趣旨に賛同しご協力いただけるみなさまに役立つ講座やイベントをお届けしてまいります。
「こんな講座があったらいいな」というリクエストは随時受付中です!
結・しぶやのコミュニティマネージャーへ直接お声がかけいただくか、NPO法人tannelyのメール yuishibuya@tannely.com へご連絡お待ちしております。


●お問合せ先
「結・しぶや」コミュニティマネージャー NPO法人tannely(タネリー)
yuishibuya@tannely.com

🌱NPO法人tannely
https://tannely.com/