健康になりたくて、春〜春眠おうちごはん その2
なくなるなくなると言われてはや何年?ヨーロッパでは先週末に夏時間へと移行した。
たかが1時間、されど1時間。強制的に失われた1時間はじわじわと体内時計を狂わせる。
まー、何が言いたいかっていうと、いやー、とにかく眠い!眠いですな!
年がら年中ぼーっとしているけど、これに輪をかけてぽわんぽわんな脳内。
今週は諸々のランデブーが重なっているため、ホーム港町から離れて北フランス内陸ライフを送っている。
義母が住むこの街は、市がお金をかけて優秀な庭師の方々を雇って整備をしているからか、至るところに花花花🌼🌷🌸殺風景な港町のほう、何とかならんものかね。
天気は不安定だけど、晴れた日の俺散歩は格段に気持ちがいい。
油断すると花壇に侵入してピピしたがるのを阻止しないとだけど。
義母宅至近の俺の庭(=何年も工事していていつオープンするかわからない美術館の庭)も、毎年恒例、一面の水仙の花まみれ。
食い意地で生きている私は、マルシェの活気と春野菜たちの鮮やかな彩りにより一層、春の訪れを感じる。春のマルシェ、好きすぎてどうしよう。
軽く北フランスの春をお届けしたところで、先週から今週頭の日常&おうちごはん記録とまいりましょう。
パートブリックで創作一品
Otto氏不在の週末から迎えた月曜日。朝からダッシュでラボまで、血液検査の旅へ(往復4キロ)。注射系はいつも左腕なのに右腕を出していたみたいで、注射針を刺されるまで気づかなかった。春眠針を覚えず。
無心に庭仕事などをして、夜は冷凍庫にあるものたちで済ませる。
野菜たっぷりボロネーゼのパートブリック包み、ブロッコリーのガーリックソテー、キャロットラペ、パン、ヨーグルト&りんごのコンポート。
メインは、以前冷蔵庫の在庫消化で作ったにんじんセロリたまねぎ&牛ひきのボロネーゼをパートブリックにのせ、三角形に織り込んで冷凍していたもの。オリーブオイルをかけてオーブンで焼くのみ。
歯茎に刺さったら凶器になりえるんじゃないの?ってくらいパリッパリな仕上がり。チーズを入れてもよかったな。今度中身を変えて春巻きつくろっと。
なんちゃって坦々麺
この日は春眠暁を覚えず。俺を連れ出してぼーっとしてたら海まで着いて、ぼーっとしてたら家に戻っていた。時計をみたら2時間半経っていた。元々考えすぎて鬱る傾向があるので、思考停止できる散歩タイムは貴重ととらえることにする。
ぼーっとしながらスイーツを作ったりなんだりして、夜ごはん。
なんちゃって担々麺、白菜の塩昆布漬け、みかん、ヨーグルト&りんごのコンポート。
久しぶりの担々麺。上にのっかっているのは、肉味噌とクレソンをゆでたもの、ラー油と糸唐辛子。麺はもちのろんで重曹カッペリーニ。
外で食べたことがないから正解かわからない担々麺。次帰国したときはお店の坦々麺をいただいてみたいものだ。
酢豚と新カブ!
秋冬は飽きるほど目にしてきたカブだけど、春先にしか出回らないのが、この葉っぱ付きの新カブ。好きすぎてこのカブを見つけるとパブロフの犬のごとく即買いする習性。今年も会えたね!
せっかく季節ものが手に入ったので、今日は定食!貴重な白米にあうおかずをちょこちょこ作ることに。
メインのおかずに選んだのは、パプリカを使いたくて、酢豚。たぶん人生で1回作ったことがあるかどうかじゃないかな?酢豚ってコロッケ同様、惣菜コーナーで買うもんだと思っていたのでね。エビチリなんかもそうね。
メインが酢豚ってことでちょいと中華風に寄せて、とにかく健康になりたい北仏在住邦人女性の夕餉が完成。酢豚、カブと人参とクレソンの温サラダ、カブの葉の油炒め、ひじきごぼうきゅうり、カニカマとセロリの中華風スープ、ごはん、牛乳、みかん。
にんじんの型抜きをするほどには余裕があった。ただ蒸しただけの野菜が美味しいという幸せ。
ご飯の左上にあるのがカブの葉の油炒め。大根の葉っぱもカブの葉っぱもこの食べ方が一番好きだ。ご飯にとにかく合うからいくらでもいける。
そうそう、人生で初めて作ったかもしれない酢豚!自分でも作れるんだ〜と感心するくらいには美味しくできたけど、できたら作ってもらったやつを食べたい部類のやつだという考えは変わっていない。ゆえに、フランスだと難しいから自分で作るしかないという結論。へい。
カップラーメン(シンガポール・チリクラブ)
日月が週末だと木曜日は週の真ん中、休みがちな傾向があるな。電池切れ?
夜は前日のあまりの酢豚がたっぷり残っているから同じものを食べるとして、昼食はアレを試すこととするか。
ベトナムのNISSINは中に簡易フォークが入っている。使ったことないけど。このシンガポールチリクラブフレーバーはフォークとともに特製ソースが入っていた。
すでに試しているトムヤンクン味とかポーク味で添付ソースの強烈さは知っていたので(非常に個性的)、半量くらい入れて食べてみる。
うん、ソースちょい入れでもヒーヒー。辛いんだこれが。クラブの味がするかって?辛いのと味が濃すぎてよくわからない。というか、そもそもシンガポールチリクラブってものの味を知らなかったわ私、というオチ。
かぶとベーコンとクレソンのパスタ
やっば3月終わるじゃん!と目が覚めた金曜日。
かぶとベーコンとクレソンのパスタ、ひじきごぼうきゅうり、みかん、スペルトサブレ。
新カブは炒めても美味しい。クリーム系にしようか迷ったけど、パルミジャーノかけで抑えておいた。
季節ものはどう調理しても美味しいなあ。新カブにしてもクレソンにしても、出回っている限りずっと食べたい。
Otto氏リクエストの白菜OKO
土曜の夜、Otto氏帰宅によりふたりごはん。OKO(お好み焼き)をご所望なのは以前からわかっていたので、柔らかとんがりキャベツはまだ見ないけど白菜があるから白菜OKOをメインに。ふたりごはん強化中につき、副菜も2品つけることにする。
ひとくちコンロでOKO2枚ってなかなかのなかなかになかなかなのよねえ。しかも今回副菜1品も炒め物にしたので自ら首をしめている。
白菜OKO、ブロッコリーの茎で搾菜風、カブとクレソンとウィンナーの炒め物、りんご、牛乳。
OKOの肉は豚バラ薄切りなんてものがないので、もれなくベーコンざます。私のOKOにはイカも入ってるんだなこれが。
たまにはいいね粉もん。天かすもOKOのおたふくソースもなくなってしまった。そろそろ本格仕入れにいかなくてはならん。
カニカマチャーハンと酢鶏あんかけ
日曜日、昼はアペロで済ませることがほとんどだったけどアルコールなしなのでちゃんと食べることに。
とはいっても、冷凍しておいたボロネーゼを解凍して、さらにマッシュルームを刻んでソテーしてソースに加えて温めなおし、パスタにのせただけですわ。
夜は冷蔵庫片付けないといかん献立。誰かに作ってもらいたい系といいながら、早速また作りますよ、酢豚じゃなくて酢鶏。とはいっても、ケチャップは加えず水分多めであんかけ風に。
カニカマとねぎのチャーハン、酢鶏あんかけ、クレソンのおひたし、りんご。
チャーハンと酢鶏は別々に盛り合わせようかと思っていたけど、予想以上にあんの量が多くなってしまったのもあって、もういっそのことチャーハンと同皿でいいやという決断。ナイスだった。
春は型抜きしたくなる。なんつって。
お花チャーハン合わせ、かわいらしく仕上がって満足。
こういう甘酸っぱい系ってOtto氏食べるかな?と一抹の不安を覚えていたけれども、まったくもって杞憂に終わった。ポテチに酢をばしゃばしゃかける人だったわそういえば。
豚ロース・パイナップル・パプリカのソテー
ところ変わって内陸飯。基本、アウェー内陸の食生活は地味オブ地味オブ地味って感じなのでカメラロールに俺写真しか残っていないのだけど、木曜の夜に創作した一皿だけ写真に収めていた。
使うのは、厚さ2cmはあろうかという厚切り豚ロースと生パイナップル、緑パプリカ。緑パプリカを揚げ焼きにしたのち一度取り出して、フライパンに生パイナップルをのせて、その上に塩を刷り込んだ豚ロースとバターをon。白ワインを振りかけて水を適量加えて蓋をして蒸し煮に。水分がなくなってきたら、パプリカを戻し入れて、これでフィニッシュでいいかな〜と思いつつ、冷蔵庫にベトナムのよくわからないけど甘辛系のソースがあったのでそれを加えてみる。
炭水化物は米といきたいところだけど、米がないからここはフリットで。
かなり創作感がつよいけど、そこそこに美味しかった。なんといっても、パイナップル効果で豚肉が驚くほど柔らかくパサ感ゼロに仕上がったのが計算通ーり。あと、ベトナムのこのソースは味がかなり濃いから、使い方を研究しなくてはだわ。というかベトナムの調味料どれも塩分強くないかい?
以上、振り返ってみると毎日食べているものが似通ってはいないかという疑問は置いておきつつ、肌荒れも体重増加もなかったのでまあまあよい食生活が送れたのではないかな。来週は港町に戻る予定だから、バカンス前の冷凍庫在庫消費にとりかかりつつ、春野菜を満喫したいと思う。
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