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和風おうちごはん

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日本が恋しくなる和風ごはんのまとめ
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#家庭料理

2週間遅れのヌーベル・アン・ジャポネ

久しぶりにパソコンを開いた本日。 「バタバタしていても食べたいもんは作って食べる」がモットーのユイじょりがお届けする、先週末の我が家のお話。 年越しとくれば・・・ 先日、2週間遅れでようやく胃袋的に年を越すことに成功した。 「やっぱり出汁って偉大よねえ・・・毛細血管にまで染み入るぅ♨️」とひとり悦に入っていたのもつかのま、年越ししたら年明けもやっておかないと!と即シナプスが反応するのがこれまた必然。 ここで登場しますは、フランス北部で冬休みを送っている間に胃袋の声をし

パリのカニカマクリコロ工場

ひゃっほー!ユイじょりことカニカマクリコロ製造マシンである。(Inspired byおいたん) 先日、SURIMIという名のカニカマを使ってカニカマクリームコロッケを作ってみたのだけれども。 「カニクリームコロッケって嫌いな人限りなく少ないんじゃね?」 という大方の予想を裏切らず、Otto氏絶賛。インスタのストーリーに上げてみたらば方々からの食いつきが激しく(笑)、翌日また同じモノを作ってパリ深酒友Aちゃん宅に持参。5歳男児からアラフォーマダムたちにもれなく好評なのであ

お茶漬けの日〜カツ茶漬けに、浸かる

「おばさんになったからなのか、食事には汁物があるの嬉しい」 とは、インドア派で(巷でいうところの)丁寧な生活を無駄にしてしまいがちで、半額シール大好きで、放っておいたら永遠にひとりごちているに違いない風なところに同類臭を感じざるを得ない、最近勝手にお気に入りな餃子たんのお言葉。 餃子たんはおそらく私よりも年下なのだと思われるが、加齢と汁物に関する考察をさらっと言語化されて、アラフォーユイじょりは脳天に来た。 そういえば最近、というかここ4、5年ほど、妙にしょっぱい飲み物を

朝一で歯医者さん、注射、長時間移動ときて、一応さっきご飯も作ってさすがにお疲れモードであります。今日も夫婦ちょい別食で、これはOtto氏用のとんかつのっけ丼。一応カツ丼とも呼んでもいいとも?

サプライズ・鶏ハムカツ!

最近いいお天気続きだけど、相変わらず引きこもり気味なじょり家のイヌとヒトです。週末の反動かな?ってもう木曜だけど。 今日は朝一で天からインスピレーションが降ってきて、なんだか狂ったように色々作って(いつもか?)今日だけで4つくらい記事が書けそうな勢いではあるけれど、昨日作ったものがなかなかにいい感じだったので先にそちらを。 最近、献立どうしようと思うとおのずと揚げ物に走る傾向がある。 なぜか?答えは簡単、ボリューム出る、野菜合わせも白米合わせもよし(=丼化)、そして何よ

とんがりキャベツという名のフランス的春キャベツをひたすら食した3日間

昨日から銃撃事件がぽつぽつ発生して、なんだか物騒なパリからボンソワー。外で起こることはどうにもならないからなあ…。というわけで、外は物騒でも、体内はキャベツ食べ過ぎなせいかお腹がぽこぽこいってるのが気になるユイじょりだ。 今日はうれしいことがひとつあった。 更新時期はいつも心配がつきない滞在許可証案件。半年間のあーだこーだなやりとりがありつつ、無事に2023年まで2年間の滞在許可証ゲット。おつかれい&おめでとう私〜。 今まで何度かnoteでも書いてきた、難関鬼門の滞在許

エリザベスな俺の話と唐揚げな夜

ボンソワー。日本のみなさんもヨーロッパのご近所さんも西海岸の俺ファンの方も、みんなサヴァ? 超ブルーなマンデーだった俺っちこと、オスまっさかりなパリのマルチーズといえばのミルじょりだよ🐶 今日は俺の話がメインなんだけど、トップ画像にはエリザベスな俺じゃなくって、かーちゃん達がさっきもりもり食べた唐揚げを持ってきたって。かーちゃん曰く、最後まで迷ったけど、これはあくまでおうちごはんメインのアカウントだしなあ・・・って。 ということで、エリザベスな俺は後ほどのサプライズだ。し

オムトレ・チャレンジ Day2 〜自家製鮭フレーク&野沢菜炒飯の和風あんかけオムライス

ドレスドオムライス・チャレンジ、見事に失敗したDay1の続きだ。 我が家は炊飯器などという文明の利器はござらんので、ストウブ鍋で基本白米は炊き上げることにしている。だいたい毎回2合。余ったらタッパーに入れて冷凍庫行き、私のひとりランチのお供となる。 初めてのオムトレに見事に失敗した夜、迷った。米を全て冷凍庫に格納するか、はたまた1食分は冷蔵庫に残して翌日もドレオムにチャレンジをするか。 太郎風からヤヨイ風のなんちゃって東京ばな奈を作ったときもそうだったけれど、失敗したと

マイ・明太ラブストーリー

時は、かれこれ3週間ほど前まで遡る。 朝やることを終えて、何を買いたいわけでもなく、ぶらぶらとあてもなくマルシェに出かけた私とみるぅ。 いつもの魚屋さんの前で、足が止まった。 山積みにされているブツたち。 あれ?これはどうみても「魚卵」。 しかも大きめの「たらこ」っぽくみえるんだけどな・・・? 一旦立ち去ったものの、やっぱりどうしても気になって舞い戻り、「お兄さんお兄さん、果たしてこれはなんでしょうか?」と尋ねる。お兄さん、「タラの卵だよ!」と。 タラの卵・・・タラ

はんぺんになれなかった、コロッケの話

「はんぺんつくる」 私の瀕死iphone6Sのメモ帳に書いてある、このひとこと。 パリの夜間外出禁止令が出される1週間ほど前に、パリ深酒系友Aちゃんとビールを飲みながらおでんの話をしていたとき。「こっちで練り物って冷凍でしか売ってないし、基本まずいよねー」というくだりでメモったものだ。 こんな感じで、練り物は入手できるが全部冷凍 なんでも自作できるんじゃないか?と、 エイのヒレを干したあたりから若干の自信を持ち始めてきた私。 はんぺんもきっと自作できる。 そう信じ

酒処ユイじょり、狂い咲きクリエイションはここに極まれり

今週3日間にわたって小分けにしてきた、先々週の日曜午後のクリエイション。 いつになく没頭した調理風景を、簡単に復習してみよう。 巨大なイカ切り身をブレスレットにしたり タコをゴリゴリして茹でたり ハンマー大根を切って面取りして、だるま落としのようにしたり 凶器化したバゲットを葉加瀬太郎気分で情熱大陸したり、 手が真っ黒になりながらこれまた大きな栗をむきむきしたり、 リアル傷口に塩を塗りながら塩釜を作ったり そして塩釜をガンガン破壊したり。 6時間くらい立ちっぱ

「簡単なのにスゴイと言われる」定番の逸品、豚肉の塩釜焼き

昨日のイカ・タコによる軟体動物もとい「海の章」に続いて、本日は「大地の章」といこう。タイトル通り、豚肉の塩釜焼きだ。 ・・・ 私の塩釜焼きとの出会いは、パリ6区かつてのご近所、 Restaurant TOYOさん。TOYOさんについて詳しくはこの記事に。 つい先日お亡くなりになった高田賢三さんとも、TOYOさんで何度かお会いしたことがある。神々しいオーラにあふれているけれど実際はとてもフラットな方で、日本から親戚が来ていた時にはこころよく記念写真も撮っていただいて。本当

つくる気力のない夜は、うちにあるもので即興かき揚げそば

あっという間に、今日は土曜日。 この1週間は家族にも、ちょっと近い世界にも、はるか遠い世界でも色々あって、悶々としていたらあっという間に過ぎ去っていった印象。 ・・・ 先週の土曜日何をやっていたかを思い返すと、日中の記憶がほぼない。 でも夕方、ようやく行動する気になり、トラムの終点駅まで愛犬みるぅとOtto氏のお迎えに。でも、連絡不足で会うことができず。 ちょっと気分転換をしたいと訴え、近所のカフェでアペロをすることにした。相変わらず、ボケてますが。 ここでワインを

【酒処ユイじょり】ママンの肉じゃが、太巻き、即興ますの寿司

週末限定、酒処ユイじょり。 さて、先週末の酒処で納豆巻き&かっぱ巻きを作ったところ、納豆巻きを避けてかっぱ巻きを平らげた固定客のOtto氏が、「コレじゃなくてFutomakiが食べたい」とのたもうていた。 リクエストは基本、全てお受けする我が酒処。今日の目玉は太巻きに決定。ということで、太巻きの具にするために、大切にちょこちょこと使っていた干し椎茸を残り全部、前日のベルヴィル〜サン・マルタン運河〜マレ〜バスティーユのロング散歩に出発する前に水に戻していた。 しかし、久し