子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき②
こんにちは、結(ゆい)です。
このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、
親にとっては青天の霹靂、
なんで急にこんなことに!
なぜうちの子が…いじめだろうか?
自分の育て方が悪かったからわがままに(弱い子に)なったのだろうか?
と、思い悩まれると思います。
ですがこれは、子どもの側から見ると、ちょっと違った意味合いを持つんじゃないかなーと思い、一つずつほぐしています。
今回は、「なぜうちの子が…いじめだろうか?」についてです。
(前回は、なんで急にこんなことに!をとりあげました)
さて、子どもが不登校になったときまず「なぜ?原因は何?」という疑問を抱きます。
そして、子どもに「どうして学校に行けないの?」と聞いても、はっきりとした答えが得られず、ますます不安になるのです。
では、大人はどうして原因を探したくなるのでしょう。
そこにある感情を因数分解していくと、
・不登校は好ましくないという思い
・原因を取り除けば元に戻れるのではないかという期待
があるのではないかと思います。
これは、私自身が不登校だった時に抱いていた「なぜ私は学校に行けないんだろう」という疑問を突き詰めたときに出てきたものでもあります。
基本的に人は、好ましいことが起こったときに「なぜこうなったんだろう?」とは考えません。
例えば「東京ディズニーランドに行こう!」と言われて「なぜ行かなければならないのだろう?」とは思わないでしょう。
(騒がしい場所が苦手な人は、原因を考えるかもしれません)
話が遠回りになりましたが、子どもの不登校に対して「なぜ?」と思うのは、潜在的に不登校を好ましくないと捉えている可能性が高いです。
そして子どもはそんな大人の感情を敏感に捉えます。
大人の「どうして学校に行けなくなったの?なにかあったの?」という問いかけは、子どもの耳に「みんなが行けているところに行けなくなるなんて…相応の理由があるんでしょうねぇ」という詰問として届きます。
不登校になりはじめの子どもは、何らかの理由で過度なストレスがかかり、心身ともに疲弊しています。
それと同時に「学校に行けない自分」を責め、罪悪感や劣等感に押しつぶされそうになっています。
そんな精神状態で、これまでの経過を冷静に振り返り「自分がこういうこと辛くて、学校に行けなくなったんだな」と分析し、それ言語化するというのはかなり難しいです。
ですから、大人からの質問(詰問に聞こえる)に対して、明確な答えを持たないという状況が生まれるのです。
ここで少し目先を変えてみましょう。
この時、Bさんに対してどんなふうに声を掛けますか?
「どうして骨折したの?どんな角度なら痛いの?」とアレコレ聞くよりは
「大変だったね、痛かったね、まずは回復するまで休養しよう」と寄り添うことが大切でしょう。
不登校になった子どもに対しても同じです。
どのような原因があったにせよ、不登校になるまで頑張り続けて疲弊しきったその子にとって必要なのは、安心して休養することなのです。
今回のタイトル、実は12月12日(日)に行う講演会の主題だったりします。
会場と私の自宅をzoomで繋ぐ形で開催しますので、
茨城県鉾田市近郊の方は、ぜひ足をお運びいただけたら嬉しいです。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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最後までお読みくださりありがとうございました、ではまた次回!