ホームスクールの始め方⑩学びの提供には見返りを求めない
家庭を拠点とした学び、ホームスクール。
我が家の小学生3人は、小1からこの学び方を選択して育っています。
今回は、子どもに学びを提供する時の心づもりについて考えてみました。
↓このシリーズの初回はこちらです↓
本人のやりたいことが1番
突然ですが次のシーンを想像してみましょう。
どうでしょう、「私の体なんだからほっといてよ、そんなに暑苦しく言われたら余計やりたくなくなるし」と思うのではないでしょうか。
うーん…ちょっと無理のある場面設定ですね。
そんな失礼かつ押し付けがましいこと、普通は起こりません。
でも大人は、ゲームをしている子どもに対し「いま勉強しないと、将来しんどくなるよ」と言いがち。
これって、先ほどのマッチョなトレーナーと同じことをしている気がします。
親のよかれはハマらない前提で
自分が好きなものをけなした挙句「こっちをした方がいい」と言われたら嫌だろうな。
私はこう感じるので、子どもがしたいと言ったことだけをサポートするように心がけています。
でも、生まれた時から見守っていた親だからこそ「この子はこれ好きかも」と思うこともある。
そういう時は、さりげなく1回だけ「これはどう?」と聞いてみます。
「あ、やってみたい」と言えば用意しますし「んー…」と気のない返事なら引き下がるのです。
ここで「いや、気のない返事だけどやってみたらハマるかも」と思って用意したことも多々ありますが、基本的にはムダに終わります。
これは、ホームスクールを5年続けた実感値です。
子ども自身が興味を抱いたことだけが、積極的な学びなるのです。
学びはプレゼントとして贈る
親の「やってほしい」と子どもの「やりたい」がずれる。
これはホームスクールにおける永遠のテーマかもしれません。
子どもがやりたいと言ったことですら、amazonでポチって用意する頃には興味を失っていたり、やってみたらイマイチ楽しくなかった…という反応することがあります。
このとき「用意したからにはそれなりの結果を見せて欲しい」と思っていると、とても腹立たしくなるのです。
どこかで投資効果を求めてしまうのですね。
でもこれが、投資ではなくプレゼントならどうでしょう。
プレゼントを贈る時、これを使って能力を伸ばしてくれるかな?とはあまり考えません。
そうやって贈ったプレゼントのいくつかがきっと、巡り巡ってその子の大切な何かになる。
答え合わせは数十年後なのでしょうが、今はそう考えてホームスクールと向き合っています。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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