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ホームスクーリングについて

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我が家の子どもたちが選択した「ホームスクーリング」という学び方について綴っています
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#親子

ホームスクール6年目の現状 長女(小5)・次男(小2)編

長男が小学校1年生の9月に「もう学校に行くのは無理だ」と大泣きをしてから、紆余曲折の末ホームスクールを選択した我が家。 前回の長男編に続き、小学校5年生になった長女と、小学校2年生になった次男の「今」をお伝えします。 *前回はこちら↓ 姉弟で通級指導教室に通う長女は小1の9月頃、次男は小1の4月後半から、学校から距離を置き、ホームスクールへ移行しました。 そんな彼らですが、通級指導(ことばの教室)には週1回通っています。 ここでは、ボードゲームやトランポリンなど、子ども

たくさんの人に読んでもらえるということ~フォロワー500人達成したので人気記事をまとめます~

2023年3月、フォロワー500人となりました。 不登校で悩む保護者にそっと寄り添えるような発信をしたいと思い2021年6月から初めてたこのnote。 少なくとも500人には何らかの形でお役に立てたのかなーと思えるので、とても嬉しいです。 スキが多い記事をまとめます初めて2年近く経つこのnote、記事数が増えてきたので、最近たどり着いてくださった方は、何から読んだらいいかわからないということになっている気がします。 と言う訳で、「ダッシュボード」という機能を使い、スキの

「ホームスクール入門講座」がyoutubeになりました!

3月5日(日)に開催した「うちの子は学校にもフリースクールにも通わない」ということなら聞いてほしいホームスクール入門講座がyoutubeで公開されています! ↓こちらをタップすると再生されます↓ 当日はめちゃくちゃ緊張していたのですが、不登校新聞代表 石井志昂さんの優しい相槌に助けられました。 このnoteで書き続けていたことを、45分にギュッとまとめて話しています。 どうしてホームスクールを選んだの? 実際どう過ごしているの? 親はなにをすればいいの? という疑問に対

ホームスクールの始め方⑩学びの提供には見返りを求めない

家庭を拠点とした学び、ホームスクール。 我が家の小学生3人は、小1からこの学び方を選択して育っています。 今回は、子どもに学びを提供する時の心づもりについて考えてみました。 ↓このシリーズの初回はこちらです↓ 本人のやりたいことが1番突然ですが次のシーンを想像してみましょう。 どうでしょう、「私の体なんだからほっといてよ、そんなに暑苦しく言われたら余計やりたくなくなるし」と思うのではないでしょうか。 うーん…ちょっと無理のある場面設定ですね。 そんな失礼かつ押し付けがま

ホームスクールの始め方⑨子どもの成長は長ーーーい目で見る

家庭を拠点とした学び、ホームスクール。 我が家の小学生3人は、小1からこの学び方を選択して育っています。 子どもの成長を見守るときの心づもりについて考えてみました。 ↓このシリーズの初回はこちらです↓ 学びの機会を提供するホームスクールと言っても、色々なやり方があります。 我が家は、様々な試行錯誤を経て「学力」ではなく「学び」を大切にしようという考え方に落ち着きました。 そのため、親が決めた時間割に沿って子どもが学ぶのではなく、子どもがやりたいと言ったことを親がサポートす

ホームスクールの始め方⑥メリット・デメリット

ホームスクールを始めてみたいけど、何から手を付ければいいかわからない。そんな方に向けて、ホームスクール6年目となる立場から考えをまとめています。 (初回 ホームスクールの始め方①親の気持ち) 今回も、個人の感想になりますが、ホームスクールのメリット・デメリットを整理してみます。 メリット我が家の子どもたちは、そもそもいまの学校制度が合わないという事情がありました。 そのため、合わない環境で過度なストレスを受け続けずに済んだというのが第一に感じるメリットです。 このように

ホームスクールのやり方 開始から4年目の日常(長女・小学生2〜4年生編)

前回に引き続き、HSCの特性を持つ長女のホームスクールを振り返ります。 ↓前回↓ やりたい!が芽吹き始めた小学2年生小学2年生の途中から、「スライムを作りたいから洗濯糊とホウ砂が欲しい」、「オートミールでケーキを作りたい」などやりたいことへのリクエストが増えてきました。 他にも、アイロンビーズ、軽量粘土、大豆粉を使ったパウンドケーキなど、様々な情報を動画で仕入れて取り組みます。 本やゲームも大好き、最近では「プロジェクトセカイ」というリズムゲームの腕が上達しています。「マ

ホームスクールのやり方 開始から4年目の日常(長女・小学生1年生編)

前回まで、長男のホームスクールについて振り返ってみました。 今回は、現在小学校4年生の長女がどんなホームスクールをしてきたかを振り返ります。 前回はこちら ホームスクールになったきっかけ人見知りなところはありつつも、親しくなった相手にはユーモラスな面を見せてくれる長女。 小学校に入学することを楽しみにしており、通い始めてからも「給食が美味しかったー!」とか「図工で絵を描いたよ!」と嬉しそうに教えてくれていました。 しかし、入学してから半年ほどたった頃、徐々に食欲が落ちてい

不登校経験者が感じる 勉強することの意味④子どもに学ぶ楽しさを伝える

不登校を経て大人になり、現在はホームスクーラーの子どもたちを育てている私が、勉強や学ぶことについて考えるシリーズ。 今回は、親として学ぶことの意味について綴っていきます。 初回 不登校経験者が感じる 勉強することの意味①試験のための手段 我が子に身につけて欲しいこと我が家の子どもたちは、それぞれの理由でホームスクールを選択し育っています。 彼らに望むのは「毎日をワクワクしながら楽しく過ごしてほしい」ということくらい。 年齢に即した単元を理解しているかどうかより、自分の興味

家事をしていたら、娘が拍手をくれた

子育てしていると、どうしたって家事が発生します。 毎日毎日繰り返している家事に対して、娘から拍手をもらったとき「ありがとう」と言われるのとは違った感情が生まれたので、書くことで整理してみます。 終わることのない家事我が家の家族構成は、夫と、長男(12歳)、長女(9歳)、次男(6歳)です。 夫は家事や子育てに主体的に取り組む人なので、お互いが好きな家事を分業して日々を回しています。 とはいえ育ち盛りの子どもたちを育てていると、掃除、洗濯、料理など、家族の生活を維持するための

ホームスクーラーの息子が語った「仕事の極意」

今回は、小学1年生からホームスクーリングを選択し、現在6年生となった長男のエピソードをご紹介します。 精神年齢高めの12歳長男は、12歳という実年齢よりも大人びた考え方をする子どもです。 たとえば、私が感情的に怒ってしまい、あとから息子に謝ったとき「いいよいいよ、怒りたい気分だったんでしょ」と何でもないことのように許してくれました。 そのとき私は、ああ、本当に気を付けて接しないと、息子の寛大さに甘えすぎてしまうなと感じるのです。 もちろん失敗だってするそんな息子ですが、子

ホームスクーラーと不登校経験者、ゲームという共通の話題

少し前、我が家では空前の「クロノ・トリガー」ブームが起こりました。 今回はその時のお話です。 私は、小4で不登校になってから2年ほど、ひたすらゲームやマンガに没入する日々を送っていました。 当時はドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど、今でも愛されているメジャーなタイトルの最盛期。 毎年のように素敵な作品が発表されており、ゲームの世界に夢中になっていました。 クロノ・トリガーという名作夢中でプレイしたゲームの中に、「平成のゲーム 最高の1本」(※ファミ通)とされて

ホームスクールと料理

今回は、料理好きな長女(9歳)が夕食を作ってくれたというお話です。 娘から「夕食作りたい!」という提案一週間の仕事が終わり、お疲れ気味の金曜日。 さて帰るか―と思ったとき、娘から「今日の夕ご飯なに作る予定だったの?もし私でも出来そうなものだったらレシピを送って。作りたい!」というメッセージが届いていました。 なんとありがたやーと思いながら、納豆チャーハンの予定だったと伝えると、「やったー!納豆チャーハン大好き!」とハイテンションなご様子。 そこそこ作業工程が多いけど大丈夫

ホームスクーラーとパジャマについての話し合い

前回、夏休みに入った我が家のホームスクーラーたち(の一部)が、朝から夜までパジャマで過ごしている、ということをお伝えしました。 (前回 ホームスクーラーの夏休みとパジャマ) 今回は、そのことについて、子どもたちと何を話したのかについてご紹介します。 パジャマに対するスタンスを整理まず、私の基本的なスタンスは次の2点です。 ・パジャマで過ごしても、死ぬわけじゃあない ・自分も終日パジャマをしたことがあるので、なにか言える立場にない これを踏まえて、子どもたちに前提条件を伝