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研究生活の考え事①

機械工学のエンジン系の研究室など古くから研究が進む分野は熱効率など目指す数値がある中で設計開発が行われ、今までにないアイディアを出すというよりは既存の数多ある知識を基に、新しい形を構築する。

しかしメディアアートは研究の方向性が、研究室内で明確に提示されない。

おもしろい、心動くよね、今までない表現の仕方だよね、よくわからないふわふわしたディスカッションが飛び交う中で、

見たこともないものが生まれる。

これはロボットなのか、アート作品なのか、オブジェクトなのか、インスタレーションなのか、、、方向性は様々だ。

そんな学問を専攻するなかで、最近の考え事を以下に記す。

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「私自身目に見えない存在を大事にする日本文化の慣習が、現在のAIなどの登場で複雑に絡み合う社会と共通点があるように感じていると考える。」
「自然界と近い距離にあった文化の中で、生まれた言い伝えや、慣習は何かしらの点で日本人を動かし文化基盤として今も残っている、ということは心を動かす”何か”があるのではないだろうか。」

今の時代は神道の神を何に置き換えられるか?

【新道について】

参考:東京都神社庁HP

参考:神道学会

神道の宗教体系は、自然物に神を見出すシャーマニズム信仰が核となっている。全知全能の唯一の神を信仰するのではなく、神道では樹や岩、川、突風に至るまで、森羅万象に神が宿るとされる。これを八百万の神と呼ぶ。つまり神道の神は西洋でいう神とは概念が異なり、自然物に宿る精霊と考えたほうがわかりやすいかもしれない。ひび割れた岩や枯れ葉といった不完全なものに心を寄せるのも、自然そのものを讃え祀るのが神道の根本にあるからだ。

〇神社関連の情報学会の論文
神社における参拝文化を伝える拡張現実メディア 小林 桂 星野 准
参考:

〇神が登場した由来

漠然とした自然の畏怖を操る力を見せられる人がリーダーとなり集団をまとめる始めた
自分の力ではどうにもならない事象が発生した時
ext)自然災害・感染症・

〇昔と今の神様みたいな概念比較
昔:統率のノウハウとして霊能力者を見せられる人が集団のリーダーに→自然災害とかを全部王のせいにしてたら衰退するから神と王の分離→神を強くして王は責任転嫁することにした 言霊など→集団の数だけ神がでてきた
→畏怖する存在であり、組織に一体感をもたらし、責任をとってくれる

 理解できないもの、覚えられないことを補完してくれる存在
社会の複雑性が生んだ存在 絶対的

現代:日常的にインターネットとつながり情報格差が小さくなっている
SNSなどから始まり、ブロックチェーンなどのインターネットを通じた技術は日常の情報を記憶しあいまいなものを補完してくれる
→どんな人でもリーダーになれるといえばなれる環境
→自分たちで新しいものを創りたい創れる環境が整い神様が至るとこで登場している 
→ミュニティ形成のための一要素 インフルエンサー?
宗教と宗教でないもののボーダーラインが緩やかになっている 相対的


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空飛ぶスパゲッティモンスター教 日本支部 (@FSM_JAPAN)さんをチェックしよう

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神さま / MtoP教団公式 (@free_lance_god)さんをチェックしよう 

https://news.livedoor.com/article/detail/17918430/

→ 神様と私たち、自然と人工物、どちらの境界もあいまいになっているのが現代(デジタルネイチャー)
すなわち人は神に近づき、神の存在を感じる機会は減り、各所でコミュニティー形成のための神的存在(コミュニティごとのリーダー)が産まれ続ける社会に変化していると考える≒神道でいう 神産み 状態に類似



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