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田んぼのある通学路

朝、自転車で学校に登校することがある。片道50分くらい。朝早く起きて急な坂をいくつか登って行かなければならない。大変だと思うこともあるが、少し嬉しい発見をすることも出来る。

青と黄金色

私は田んぼ道を通って学校へ行く。右も左も田んぼ。そんな道を通っていくのだ。4月、田んぼを見ると雪が解けきって何もない田んぼがそこにはある。道端にはたんぽぽやつくしなどが芽吹き初め春の訪れを感じさせる。5月、ちらほら田植えが終わりまだ小さい苗が植えられている。殺風景な田んぼに緑という色が入る。6月、梅雨の時期にはカエルがしきりに鳴いている。7月、8月学校が夏休みに入ると、辺り一面苗から大きく育った緑のイネで覆われている。青空の下、緑でいっぱいの田んぼを自転車で走るのは爽快感が大きい。そして9月、バッタが田んぼで飛び跳ね、トンボが空を飛ぶ。10月、立派に育った黄金色の稲が収穫されていく。11月田んぼはまた殺風景になり、少し寂しさを感じる。

収穫後

稲の成長が私に季節の変わり目を教えてくれる。そんな素敵な登校時間。私にとって大切な時間のひとつだ。この時間があるならめんどくさく長い自転車通学も少しは頑張ろうかなと思える。

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