見出し画像

旭川で知るアイヌ文化と『ゴールデンカムイ』の世界

『ゴールデンカムイ』でアイヌのことをもっと知りたいと思った方は多いのでは?

北海道旭川市にある資料館などを紹介します。


川村カ子トアイヌ記念館

画像1

川村カ子トアイヌ記念館は日本最古のアイヌ博物館で、アイヌ民族文化の正しい伝承を目的として1916年(大正5年)に開設された。写真や絵が飾られている他、着物や装飾品・生活道具・はく製などを展示、習慣や文化を伝えている。伝統楽器の演奏など体験プログラムやイベントを開催。
上川地方を代表するアイヌの旧家として知られる川村家第8代川村カ子ト(カネト)。測量機材や資料の展示からは、国鉄の測量技師として業績を残していることがわかる。屋外には笹を葺いた「チセ」(アイヌ語で「家」の意味)があり、生活を体感できる。

一般社団法人 川村カ子トアイヌ記念館
〒070-0825 北海道旭川市北門町11丁目
TEL:0166-51-2461
FAX:0166-52-6518

開館時間:9:00~17:00(7・8月は~18:00)
定休日:無休(年末・年始を除く)
観覧料:大人500円/中高生400円/小学生300円/小学生以下無料
駐車場:あり

<アクセス>
旭川空港から車で45分。旭川駅から車で20分。
旭川電気軌道バス24番「北門町21丁目行き」「アイヌ記念館前」下車。


旭川の近文で生まれ育ったアイヌの酋長川村カ子ト(カネト)。

かなり前の写真なので変更されている可能性が高いですが。
川村カ子トアイヌ記念館は近文コタンの歴史を今に伝える資料館。樹皮で織った着物「アットウシ」attusや生活用具でもある刀「エムシ」emus、小刀「マキリ」 makiri、舟「チプ」 cipなど約500点を展示。女性の年齢による入れ墨の違いをわかりやすく絵にしており、当時の生活を知ることができます。刑罰に関する資料や新聞記事の切り抜きもありました。

画像2

画像3

画像4

画像5

Pirka Ureska  ピリカ ウレシカ とは
アイヌ語で「ピリカ」とは「良い・美しい」という意味です。
「ウレシカ」は 「暮らし」という意味です。
この言葉を分解すると ウ=お互いに レシカ=育てる  
アイヌ語では、互いに育てあうことを 暮らしといいます。

(川村カ子トアイヌ記念館HPより)



旭川市博物館

常設展示「ペニウンクルのくらし」では、和人との交渉が頻繁になる以前の上川アイヌの生活を紹介。狩猟、漁労、採集の様子などが分かる。収蔵する民族資料はアイヌ関係のものを中心に2,000点を超える。また、アイヌの人々やそれ以前の古代の人々、明治以降屯田兵として入植してきた和人など各時代の住居を復元移築(竪穴式住居・チセ・屯田兵屋)。
「北国の自然と人間のかかわり」をテーマに旭川と周辺の地質・地形・気候・生態系及びその形成過程を詳しく知ることができる。
特別展示室・郷土学習室では、特別展や体験学習を開催、自然や歴史を楽しみながら学べる。
知里幸恵の遺稿ノートが収蔵されている。

旭川市博物館
〒070-8003 北海道旭川市神楽3条7丁目(大雪クリスタルホール内)
TEL:0166-69-2004
FAX:0166-69-2001

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:10~5月の毎月第2・4月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、年末年始(12月30日から1月4日まで)及び施設点検日
駐車場:あり

<アクセス>
旭川空港から車で40分。JR旭川駅南口西側から徒歩で10分程。
バスでは旭川電気軌道28番、93番、道北バス443番「大雪クリスタルホール前」(神楽3条7丁目)
道北バス444番「旭川道路事務所前」
旭川電気軌道80番、81番、道北バス14番、43番「神楽4条7丁目」など。



知里幸恵記念文学碑

叙事詩ユーカラを「アイヌ神謡集」として世に出し、19才の若さで亡くなった知里幸恵(チリ ユキエ)の文学碑。1990年(平成2年)、北門中学校校庭に設置された。「小さな滴一つでも素晴らしい力を夢を持っている」というアイヌの教えを表現しており、文学碑には「アイヌ神謡集」の一節が刻まれている。
北門中学校では、校舎の一室を資料室(北門中学校郷土資料室)として解放(見学には事前連絡が必要)。知里幸恵に関する資料や、アイヌ民族の女性で長く教員を務めた荒井和子さんが寄贈されたものを展示している。

知里幸恵文学碑
〒070-0824 北海道旭川市錦町15丁目北門中学校校庭
TEL:0166-51-1431(北門中学校)
FAX:0166-51-1432

開館時間:見学については旭川市博物館の公式サイトを参考
定休日:旭川市博物館の公式サイトを参考
駐車場:あり

<アクセス>
旭川空港から車で40分。JR旭川駅から車で10分。



アイヌ文化の森・伝承のコタン

旭川市北部の自然公園「嵐山」園内にある旭川市博物館の分館。アイヌ文化の保存と伝承のため「チセ」と呼ばれる住居や「プー」pu(食料庫)、「ヌササン」nusasan(祭壇)などが正確に復元されている。嵐山の地に建てられたのは、上川アイヌの人々が「チ ノミ シリ」ci-nomi-sir(我ら・祈る・山)「聖なる地」としていることや、コタンを川筋に営んでいたことなどに基づく。
「チセ」建築に関わる儀礼、建築過程を写真で解説。植物採集に関係する川筋のアイヌ語地名や、上川アイヌの史実も展示。
屋根や壁に使われている笹。笹葺き作業は、女性が主役で男性は笹の運び役を担っていたそう。

〒071-1248 北海道上川郡鷹栖町字近文9線西4号
TEL 0166-55-9779

開館時間:9:00~17:00
定休日:毎月第2・4月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、年末年始(12月30日から1月4日まで)及び施設点検日
駐車場:あり

<アクセス>
旭川空港から車で50分。旭川駅から車で30分。



旧第七師団覆馬場

唯一現存する覆馬場の遺構。
明治32年に設営された旧第七師団(陸軍)。多くの軍馬や乗馬訓練等を必要としており、厳寒の北海道に対応すべく考え出された。建物はレンガ造りの平屋で、屋根面には採光用の高窓と砂ぼこりを排出する小さな越屋根があるのが特徴。現在は旭川市内バス会社・通称あさでんの整備工場として使用されている。

旧第七師団覆馬場
〒070-0873 旭川市春光3条7丁目
TEL:0166-25-7558(旭川市教育委員会 社会教育部 文化振興課 文化振興係)
FAX:0166-25-8210
駐車場:あり

<アクセス>
旭川空港から車で50分。旭川駅から車で25分。



旭川で食べる


ラーメン

「醤油といえば旭川ラーメン」といわれるほどよく知られています。市内には専門店が200軒前後、メニューのひとつとしてラーメンを提供する店を含めると400軒以上。
かつて旭川は養豚業が盛んだったこともあり、廃棄する骨まで活用しようと豚骨スープが考え出され、食堂などで利用されていました。豚骨の匂いを消し、なおかつよい風味を加える工夫として、煮干しや昆布など魚介類を合わせるようになったといわれています。
旭川の冬は氷点下20度以下にもなる厳しい寒さ。表面に油を浮かせた冷めにくいスープをからませる色白で水分の少ない中太縮れ麺などが特徴です。

画像7

「らぅめん青葉」のラーメン

画像8

旭川らぅめん青葉 本店
〒070-0032 北海道旭川市2条通8丁目 2条ビル名店街
TEL:0166-23-2820

営業時間:9:30〜14:00/15:30〜19:50(日・祝〜18:50)
定休日:水曜日(祝日は翌日)
席数:20席
駐車場:なし
メニュー:醤油ラーメン750円~(塩・味噌。お子様ラーメン650円もある)

<アクセス>
旭川駅から446m。

昭和22年創業の老舗
豚骨・鶏ガラ+鯵の煮干・鰹節・利尻昆布のダブルスープ



ジュンドッグ

画像7

wikiより「チキンカツ入りジュンドッグ」

主に旭川名物として知られるファストフード。
北海道美瑛町の洋食レストラン「洋食や 純平」が発祥。旭川市で販売されるものは、有限会社ピジョンの店舗「ピジョン館」で製造。

フライにした具材を特製ソースにくぐらせ、ライスで包み、崩れないように圧縮させた棒状の(洋風)おにぎりの一種(海苔などが巻かれない)で紙包装ごと手に持つスタイルで食される。旭川市民の間で高い認知度を誇るが、それ以外の地域では認知度が低い。

「純平」製のジュンドッグは、作りたてをテイクアウトさせる方式。店名の由来は「人名ではなく親しみのある名前・漫画より」と青柳裕介の作品『土佐の一本釣りPART2 純平』から。
ピジョン製のジュンドッグには、エビフライ・チキンカツ・あらびきソーセージ・えび大葉巻など。無農薬有機栽培米・黒米・天然由来の調味料のみを使用するなどといった方針をとっています。

○主な販売場所
旭川市
・スタルヒン球場
・旭川市旭山動物園
・旭川医科大学病院
・旭川市立病院
・旭川厚生病院
・道の駅あさひかわ
・JR旭川駅キヨスク
・イトーヨーカ堂


美瑛町
洋食や 純平(洋食とCafe じゅんぺい)

〒071-0208 北海道上川郡美瑛町本町4丁目4-10
TEL.0166-92-1028

営業時間:11:00~(売り切れ次第閉店)
定休日:月曜日
駐車場:あり(18台)
席数:48席(小上がり:3卓、テーブル:10卓、カウンター:2席)
平均予算:1,200円(海老フライのジュンドック390円)

<アクセス>
JR富良野線美瑛駅より徒歩10分。車では道央自動車道旭川鷹栖ICより45分。

純ドッグなどの軽食の他、海老丼やポークかつ定食も充実。扱う肉は道内産を厳選。タレやドレッシングはお店自慢の自家製。



見学の後に食べ歩きもいいですね。

ラーメン一杯できっとお腹いっぱい。笑


改めて調べた情報ですが、変更もあるかと思います。

出かける前にご確認ください。


200928 YUHUA O.

あなたのおかげで、勇気と希望が湧いてきますッ!