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毎日超短話236「空白」

手帳に空白があると、自分になんの価値もないんじゃないかという気持ちになってしまう。

とりあえず花とか蝶とか雲とかを書いて、その気持ちを落ち着かせていると、その絵が動き出して、手帳から逃げていった。

また空白ができる。
そこに文字が浮んでくる。

「何もない日は、何もないことに価値があるんだから」

文字はすぐに消えて、また空白になった。
心が少し、落ち着いた。



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