「言葉で伝えないとわからない」のが人間
「伝えるのが苦手」
「なかなか相手がわかってくれない」
「言ったはずなのに・・」
伝え方で損する人と得する人がいるというのは、
なんとなく聞いたことがありました。
「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」
この本を読むと、伝えることの大事さがよく分かります。
以下本書を読んで特に面白かったこと3点説明します。
①言ってくれないとわからない。
自分が思っている何倍も、言葉で伝えないと想いは伝わりません。
こんな問題が本書に載っています。
答えは。
水なんて、ほとんどの人が違いはわからない。
それなのに、言葉で丁寧に説明を受けると、
「ああ、確かにこの水は美味しい!何かが違う!」
と思ってしまう。
人は、言葉で伝えないと分からない。
と言うことがよくわかる例です。
一番の味付けは自信?
僕の家の近所にも「うちのコーヒーは日本一」って毎回言う喫茶店があるのですが、確かになんとなく美味しく感じます。
最初は「そんなことないだろ・・」
て思ってたのですがいつの間にか、
「確かに美味しいかも」
に変わってしまいました。
謙虚にすることも大事ですが、
「自分が良いと思ったことは良い!」
と言い切ることで結果が大きく変わるのだろうなと思います。
②言い換えでマイナスをプラスに変える
ネガティブな言葉でも言い換えることで、受け取り方が大きく変わります。
例えば、
このように言い換えるだけで状況は一緒なのに、
ポジティブな気持ちになり、動きたくなります。
言葉って不思議です。
どういう言葉を乗せるかで、
伝わり方は大きく変わるのです。
不安ではなく修行
本書のなかで、「不安」を「修行」と言い換えていることが印象的でした。
不安だと心が重くなるけど、
今は修行しているんだ。と思えば何か動けそうな気がする。
他にも「優柔不断な自分が嫌です。」
ではなくて、
自分は「しっかりと物事を考えられる人間です。」
と言う方がきっと行動的になれると思います。
③話がつまらない人は「フリ」不足
フリとオチとは、
「振れ幅を大きくして、より価値を見える化する」手法です。
話が上手い人はフリとオチをうまく使っています。
例えば本書にはこんな例が載っています。
全く同じ事を伝えているのに、フリがあるかないかで相手に与える影響力は何倍になります。
仕事でもフリとオチは大事
フリとオチは仕事でも応用できます。
書類を徹夜で作り上げ、上司に報告する場面。
そう聞くと「言葉が上手い人ばかり贔屓にされる。」
と嫌な気分になりますが、それでも伝える努力はやっぱり必要です。
美味しい水です!とわざわざ言われないと伝わらないように、
「大変でした!」と伝えないと、想像以上に難しさが伝わらないのです。
まとめ
今まで「伝え方」なんて小手先だと思ってました。
大事なのは経過であり、結果だと。
それが本書を読んで、「ああ、伝えないとダメだな」と素直に思いました。
人間は伝えないと、わからない。
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