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地球の本能

今、ぼくは「欲求の偏り4タイプ診断」にハマっている。

さて、興味があればやってみて欲しいが、僕からは細かい解説はしない。
本来は解説したがりではあるが、既に10年以上前のモノであり、岡田斗司夫本人によるたくさんの解説がある。

他にも同様な性格診断(MBTIなど)はたくさんある。
しかしそれらは、自分自身を知ることがメインで語られていて、
そして細分化されているため、情報が多い。

それに対して、欲求の偏り4タイプは、4つとシンプルで、
自分自身だけでなく、相手への対処方法が解る点で優秀だ。
コミュニケーションを行う上で、攻略法があるのはとても重要。

そして結果についても妙に納得が得られた(これは人それぞれの感想を持つだろう)

これには解説の書籍もある。

本記事はその後半に書かれている、
なぜ4タイプに分かれるようになったのか?の仮説
に対して、僕なりの理解をメモしておきたくて書いている。


まぁとりあえず診断テストしてみてくれ

僕のデータ取得のためにも、
やってくれるなら何タイプだったかコメント欄に書いてほしいです。


ネットで画像検索すると、いろんな人が図にしているよ

僕は以前にもどこかのコメント欄で書いたように「法則型」です。
僕のnoteを読んでいれば、まぁわかりますよね。

物事のしくみ・法則を自分なりに理解したり、発見したり、推測したり、仮説を立てたりすることに喜びを感じるタイプです。

自主性が強く、何をするにも理由が分からない場合苦痛を感じてしまいます。 成功しても、なぜ成功したのかわからない場合は、落ち着かなくなります。 逆に失敗しても、失敗の原因がわかれば結果に嘆いたりしません。 常に一歩引いているニヒリスト。 本当のことだからと、言わないほうがいいことも、つい口にして嫌われることもありますが、 現実をシビアに判断できる参謀タイプとして活躍する人です。

行動パターンが決まっている傾向が散見され、いつも行く店が決まっている場合が多いです。 せっかく計画したことが他人のわがままで無駄になったときに腹をたてますが、感情的になっても立ち直りが早いです。

法則型の有名人:池上彰

FREEex: 4-types Determination Test(Japanese) (four-types.appspot.com)

なぜ成功したのかわからないと落ち着かない」なんてのは凄く良く解る😁


なぜこのように4つのタイプに分かれたのか?

欲求の偏りは、本能と内面の間にあるらしい。
性格よりももう少し大枠のカテゴリに位置づけられる。

画像検索するとすぐ出てくるさ

「人生の法則」の後半には、なぜこのように4つのタイプに分かれたのかが解説してある。著者、岡田斗司夫も仮説としている部分だが、なかなかに理解が難しかった。

そもそも、法則型の人間以外それほど興味を持たないモノかもしれない。


4タイプは社会維持のための仕掛け

ざっくりと引用しながら要約すると、

- 人間は本能が壊れた動物
- 本能は個体維持のためだが、4タイプは社会維持のための仕掛け
- 人間は割と簡単に他人の為に死ねる。子供のため、恋人のため、お国のため、宗教のため。。。
- 自分の寿命や財産を縮めることをいとわない存在

人生の法則「欲求の4タイプ」でわかるあなたと他人より

本能(生存)よりも重視するものが人間に生まれた。つまり、社会を維持することを重視するのが、人間と言える。

なぜ4タイプは存在するか?

- それは「文化」を上手く確実に伝えるため。
- 文化は壊れた人間の本能を肩代わりするため。
- 文化は4タイプがそろえば上手く伝わる。
- 江戸文化で例えると、膨大な行動様式やシキタリ、言葉や流行、歌や踊りなど一人の人間が覚えたり体言はできない。
- 正しい、同じ江戸文化を次の世代や正しく理解していない人に伝えるには、大きな声でアナウンスする(注目型と指令型)。
- 正しい雰囲気は注目型、最新トレンドは指令型が担う。
- 表層のトレンドではなく、その芯の部分は理想型が、古い伝統を変えるべきかには法則型の論理判断や指令型の損得勘定が役に立つ。

人生の法則「欲求の4タイプ」でわかるあなたと他人より

なんとなくわかるような、わからないような。

岡田斗司夫は、「文化」が人間の上位概念にあたり、文化が生きていると考えた。その文化が動物的本能として、人間を生かしていると考えたようだ。文化が生きるために、人間はタイプ分けされて、活用されているという感じか。

遺伝子や種を残す事と、文化や情報を後世に伝えようとするのが似ているのはなんだかわかる。そして、そういう風に考えると、人間の本能が壊れていると表現するのも、文化が人間を生かしているというのもわからなくもない。


4タイプの情報処理

4タイプを元にオリジナルで作成

クロスの位置にある関係は、互いに理解はできないが相性は良い関係である。つまり、利害が一致する関係にあると言える。

僕のイメージでは、
注目と法則は「一般化、抽象化」といった広げる方向性を持ち
指令と理想は「集中・具体」という、深める方向性を持っている
ように解釈した。

情報を、知らない相手に、正しく・多くの人に伝えるには、このバランスが欠かせない。確かに、情報を広く伝えるための要素のように思える。



人間はある種のメディアと同じである

メディア、つまり記憶媒体である。
物語の中でも、以下のように登場する。

「人間の意識は何かに働きかけられて初めて反応する。それまでは空っぽで、何の意識も発生しない」

人生の法則、ミームとさよこ先生の会話より

諸法無我、色即是空というか、
スピリチュアル的にも言われる、「身体は魂の入れ物」のような表現

下の表は、僕がスタエフでくまさんとの対談で紹介した、
「四苦と相対性理論」の表だ。

四苦と相対性理論

生と死を相対的に見てみると、それぞれ4つの状態が存在するように思う。

ゾンビとは、頭を使わないサラリーマンのようなもの(社会的死も含む)
言い換えると「社会性が無い」ことを言う。

英雄とは、あなたの心に死してなお残るカリスマ(英雄)
社会的に影響力があるため、「精神的には生きている」と判断する。

このように
入れ物としての生死と、
魂の生死が、
それぞれ実際の社会で存在することがわかるだろう。

この精神的部分は、情報・コミュニケーションなどから生まれた。
いわゆる社会や文化にあたると言っても過言ではない。
なぜなら、言葉によるコミュニケーションを取るのが人間で、動物にはできないことだ(できても人間ほどではない)。本能とは違う、ただ種や遺伝子が保存されれることとは明らかに違うことはわかると思う。


メディアを言い換えていく

記憶媒体というと、何ともわかりにくい。
直接的にメディアで言うと、CD-ROM、ハードディスク、フラッシュメモリーなどがあり、最近ではクラウドに保存するようになった。

これと人間が同じというのはどういうことか…?

人間が残してきた物を考えてみると、
・言葉(書物)
・絵画
・彫刻
・音楽
があると思う。

歴史的に見ると、どう考えても「宗教」によって発展したものだ。

書物は、聖書、法典、経典
絵画は、宗教画や巻物(掛け軸や屏風)
彫刻は、彫刻や仏像
音楽は、聖歌やお経

それぞれ、発生した当時をより正しく、広く伝えるために情報が形を変えて残されたものだ。そして、それを作ったのはヒトだ。
残したいと思ったのか、残すように命令されたのか。
考え方によっては、文化(宗教)に生かされているとも言えなくもないよね。


情報処理の4タイプを言い換えていく

人間が文化に生かされたメディアであるとすると、
情報を正しく処理し、理解する必要がある。
それが4つのタイプに表された、偏りだと考えるが、どうもわかりにくい。

では4タイプを言い換えてみると、
近い考えとしては、五感かなと思う。(4と5で合致してないんだけどね)

つまり、
視覚、聴覚、触覚、嗅覚(味覚はちょっとよくわかんないので放置)と考える。

同じ事柄・環境・文化に対して、
視覚情報を得意とする人、
聴覚情報を得意とする人、
触覚情報を得意とする人、
嗅覚情報を得意とする人
それぞれがいると、より正確に伝えられそうな気がするが、どうだろう?

要は、情報のどの要素を切り取って取り入れるか?
どの要素を切り取って発信するか?
という違いがあって、
それぞれの特徴がある方が、より詳細に伝わるようになると思う。


文化を例えていく

文化は宗教ばかりではない。
現代で言えば、家族やコミュニティーといった小さなものもあれば、
音楽で言えば、J-Pop、K-Pop、ロック、ヒップホップなど、細分化されてそれぞれが継承されている。
漫画だってそうだ、先人の技法やオマージュも近年ではとりいれられるよね。(音楽ではサンプリングともいう)

ジャンプ内でオマージュするのは別にいいと思うぜ、呪術


みうらじゅんさんも言っておられるけれども、
「仏像は現代でいうフィギュア」だったんじゃないかと。
その時の文化や、支配構造などを盛り込んだ、芸術品でもあるり、アイドルでもあった。

日本人の、八百万の神や神仏習合は、現代の漫画やアニメに活きていると思うし、日本料理なんかもそうだろう。日本のカレーやラーメンはもはや原型をとどめていないが、明らかに外来種だ。これがまさに日本文化ではなかろうか。
日本文化として、
「外来のモノを取り込んで、これまでのモノに融合して楽しむ」
物だよね。大昔から現代に至るまで、あまり海外の文化では見当たらない、日本独特のモノではないかと考えます。

そうすると、文化が生き物のように人を動かしていると考えるのも、なんだか納得がいくように思う。


メディアは十分に行きわたった?


我が国日本では、
少子高齢化、人口減少が何か大きな問題と捉える論調がある。
よくよく考えてみると、「なんで?人口減少は当然でしょ?」
って僕は思う。
無条件に人は増えるのか?疑問に思わないか?

人口減少しているのは、先進国だけで、
地球の人口はまだ増え続けている。
しかし、増え続けることは食糧問題にぶつかる。

なぜ、増えなければならないのか?
なぜ、増えなくなったのか?
その点についてはあまり考えず、
少子化対策などと議論がされているようでならない。

日本の人口は、減少するが、0にはならない。
どこかの数値で安定するはずだ。永遠に増えるはずがない。
増えすぎただけだし、生物的に考えても自然だ。
微生物であっても、対数増殖期があるように、爆発的に増える時期はあるが、そのあとは落ち着く。(正確には餌が無くなって死んでいくが)

この後の仮説に続くが、
人口は日本文化を正確に維持するための人間の数に落ち着くはずだ。
こういうことを書くと、将来的に生き残るとか、優性思想とか。。。
なるほど、こういうことから生まれてくるのかと感心したりするが、
特定の人にとって都合の良い優性などは非常にくだらない。
どこぞの、「信じれば救われる」的なこともない。
なぜならば、選んでいるのは「文化」の方だから、我々メディアには関係のない話だ。


一旦まとめると…

ちょっと難しい話をしているかな?

我々人間は、生物的本能を失い
代わりに文化に生かされるメディアだ。

というのが、岡田斗司夫の仮説なわけで、
ここまで(書いて人に伝えることで)で、実際に起っていることと紐づけながら書いてきた。
僕は書くことで、ようやく理解出来てきたが、
読んでいるだけの皆さんにはわかりにくいかもしれない。

文化に生かされている

「本能を失う」
であったり、
「人間はメディアだ」
といったところまでは分かるが、

「文化に生かされている」
というのはなかなか理解しがたいものがあるのではないだろうか。

僕なりに考えた仮説をこれから紹介する。


地球の本能


「地球の本能」は、この記事のタイトルでもある。
(もうすでに覚えていないかも)
そもそも、「生物的本能」というもの自体、人間が勝手に解釈したものだ。

なぜ人は生きているのか、子孫を残し、命を繋いでいくのか?
どうやら動物や他の生命も同じようだ。
そうか、我々生命は自らの種を残す事、それが生命に刻まれた本能だ!
そう思ったかどうかはわかりませんが、だいたいそうだろう。

その前提を壊す。
物事を相対的に見ることが重要だ。
人間が主体ではなく、その置かれた環境側から考えてみる。

僕の仮説は、
そもそもその「生物的本能が間違っている説」です。
言い換えると、「地球が本能としてログを取っている説」です。


地球が本能的にログを取りたい。
そのために生まれた道具(メディア)の一つが、遺伝子だった。
ATGCという4つの塩基配列で、情報を引き継ぐ仕組みを創り出し、
それを生命とした。
地球によってあたかも、
種を残す事を本能とされたかのように、生命は遺伝子を繋ぎ続けた。


天変地異が起きたり、やたらと不安定な環境は、
遺伝子変化を起こさせ、人間に多様性を与えた。
まるで多様性を広げるために地球が行った、「撹拌」のようなもの。
生物の進化や多様性を持ったのは、環境変化へ対応する生存本能ではなく、
あくまでも地球の本能的エゴの為に生まれさせられた性質だと考えることが出来る。

そう考えると、遺伝子の不安定な性質にも理解が出来る。
簡単に変異したり、余裕でコピーエラーを起こす。ひどい。
だから病気があるし、多様性が生まれる。

地球の様々な試行錯誤の末、
遺伝子の突然変異(進化)の結果、
ホモサピエンスが今現在地球のログを取る”大きな意味のメディア”として
なかなか優秀だという状態なのかな。


僕たちはイイ感じで、過去のログを追えているように思う。
だって恐竜じゃできなかったよね。

自画自賛のようだが、今のところ最高傑作のホモサピエンスは、
この撹拌の中で、数千年で遺伝子と似た記録媒体を生み出した。
それが、言語や芸術と呼ばれる記憶媒体を生みだした。

情報の構成・進化はさらに進み、
ATGCの4つではなく、もっとシンプルな0と1のデジタルで表現する媒体を活用するようになった。
それによって情報のやり取りは簡便になり、最近では地球の出来事ログを0と1で残す事に成功した。


地球は自らのログを、細分化してログを取り始める。
それが「文化」というものであろう。
文化のログを残すために、ホモサピエンスを活用し、
遺伝情報と文字やデジタル媒体で現在から過去の情報を残し始めた。


人間の行動の不思議を考えてみる


人間が生まれる前の情報(化石とか地質学とか)を
なんで人間は欲するんだろう、不思議じゃない?
だってあんまり役にたたないよね。

でも、地球が欲しがっているので、
「考古学文化」が僕たちに調べさせているんじゃないか
な、
なんて思うんだ。

そう思うと、人間の不思議な、理解できない衝動も
地球が仕込んだ撹拌なのかもしれない。
文化に突き動かされて行っているだけの事なのかもしれない。

さては地球、俺たちで実験してやがるな?


まとめ


いろいろと、地球の本能だとか書いたけれども、
それは法則型の悪い癖というか。
僕の欲求のまま、書かされている気がする。


さて、欲求の偏り4タイプに戻そうか。

なぜ4タイプに分かれるのかというと、
情報を正確に広く伝えるためだったね。

その性質を理解し、活用することで
コミュニケーションが円滑になるというものだ。


今僕は、所属する企業において、
マネジメント研修としてこの4タイプを活用したマネジメントを実践しています。上司部下の関係、上手くいってない理由が、4タイプを確認することで、よく解るようになった。

上司部下だけじゃなく、家族や様々な人間関係において
広く役に立つ
なと感じているので、
是非皆さんも試してみてはどうだろうか?

長々と、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
タイプ診断やった人は、ぜひコメント欄に書いてください!
(以前書いたよって人も、書いてほしいです!)

それでは!


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