ライフコーチングって、なに?
私は、社労士・ライフコーチ・研修講師の3つの仕事をしています。その中でも最も説明が難しいのが「ライフコーチ」です。「コーチング」は、私がコーチングと出会った20年前から比べるとかなり世の中に浸透してきましたが、士業のように国家資格があるわけでもなく、様々な民間の認定団体があることも手伝って、コーチング?なにそれ?あやしくないの?と言われることも少なからずありました。
言葉での説明が難しいことは十分承知の上で、それでも私の経験から言えることと、私がどんな人の役に立てるライフコーチなのかを表現してみます。
カウンセリング、ライフコーチング、コンサルティングの違い
心の状態軸と、時間軸で表現した図でご紹介します。
私はライフコーチでもあり、社会保険労務士でもありますが、社会保険労務士として企業の経営者や人事担当者に向けて行っていることは、コンサルティングです。
社労士としてのコンサルティング時には、時間軸でのヒアリングは過去現在未来すべて行うのですが、提供する価値としては近未来の課題解決策の選択肢の提示であり、進む道(答え)の選択肢は基本的に私が提示します。
それに対して、ライフコーチングは過去現在未来の自分について学ぶことそのものも価値(自己基盤が整うので)ですし、進む道(答え)をクライアントが自分自身で発見・創造するサポートをすることがライフコーチングです。コーチである私が答えを用意することはありません。
私はカウンセリングはしませんが、数年前から月に1回カウンセラーのセッションを受けています。過去の心の傷を癒すということが元々の目的でしたが、今はもうその傷は乾いて治っているので、コーチングとは別の角度から自分を知り、心のコンディションを整えるために受けています。
ビジネスコーチングとライフコーチングの違い
・ビジネスコーチング:「目標達成」が目的のコーチングです。私が20年前に数年間トレーニングを受けたコーチングはビジネスコーチングでした。「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセス」であり、「自発的行動を促進するコミュニケーション」と定義されていました。
・ライフコーチチング:「成長」が目的のコーチングです。私が最近学び直したコーチングがライフコーチングでした。自分自身が過去現在未来中で何を思い、何を感じ、何を恐れ、何を望んでいるのか、自分について広く深く言葉にしていくプロセスの中で、自己基盤(心の土台・基盤)が安定していき、人間的な成長を遂げ、望む人生に向けて自然と行動が起きるので結果的に目標達成に至るのがライフコーチングです。
私は「自分の本音と現状のメリットの間で葛藤する人」のためのライフコーチです。
「本当は転職したい、でも、現状の収入や人間関係は悪くはない。」
「本当は子供との時間をもっと取りたい、でも、今のままでいた方が変化に対応するエネルギーは使わなくて済む。」
「本当は独立起業したい、でも、会社員の安定収入は手放しがたい。」
これらは、過去の私が持っていた迷い、葛藤です。「本当はこうしたい…」という気持ちが心の奥底にずっとあって、ふとしたときに葛藤する気持ちが湧くものの、その気持ちをなんとか抑えていました。
チャレンジしたい気持ちも、変化を恐れる(めんどくさがる)気持ちも、安定を手放せない気持ちも、どれも本当の自分でしたが、「本音」というところでいうと、「自分が本当に望む人生のためにチャレンジしたい気持ち」が私の本音でした。
本当の私の声を聞いて思い描いた未来は、子どもたちが小学生になったら「おかえり」と言ってあげられる環境をつくっていたい。仕事は、自分が決めた時間にしたい。そのためにも、本当は社労士で独立したい。本当はライフコーチになりたい。本当は研修の仕事もしてみたい。そして何より、本当は子供たちの成長を一番近くで見守ってサポートしたい。
この自分の「本音を起点」にして生きるには、収入や慣れ親しんだ人間関係は一度手放し、チャレンジする必要がありました。
チャレンジするには恐怖感があって、自分が何が怖いのか、知る必要がありました。だから、コーチングを人生に取り入れることにしたのです。
私が望む人生を言葉にして、自分の中にある恐れを言葉にして、どうやったらできるかを言葉にして、これらを何度もコーチと話して、行動して、行動して、今があります。
本当の自分と、現状の自分。自分の本音と、容易には手放せない現状のメリット。この間にある迷いや葛藤に向き合い自分の本音を起点にして、一歩ずつ望む人生を歩んでいきたい人のために、私はライフコーチとしてサポートします。
私のライフコーチングのお申込みは、以下URLのお問合せフォームからご連絡くださいませ。
https://yuhasr.com/coach