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コロナ禍のなか発達障害のフィットネスインストラクターの小説を公開します

「艶やかに派手やかに」

私が2016年に書いた、現代日本を舞台に発達障害のあるヒロインの成長を描いた小説のタイトルです。ヒロインは学校時代を経て就職後につまづき、発達障害の診断をされて再就職しますが、それでも理解を得られず鬱屈とした日々を過ごします。そんななか、ストレスで太ってしまったことでやせるために通い始めたフィットネスクラブで、エアロビクスに出会い、優れた先生に出会います。それを機に、スタジオインストラクターに転身し成長していきます。それからは、後輩の指導をしたり、同じような発達障害のある子どものための運動教室で教えるようにもなります。400字詰め原稿用紙385枚でおよそ15400字程度。

艶やかに派手やかに

当時作った、小説の表紙のイメージ。

この小説は、私が発達障害を抱えた経験と、フィットネスクラブでエアロビクスやヨガをやるためにスタジオ通いをしていた経験から生まれました。2016年にアメーバブログで出版を目指していることを書き、リアルの場でも周囲に宣言していました。しかし出版社が見つからず、原稿は眠ったままになっていきました。ただいつかは、できればオリンピックの年までには、公開したいと思っていました。

それから2020年になり、コロナウイルスが拡大しました。オリンピックは延期。外出自粛、休業要請により、全国のフィットネスクラブは軒並み休館となり、フリーランスのインストラクターは収入がゼロに。そんな状況が2か月も3か月も続いて、インストラクターの方々は追い詰められています。中にはZoomを使ったオンラインレッスンを始める人、他のアルバイトで食いつなぐ人もいます。クラブに通えないのは会員も同様で、私も4月7日に緊急事態宣言が出て以降、通えずにいます。最近になって緊急事態宣言が首都圏でも解除されそうな兆しが見えてきましたが、当面は第二波を起こさないための新たな生活様式が続き、活気が戻るには時間がかかるでしょう。

そんななか、世の中では自営業者やフリーランスを支えよう、という動きもさかんになってきました。noteもそうした動きを支援しており、活用事例がいくつも紹介されています。

そこでこれを機に、小説「艶やかに派手やかに」をnoteで公開することにしました。1日3000~4000字程度のペースで公開していき、1~2か月程度で完結させます。記事はマガジンにまとめます。

発達障害の人が得意を伸ばせる仕事に就いてめでたし、だけで終わるのではなく、コロナパンデミックによる混乱という予想外の事態に、ヒロインがどう向き合うのか。そこまで描くことで、より奥行きのある作品に発展できるだろうと考えています。また。当時の原稿を読み直したうえで、書き直しもしていきます。

発達障害への理解と、フィットネスクラブに活気が戻りまた運動が楽しめるようになること、誰もが輝ける社会を目指して。

ぜひご覧ください。

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