「直感」文学 *チェック、チェック、チェック*
チェック柄。
それに私は心を奪われ続けている。
いつからそうなってしまったのか、私には想像も出来なかったけれど、気付けば私はチェックに心を奪われて、心のずっと奥の方に眠る、チェック柄を欲する心がズキズキと疼きだす。
「チェックをおくれ」
そう言われているようで、なんだか少し心地良い。
私は自分の心に応えるようにして、チェック柄のシャツを着る。
そうすると心は喜んで、素直に笑った、
ねえ、ほら、
もっと笑って、もっと笑って。
私はそう心に言葉をかけて、ただ素直に笑っているのだ。
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