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ものづくりへの使命は子どもたちへの未来につながっている。

「牛の命を頂いている」→「命あったものに再び命を吹き込む」
それが、yuhakuとして、ものづくりへの使命と考えています。
この使命感をしっかりと抱いたのは、正直なところ数年前のことです。
きっかけになったのは、焼肉屋「にくがとう」さんでした。

命あるお肉に感謝をもつ=ありがとう(にくがとう)
すべての人に感謝をもつ=ありがとう(にくがとう)

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という気持ちで運営する焼肉屋さんでのことです。
ホルスタインのオス牛は、生まれて来ても喜ばれない命として扱われている事実をご存じでしょうか。
メス牛は乳牛として大切に育てられるのですが、オス牛は安価でしか扱われないため、短い一生で終えているのです。
しかし、「にくがとう」のオーナー三浦さんの地元山形県の庄内地区では
そのホルスタインのオス牛を育てる文化があるのですが、現在では3軒しか飼育農家さんが残っておらず、ここで絶やしてしまってはと一念発起し、復興チームを結成し、そのチームで買取りし育て上げ、お店で提供しています。
しかも、1頭1頭に名前を付けて!!
そうすることで、1つの命だということを忘れずに、感謝をもって育てる意識が高まるのだと考えているということです。
店内にはその牛の写真が飾られ、そしてテーブルに運ばれてくるその子の「お肉」
もう、感謝しないで食べるわけにいかないじゃないですか!!!!

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そこで、考えさせられました。
良い部位だけを選定して作る革製品はお客様にとっては嬉しいことではあるかもしれないけれど、副産物とは言え、人間の都合で生死を決められた牛の一部。
「命を頂いている」と考えたときには、良い部位だけを選定するという行為は、命の重さには全くかなわないと。
天秤にかけるまでも無いと、思うようになりました。

とは言え、商品の品質の低下も選べない。
そこで、小さなキズやシミのある革には、レーザー加工や型押し、手もみ加工をすることで、出来るだけ無駄を出さずに革を使うこととしました。
手間は掛かれど、命の重みには変えられない。
自分は元々、もったいない精神がある人間なので、なんとか使いたいといつも思ってはいたものの、なかなか二の足を踏んでしまっていたのですが、この出会いをきっかけに、言い訳せずにその一心で研究開発が出来るようになり、さらには、経営という目線からの無駄をなくすこと以上に、正しく無駄をなくすことを語れるようにもなったのです。
また、世界一美しい革製品に生まれ変わらせてあげたいという気持から、「命あったものに再び命を吹き込む」という感覚も生まれたのです。

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yuhakuでは、サスティナブルな行為として
①使い捨てではなく、永く愛でることができるものを作ること。
②廃液の出ない手染めを続けること。

現在はこの2つを創業時より行っているのですが、まだまだ問題点は存在します。


1つ目は、思いがけなく付いてしまった傷による売るに売れない商品の存在です。
そこで、「命あったものに再び命を吹き込む」感覚でものづくりしているブランドとして、そのまま倉庫にしまっておくのはアンサスティナブルであるため、この商品を状態に応じた金額設定を行い販売するだけではなく、購入頂いた金額の一部(20~30%)をサスティナブル事業に使用するという活動をスタートすることにしました。
今までの世の中では、ブランド価値をさげてしまうアウトレット販売も
社会貢献の一環としてのサスティナブルな行動に変化させることにより、
より価値を上げるものに変わると考えます。

2つ目は、極力廃材を出さないようにと考えていても、必ず発生してしまう廃材。
それを全て使用しようと「廃棄革ゼロを目指す活動」を計画しています。
まずは、アイデアを駆使し元の革を活かしつつ、新たなものへとアップサイクルさせる活動。
次に、リサイクルのための素材開発。
現在、リサイクルレザーという、革を細かく粉砕し樹脂と混ぜ合わせたものが存在していますが、これ以上のものが作れないものか、他の企業や大学と研究を行い、革業界全体を巻き込んで、これからの革業界の未来を切り開く活動も検討し現在スタートアップに向け準備しています。
※実は1つ目の売上の一部はこちらの事業に投資させていただきます。

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こちらには、多くの知識と技術、そして開発への時間を要すると考えていますが、この活動への有識者や賛同いただける方がいましたら、是非、ご協力よろしくお願い致します。

子どもたちに未来ある地球を存在させるためにも、少しでも出来ることを考えています。

追記
ちなみに、にくがとうさんで育てているホルスタインですが、庄内牛のプレミアム牛である上に、別格な長期肥育、特別なエサ、月山ワインのもみがらを与えるなど、とことんこだわり、本当に愛情をもって育てております。
にくがとうさんでは定期的に3カ月に一度ぐらい食べることができるとのことですので、是非お問い合わせの上ご賞味ください。
http://www.nikugatou.com/



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