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テレビ会議システムでの授業。疲れにくくする視点の置き方とは?

友人がFacebookでこのような投稿をしていました。でも自分は疲れない。もちろんZoom歴が長いのはありますが、その理由を考えてみました。(単なる主観ですので間に受けなくていいです)

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矢萩さんはライターもされていて、いつも鋭くてとっても尊敬している方。で、これを見た瞬間これだ!と思ったわけです。

14年前、初めてのオンライン講義でグッタリ

某大学の大学院にて理科系英語の授業に関わらせていただいていた頃。九州と広島、大阪の三地点を結んで授業をしていました。内容は体全体を使って発音を表現して練習したり、メロダインと言うソフトでイントネーションを学んだり、ドラゴンスピーチで音声入力して発音チェックしたり、と遊び心そのもの!

楽しいんです。でも疲れていました。毎回、それぞれの地点にはわずか10人ちょっとしかいないにも関わらず、200人くらいを相手にしている気分でした。

当時、考えていたのは、相手の顔や表情が分かりにくいので凝視してしまうから、大阪人としてつい笑わせようとして反応を取りたいのに分かりづらくてやりすぎるからというところ。確かに教室のスクリーンを二方向見ながら目の前の学生を相手にするのですから大変です。

Meetの大人数授業VS個人面談どちらがしんどい?

現在勤務校ではテレビ会議システムを使ったライブ授業を少し取り入れています。でも、大人数は疲れないのに個人懇談ではグッタリ。

普段は毎日、オンラインで授業をしていて、カメラをオンにしている生徒もいればオフにしている生徒もいます。普通に何本授業をしても疲れることはありません。個人面談では1対1。これを数本すると頭痛や目眩がします。みんないい子達で、和やかなのになぜだああ・・・

この理由を考えていた時に、先ほどのFaceBook投稿が目に入ったのです。

ポイントはカメラの下3cm。あえて言うなら誰も見ない。

さて、普段授業をしている時自分がどこを見ているか考えてみました。私はあまり相手を見ません。と言うのも、画面のあちこちを見ていると相手からすると目線があちこちに移動してしまうからです。

MacBookにはカメラがついていますが、ここを直接見るとちょっと顎が上がった感じになるので、その真下3cmほどのところをボヤーっと見ながら喋っています。なんなら、画面を二つに分けて右側のスクリーンに人が写っている状態でも、あたかも人がいるかのようにカメラに向かって話します。

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つまり、相手に視線をあえて合わせないことで疲れが減っているのではないかと個人的には考えています。

個人懇談ではどうしても相手に意識が集中する

一方で、生徒一人を相手にして話していると、画面の中の人そしてその目をどうしても見てしまいます。相手は今年初めて受け持つ高校1年生。こちらもものすごく気を遣って相手の様子を見ながら話します。確かに構造上実際に目を合わせているわけではないので疲れるのかもしれません。

しかも、画面から得られる情報は少なく、目と耳をフルパワーで使いますからその神経も疲れます。たまたま今日は相手の都合もあって声だけで話をする機会があったのですが、予定時間を大幅にオーバーしてもあまり疲れませんでした。何か関係があるのでしょうか。

視点をうまく合わせるように見せて話す方法

慣れるまでは、カメラの近くに小さな写真を貼ってその人に話すつもりですればそれとなく凝視せずに話せます。ブログを書くときやYouTubeを撮影するときもそうですが、無観客で話すのには慣れが必要です。そのためにもパソコンの向こうに誰かがいて、そこに意識をフワッと向けておくと言うのは一つのやり方です。

さいごに

わたしは画面にうつると大抵同じ顔をしているのですが、これには理由があります。若い時に自分の容姿が嫌すぎて、カメラ写りをよくするために筋肉をどう使えばどんな表情になるのか練習を重ねたのです。←若気の至りと笑ってください。だから、今はなんとなくカメラの前に座ると大体同じ表情で話せるようになりました。

とはいえ、相手もわたしの顔を見たいわけでもないので、ギガを減らすためにもスクリーンシェアをしてわたしの顔はあまり出さないようにしています。今後も分散登校とはいえガシガシリアルで授業は出来なさそうなのでしばらくこんな感じで工夫しながらオンライン生活を続けてみたいです。


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