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高校生の英語授業、単語テストや授業進度を委ねてみた

今年は高校3年生の授業を2つ受け持っています。片方は横並びの先生が決めた進度と本があるので、それを踏襲しています。もう一つは、決定権があるのであえてのノープラン。

最初の授業は、いろいろと自分のことを振り返って、未来を見て、伝えてもらいました。特に私が大事にしているのは、ルーチン。

歯磨きレベルの習慣をいくつ持っているか

ルーチンとは短い時間でできる勉強をいくつ回しているかを指します。そしてそれらが、「歯磨きしないと気持ち悪い」というレベルまで定着させられるか。それができれば成績は間違いなく上がります。

そしてそれをしようと思うと、悪い習慣を断ち切るしかないのです。さあ、なりたい自分、在りたい自分に対してどこまでやり切れるか。それこそ、自分で考えて回すルーチンです。

授業の内容の要望

生徒のレベルもやりたいことも全然違うのですが、何も聞かないで押し付けるよりも生徒自身が考えて書くことで自分ごと化します。結果的に、生徒が自分から学ぶようになれば万歳です。

目標の見える化、タスク化

どの時期までに何に取り組んでどんな状態になっておきたいのかを書いてもらいました。

単語テストは全員別メニュー

今回から、単語テストの本を廃止。自分の好きな単語帳で好きなペースで勉強させています。当たり前のことなのですが、どういうわけか多くの高校では同じペースで単語帳をやらせています。ニーズが違うのになあ。

IELTSや準一級の単語帳の生徒もいれば、シスタンやターゲットなどの老舗もいます。また、見たことのない本も。ワクワクします。

生徒が決めた範囲で、15分間時間をとって生徒が自らテストします。

単語テストで重要なのは「覚えられた基準」です。自分なりの基準を定めてテストしなければなりません。例えば、英語を見てざっくり意味がわかるのか、綴りまで書けるのかで随分違ってきますね。赤シートで隠しながらセルフチェックし、正答率だけ書いてもらっています。

さいごに

さらに、今度実力テストや健康診断の日は小テストをどうするのか悩んで生徒に聞きました。

【意見ください】Vintage小テストについて:
25日の実力テストと28日の健康診断の日についてです。
結果的に、両方やる方がいいと思います。時間的にも可能でしょう。意見をメールでもらえますか?(変な意味じゃなく、単に聞きたいだけです!)

この後メールが次々と舞い込み、全員賛成だったので(他のことをやりたい生徒に気遣いしつつですよ!)テストは続行です。

授業はできるだけ生徒に委ねるのが一番。理想は自分がいなくても回る教室ですから(^^)

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。



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