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こども写真のレシピ2 スマホの持ち方で写真が変わる

こんにちは。

今日は、スマホ写真のお話です。みなさんもスマホでお子さんの写真を撮ることは多いと思います。そのスマホの持ち方を変えるだけで写真がすごく変わりますよ、というお話です。

ちなみにこの話は以前youtubeに上げた動画を文章化したものになります。

僕自身、こういった解説は動画で見るより文章で要点だけを読むのが好みなので、今回文章化しようと思いました。

カメラ向きの角度による違い

まずはこの二枚の写真をご覧ください。

比較1

←は頭が大きく、足が短く見えます。

→は比較的すらっとした印象になっています。

同じ場所で同じ被写体を撮ってもどうしてこのような違いが出てくるのか?そのポイントはカメラの向き(角度)です。

「カメラ向きが見下ろしになると上部が大きく、見下げになると下部が大きくなる。」

本来まっすぐなはずのビルを下から見上げて写真を撮ると、上部が細い台形に写りますよね。上の二枚において、←の写真はカメラ角度がやや下向きになっており上部が大きくなってしまっているわけです。結果、頭が大きく足が短く見える写真になっています。

ビル見上げ_2

見下ろし

スマホの持ち方

さて、ここからが本題です。上記の性質を踏まえてどうすればスマホ写真が変わるのか?それは・・・

画像4

この持ち方を…

画像5

こう変えるだけ!逆さに持つだけです!

こども写真を撮る場合、多くの場合はこどもたちは我々大人の目線よりもだいぶ低い位置です。

こどもの目線で撮る場合、大人がしゃがんだりなどしてカメラ位置を下げようとしますが、従来の持ち方だとカメラ向きが下に向きがちです。

実際にやっていただくとわかりますが、従来の持ち方だと自然に下向きになってしまい、意識しないとカメラがまっすぐ前を向きませんし、手首にも負担がかかるのがわかると思います。

では、逆の持ち方だとどうか。やってみてください。

・・・・・・


やってみましたか?

カメラが下向きにならない!まっすぐ前を向きやすい!

これだけで写真の印象は全く違うものになるはずです。

ローアングルも撮影しやすい

この持ち方だとカメラ部分が下側になるため、自然と低いアングルからの写真が撮れるようになります。こども写真に向いている持ち方なんですね。低い位置にスマホを持って行っても手首に負担がかかりません。

比較3

←は従来の持ち方、→は新しい持ち方です。

・こどもの顔が見えやすくなった

・見下ろしだったので背景が床ばかりだったが、まわりの様子がわかるようになった

といった違いがありますね。

ぜひみなさんも試してみてください。


補足

見下ろし写真は上記のような特徴がありますがこれが絶対に写真としてよくない、というわけではありません。

特徴や性質を知り、それを使いこなすのが写真には大事なことだと思います。

今回の手法も撮影方法の一つとしてレパートリーに加えていただけると幸いです。

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