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わざわざ海外に旅行する理由は?

僕は留学期間中にイギリス内でも沢山の場所を訪れたし、ヨーロッパだとフランス、イタリア、ドイツを訪れました。もう本当に全ての場所が素晴らしくて、楽しい旅行でした。

しかし、海外旅行は国内旅行とは違った大変なことが沢山あります。ではなぜそんな大変なことがあるのにわざわざ海外旅行に行くのか、自分なりに考えてみました。

イギリスに留学する理由/準備の様子/留学中に書いていた日記は全てこちらのマガジンに載せているので、よければご覧ください。


海外旅行の大変なところ

まずは海外旅行の大変な所について書いていきます。

英語力

多分海外旅行に行けない大きなハードルの1つが言語だと思います。でも僕は正直旅行くらいなら、言語はそんなに通じなくてもいけるんじゃないかと考えてるタイプです。

旅行で使う英語なんて店員さんとの会話など必要最低限の範囲だし、ジェスチャーを使って説明してくれたり、分からないと言えば別の言葉で説明してくれたりします。しかも状況で大体何を言うかも予想できます。

だから現地の方との会話を楽しみたいなどでなければ、そこまで英語力は必要ないと個人的には考えています。ただ英語力がないと分かっていないのに、分かったフリをしてしまうことがあります。

僕の場合だとイタリア旅行でホテルにチェックインしようとした時に「〜なので、10ユーロ(1600円程度)支払ってください」と言われたのですが、の部分が全く聞き取れなかったことがありました。

でも既に説明してくれてるのに、僕のリスニング力が低くて聞き取れていないだけだし、改めて説明を受けたとしても、どっちみち聞き取れるか分かりません。だからその時は黙って10ユーロ払ってしまいました

もしかしたら支払わなくても良いお金だったかも知れません。英語力が低いとたまにこういう問題が起こります。ただその国への強い想いがあれば、こういった問題はある程度乗り越えられるはずです。

それよりダルいのが一緒に旅行に行く日本人の友達が鬱陶しい場合だと思います。どのような人が鬱陶しいのか個人的には2つのパターンがあると考えました。

1つ目は人の英語を馬鹿にする人です。話しかけられた時に上手く返せなかったり、聞き取れないことは当然あります。それを「〜も聞き取れへんのw」「さっき〜って言ってたなw」って言う人がいるかもしれません。

そんな奴がいるとそいつにイジられることを恐れて、みんなが英語を話さなくなり、その結果さっき書いたような分かったフリをするという問題が頻繁に起こって、トラブルも起こりやすくなります。

あと僕の場合だと3ヶ月という短期間ではありますが、留学に行っていたので、海外旅行に行った時は「お前留学行ってたのにその程度かよw」って言ってくる人がいるかも知れません。そいつとは絶対に縁を切ります

2つ目は英語力のマウントを取り合う人です。個人的な意見ですが、高学歴の人やTOEIC高得点を取っていて、自分の学力にプライドを持っている人にありがちだと思います。

発音が良い人を気取ったり、自分の方が英語聞き取れてますアピールをしたり、無駄な競い合いをします。別に日本人と英語力を競うために海外旅行に行く訳では無いので、本当に意味のない時間です。

だから英語力が低い人でも「聞き取れてるやん!」「話してくれてありがとう!」とか褒め合う友達と一緒に海外旅行に行けば全然大丈夫だと思います。もしピンチの時はGoogle翻訳を使えば何とかなります。

治安が悪い

日本は圧倒的に治安が良い国なので、特に意識することは少ないかも知れませんが、海外で旅行してる間は、ずっと様々な危険と向き合わなければなりません。

電車に乗った時など人混みの中に入る時は、スリに合わないように必死に鞄を抱き抱えないといけないし、色々な理由をつけて金を請求してくる人を上手く避けないといけません。

ロンドンではおじさんに「日本のお金を見せてよ」って言われたり、パリでは署名を求めて金を要求する典型的な詐欺にあいそうになったし、ミラノでは黒人が腕に紐を勝手に巻いてきて金を要求してきたりしました

そんな危険性と常に隣り合わせです。割と気を抜けない状態が結構続く中で旅行をしなければなりません。普段日本で暮らしているので、結構大変だと思います。

時間/お金が無い

時間会社員の方などにとって特に大きな問題です。もしヨーロッパに行こうとすれば、飛行機だけで18時間程度かかるし、せっかく行くのであれば長期滞在したいはずです。その時間を確保するのは中々難しいと思います

それに対してお金学生にとって特に大きな問題だと思います。現地の物価が高いので、普通に旅行するだけでも結構なお金がかかるし、そもそも飛行機代など行くだけでかかるお金もあります。

イギリスだと飛行機代だけで往復30万円かかりました。そんな金があれば国内で様々な所に旅行に行って、良いホテルに泊まって美味しいご飯を食べられます。

このように社会人時間が無いし、学生お金が無いので、海外旅行の中でも、韓国への弾丸旅行とかならまだしも、ヨーロッパへの旅行などはかなり難しいと思います。

それでも海外を旅行する理由は?

沢山大変なことばかりをかいたので、海外を旅行した事がない人からすると「絶対に行きたくない」と思われたかも知れません。ただそれでも人によっては行く意味があると思います。どんな人か書いていきます。

今にモヤモヤしてる人

なんか毎日おもんないな」「別に今に不満がある訳でもないけど、どこか物足りないな」とか少しだけモヤモヤを抱えているなら、別世界である他の国に行く価値はあると思います。

多分そういう人ってもう今いる環境に飽きてるんだと思います。だから言語街の風景、その国の人々が持つ常識が違ってくる他国に行くことは凄く刺激になると思います。

(LIGHT HOUSEという番組の中でオードリー若林さんが近い話をされていました。全ての仕事に飽きているから、批判を受けるかもしれないけど、日本語ラップなど新しいことに挑戦したいそうです)

店員さんが歌いながら店内を掃除してたり、めちゃくちゃデカい犬を連れて電車に乗る人を見るだけで、国によって常識が違うことが分かるので、自分の中の狭い考えが壊れて、自由になれる気がします

僕は20代になって全てに飽きていた気がしていたので、信じられないほど時間が早く過ぎていました。これは多分ジャネーの法則と呼ばれるやつで、こちらの投稿で詳しく書いたので良ければご覧下さい。

しかし、留学していた3ヶ月間は本当に時間が長く感じました。スーパーで買い物するにしても見たことない商品ばっかりだし、建物も日本とは全く違うし、全てが新しかったからだと思います。

また人とコミュニケーション取る時も、日本であれば、僕の場合は大体関わる人は18~22歳関西の大学生なので、学年→学部→出身地→サークル→趣味とか聞いてればある程度会話が続いて距離が縮まります

でも背景も年齢も全く違う人と会話をするのって、かなり難しいです。また英語力が乏しくて、そもそも語彙が少ないので、どうやって会話を続ければ良いのか分かりません。かなり大変だし怖いです。

でもその怖ささえこの年齢で味わうと良い刺激となります。知能を持った状態で赤ん坊に戻ったくらい全てが初めてですが、赤ん坊より考える力は持ってるので、どうすれば良いのか必死に考えます

(あちこちオードリーで華大さんが「福岡ではもうやり切った。ドラクエで言うと福岡の全ての宝箱を開けてしまった状態だった。だから東京に出てきた」と話されていたのですが、その状態に近い気がします。)

若くて時間がある人

大学生などの若くて時間がある人は行った方が良いと思います。なぜなら先程書いたように社会人になってからだと時間が無くなるので、自由な時間が多い学生のうちに親にお金を借りてでも行った方が良いと思います。

また学生のうちに「海外旅行って楽しい」という経験を積んでおかないと、もし社会人になって時間が取れたとしても、様々なリスクを犯してまで、せっかく少ない休みを利用して海外にわざわざ行きたいとは思えません

また歳を重ねると恥をかきたくない気持ちが強くなって、慣れない英語を使って海外にわざわざ行くより、日本で遊ぶ方が楽だと考えてしまいます。そういった要因から海外に行くのを躊躇ってしまいます。

結果的に「死ぬまで結局海外に行くことがなかった」という状態になってしまいます。狭い世界の中で人生を終えるのは勿体ないので、それを防ぐために学生のうちに海外に行っておくべきです

しかし、逆にかなり若い時に海外旅行に行くのは、あんまりお勧めしません。僕の場合は中学3年生の時に親が単身赴任していたタイに遊びに行ったのですが、正直大して楽しくなかったです

今になってみると、15歳で積んできた経験なんてたかが知れてるし「日本の常識は〜だけど、海外は〜なんだ」みたいに考える力もないので、タイのような発展途上国に行くのはかなり厳しかったと思います。

だから10代であれば「英語で話せた!」「海外旅行って楽しい!」という成功体験を積むためのシンプルな旅行が良いと思います。考える力のある大学生になってから、東南アジアなどに行くのがお勧めです。

おわりに

色々書いてきましたが、とりあえず世界は広いです。パリ旅行の投稿にも書いたように、広い世界を見ることなく死んでしまうのは、絶対に後悔が残ると思います。その後悔を無くせるような1歩目を踏み出すのが大事です。

もし学生じゃなくても「今日より若い日はもう来ない」ってよく言われてると思うので、なんやかんや言い訳をせずに行ってみても良いのではないかなと思います。もしあなたが僕の友達ならお供します

本日も読んでくださりありがとうございました!

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