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成功の芸術

僕もそうだが、いかに効率よく結果を出すか、そのためにどうするかを考えすぎる。サッカーにおいても「どのようにゴールをとるか」「そのために日々のトレーニングや生活の改善」「相手の情報を得てベターなやり方を考える」

サッカーにおいてはだが、いくらでも出てきて正解は無い。判断基準は「結果が全て」にある。結果がでなかったら失敗がどうかはさておき「成功」とはいえない。少なくとも海外でプロとしてサッカーをしてきてそのように感じることが多くあった。

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結果を出すためにはたくさんの方法があるかもしれない。それは読書やYouTube等で多くの成功者と言われるような人が多くの成功体験から伝えている。そこにはその人の人生哲学や価値観、実際行動した内容まで事細かに書かれている。だが、実際みなそのような「成功者」になれない。行動しない人もいれば、実際行動に移しても結果が出ない事なんてざらにある…

人の成功体験を聞いても、同じようには成功できない。

人はみな考え方、価値観、育ってきた環境、その他多くの全てが違う中で、同じようにしろという方が難しい。日本人は特に(僕もそうだが…)他人と比べ、勝手に自分を評価してしまい、落ち込み、ますます結果を出すことが難しくなる。

一応伝えるが、自己啓発等を読んだり、そこで得た内容を実践に移すことは素晴らしいと思う。僕も年間100冊くらい本を読んでる。多くを学び良いと思ったことはまねっこしてるが、それが全てでは無いし、物事の本質を見失ってはいけない。

サッカーでいうと僕は「結果が全て」だと感じていた。そのせいで「サッカーを楽しむ」ことを忘れ、たとえチームが勝っても100パーで喜ぶことができていなかった。そんな時期は当然結果も出なかった。

だが、チームのために戦い、全力でやった先には奇跡が起こったり、運を手繰り寄せることがサッカーには多い。そこには科学的な成功例や、数字では説明しにくい。

成功はアート失敗はサイエンス 

OWNDAYS社長の田中修治さんの著書から好きな言葉を引用しました。まさにそのように感じた。

サッカーにおいて成功がゴールや勝利だったら、実力以上に気持ちやチームのためにどれだけコミットできるか、自分やチームの哲学をどれだけ体現できるかが重要だと感じる。そこには科学ではなく芸術的感性がある。僕がサッカーをする目的、幸せがそこにはある。

科学が全てでないからサッカーは面白い。

僕はメッシにはなれないけど、僕にしかできない事もある。

自分を信じてまた努力を続ける

川畑悠吾
1994年生まれ(26歳)/東京都出身/海外プロサッカー選手/メンタルアドバイザー資格保持/全米ヨガアライアンス(RYT200)保持/サッカーをメンタルやヨガ哲学から考える『哲学とサッカー』無料マガジン公開中

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