睡眠負債の実情と回復期間

日本の国立精神・神経医療研究センター国立精神・神経研究所精神保健部が2016年に行った実験で、Natureにも掲載されています。

健康な15名の男性参加者(平均年齢23.1±2.1歳)にまず2週間平均睡眠時間の測定と平均朝夕性スコア(MEQスコア)も導き出されました。
睡眠時間は7.37±0.27時間であり、MEQスコアは46.3±7.2でした。
MEQスコアは簡単にいうと朝型か夜型かの診断スケールで、46という数値は平均的で中間型に属します。(スコアは16~86までの範囲で、41以下のスコアは夜型、59 以上のスコアは朝型に分類されます。)
そして9日間好きなだけ寝てもらうよう指示してその睡眠時間と睡眠負債の関係をみました。

表1

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