福島裕二 写真研究所

ポートレート写真家・福島裕二が主宰する、福島裕二写真研究所の公式noteです。 不定…

福島裕二 写真研究所

ポートレート写真家・福島裕二が主宰する、福島裕二写真研究所の公式noteです。 不定期にはなりますが、福島裕二の謎が謎を呼ぶ語録(?)や、気まぐれ機材レビューなど、研究員達による記事が今後更新されていく予定です。 ポートレートという永遠のテーマについて共に考えていきましょう。

最近の記事

アトリエY、始めました。

こんにちは、福島裕二です。 この度、9月1日から、原宿で予約制の写真ギャラリー「アトリエY」をスタートしました。 ここ2年間、渋谷のギャラリー・ルデコで大規模な写真展を何度か開催してきました。 その中で、モデルさんが在廊している時や、土日になると多くのお客さんに来ていただくこともあり、遠方からいらっしゃった方がゆっくりと写真を見ることができていないのではないか、という懸念がありました(もちろん盛況なのは大変ありがたいのですが)。 そこで、もう少し写真そのものとじっくり

    • 「とにかく暗い光で撮ってみる」 光の実験室(1)

      「光の実験室」は、ポートレートを撮る上で最も重要な要素の一つである光の使い方について、重箱の隅を突くような細かいテストをしてみるコーナーです。 第一回目は、ブラインドを使った一見暗い光の使い方について。 ----- どのぐらいの暗さまで自分のカメラの描写が耐えられるのかを知っておくことは、光を読む上で非常に重要です。 なぜなら、暗い場所でも露出バランス(画面の中の明るい部分と暗い部分のバランス)が絶妙なスポットを見つけた時に、ここで撮ってみようという発想が浮かぶからです

      • 「ライカQ2」 気ままに機材レビュー(1)

        「気ままに機材レビュー」は、福島裕二が購入して仕事や作品撮りで使った写真関係の機材について、ざっくばらんにインプレッションを語るコーナーです。 第一回目は2019年3月に発売されて以来、人気爆発中のコンパクトデジタルカメラ「ライカQ2」。 ----- 今年の春にとある個人的な出来事があって、ライカM10とライカQ2を購入して、ライカデビューしました。 絶賛ライカ練習中です。 いや〜、めっちゃいいですよライカQ2。 普通の仕事で使っているニコンD5やZ7とは設定画面の言

        • 「震える写真」 ゆ〜じ〜語録(1)

          「ゆ〜じ〜語録」のコーナーでは、福島写真研究所の研究員Yが日々耳にしている、福島裕二が撮影中などに発する謎の言語を解剖するべく、本人にインタビューしていきます。 第一回目のキーワードは「震える写真」です。 ----- 研究員Y:福島さんはよく、「写真で震えたい」「震える写真が撮りたい」「震えるね〜」などとおっしゃっていますが、写真で震えるというのはどういうニュアンスなんでしょうか。 福島:自分が撮影中にいかにモデルに向き合って、しっかり感動して、見れて、集中してシャッ

        アトリエY、始めました。

          noteを始めるにあたって

          こんにちは。 カメラマンの福島裕二です。 これまで27年間、商業写真の世界で人物の撮影を行ってきました。 色々なご縁があって、ここ数年でアマチュアカメラマンの方やフリーモデルの方と交流する機会に恵まれたのですが、最初のころは話が全く噛み合わなかったんです(笑)。 なんでだろうな〜と考えてみたんですが、写真を撮ってお金をいただく商業写真の世界では、プロカメラマン対プロモデルが相対する現場で、クライアントに求められている最高の上がりを毎回確実に提示しなければいけません

          noteを始めるにあたって