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孤独と読書

太宰は「本を読まないということは、その人が孤独でないという証拠」と言う。言い換えると、孤独だから本を読む?

他方、「教養がないと孤独を恐れる」と言う人もいる。言い換えると、教養があれば孤独は怖くない?

ふたつの説は同じようなことを言ってるのか、それともまったく別方向なのか、論理的な思考が苦手な私にはよく分からない。本をたくさんたくさん読んで教養を身につけると、孤独ではなくなる、または、孤独だとしても平気になるということかな?

そもそも、〈 読書 ⇒ 教養 〉なのかな? たとえば、「教養とは人の心が分かることだ」という養老孟司さんの考え方に共感する私は、どれだけ本をたくさん読んでも、他人の心や痛みが分かるようになれる自信はあまりないな。

私の知人は読書家で博覧強記で至極おもしろい人だけれど、あまりやさしくはないよ。孤独と読書と教養。うーん、考えれば考えるほど、沼。

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