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もの

宮部みゆきさんの短編小説「チヨ子」の中の1節 :

「何かを大切にした思い出。何かを大好きになった思い出。人は、それに守られて生きるのだ。」

物々やその思い出が今でも自分を守ってくれていて、この先も守ってくれるんだと思うと、心温まるし心強いな。ただし、引用の続きは :

「それがなければ、悲しいくらい簡単に、悪いものにくっつかれてしまうのだ。」

ちょっと怖くなる。いかにも宮部みゆきさんらしい気がする。悪いものにくっつかれる!

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