イクメン白書2020
「育休について考える日」というのをご存知でしょうか?
私、昨日初めて知りました……f^_^;
日本記念日協会によると…
総合住宅メーカーの積水ハウス株式会社が制定。同社では(中略)男性の育児休暇について積極的に取り組んでいる。記念日を通して多くの人に男性の育休について考えるきっかけにしてもらうのが目的。(中略)日付は9と19を入れ替えた19と9で「育(19)休(9)」の語呂合わせから。
日本記念日協会HPより抜粋
というわけで、今日は男性育休について客観的なデータを含めて、
一緒に考えていこうと思います。
☆日本の男性育休への意識も変わってきている☆
日本の男性の意識はだいぶ変わってきており、育休に対して肯定的な人が増えている。しかし、環境的要因や金銭面への不安から踏み出せない人が多い。
一方で、将来的には上昇していく可能性は十分ある。
私は日本の男性育休について現状こんな認識を持っています。
あなたはどんな風に考えていますか?
以前、こんな記事を書きました。
↑いま改めて見ると、自分の想いだけを一方的に綴っておりお恥ずかしい限りです(笑)
この時は「何となく」の感覚で書いたのですが、今日はデータも添えながらご説明しますね☆
☆育休への肯定的意見が多数☆
積水ハウスが47都道府県の20代〜50代のパパ・ママ9400人に聞く
育休の実態調査をまとめたものが、「イクメン白書」です↓
この中で以下の質問に対する回答がこちらです。
Q:育休取得に賛成?
賛成→男性:84.8% 女性:82.4%
Q:育休をしたい・してほしい?
取得したい男性:60.5% 取得させたい女性:51.1%
「男性の育休」というものに対して肯定的な意見を持つ方が男女ともに80%以上いらっしゃいます。
そして「実際に自分だったら取得したいか?」と、
自分事として考えてみた時に少々肯定的な割合が低くなりますが、
それでも男性自身で60%以上の方が「取得したい」と回答しています。
☆では何故取得率が上昇しないのか?☆
「イクメン白書2020」では、男性が育休を取得しない理由についてこう書かれています。
Q:何故育休を取得しない?
1位 職場で育児休業制度が整備されていないから 36%
2位 職場が育児休業制度を取得しにくい雰囲気だから 27.9%
3位 職場で周囲に迷惑をかけてしまうと思ったから 25.8%
1位の理由については、勤めている企業に育休という制度が整備されているかどうかは、関係ありません。
というのも、育児・介護休業法により「条件を満たした労働者の育休取得を会社は拒むことができない」
と定められているためです。
これは労働者自身の勤務年数などが関係するもので(実際に我が家も、妻が転職して1年以内だったため育児休業が取得できませんでした…( ;´Д`))
会社に制度があるかどうかは、育休が取得できない理由にはなりません。
2位と3位の理由については、日本人特有の「迷惑をかけてしまう」という気持ちが滲み出ていますねf^_^;
☆「今後取得率は上昇していく」とした理由☆
すみません。
初めに謝っておきますが、これだけは感覚的な話になってしまいますf^_^;
私が勤めていた学習塾に通っていた生徒たちの中学校でも、
男性で「育児休業に入る」といった先生がいました。
それに対して、生徒たちも驚きもそれほどなく、普通に受け入れていました。
そして私自身も育休に入る際に生徒に伝えましたが、
さほど大きな反響を呼ぶわけではなく(笑)
今の子どもたちはきっと、男性が育休を取得する場面に遭遇する機会が増えてくると思います。
そういう経験が増えてくれば、意識の中でも男性育休が「普通」になってくる日は必ずやってきますよね(`・∀・´)
☆育児休業給付金の充実が必要?☆
「育休中って、給料が出ないんでしょ?それじゃ暮らしていけないよ!!。゚(゚´Д`゚)゚。」
育休中には勤めている会社から給料は出ません。(海外では給料の80%を保証してくれる企業もあります。)
イクメン白書2020で、別の項目では
Q:男性の育休はどうすれば増える?(複数回答可)
1位:育児休業中の給料・手当が変わらない 88.5%
休業中の金銭面での不安は、拭いきれないかもしれません。
現状では、育休開始から180日まで標準報酬の67%が育児休業給付金として支払われます。181日以降は50%です。
長く育児休業しようと思うと、金銭的な問題が生じる可能性はあるかもしれませんね。。。。。我が家も長引けばそりゃ多少問題は。。。。f^_^;
ただし1ヶ月くらいならどうでしょう?
平均月収30万円の会社員男性が1ヶ月取得したとするなら、
育児休業給付金は20万円入ってきます。
通常は5〜6万円ほどが天引きになると思いますので、手取りは24〜25万くらいでしょうか。
育休中は社会保険料などが免除されますので、手取りで考えると、通常と比べてマイナス5万円くらいで済みます。
ただし、イクメン白書2020の中から「夫の育休取得日数」を見ると
1位:東京都 9.42日
2位:富山県 7.68日
3位:福島県 7.61日
金銭面が心配“だから“短期間で育休を切り上げよう なのか
それ以外の理由で短期間になるのかは定かではありませんので、
ここでは結論は控えたいと思います。
☆まとめ☆
・日本全体の男性育休に対する意識は変わりつつある
・職場での理解や取得者本人の意識ももう少し変化が必要
・一方、子どもたちの感覚は普通になってくる
一気に進む、というのは難しいかもしれませんが、
一歩一歩、これから取得したい!と思う人々に向けて、
不安を解消できるような情報発信を心がけてまいります。
以上、「育休について考える日」でした。
↓BuzzFeed Japanの記者が育休を3ヶ月取って書いた記事です。
私も同じようなことを思いました。
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