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親子で”魔女の宅急便”を見るべき5つの理由

アニメによって得られるものはそれぞれ異なります。

我が家の長女はつい先日、初めてスタジオジブリ作品「魔女の宅急便」(1989年公開)を

(録画ですが。。。)見ました。

この記事は…

・小さな子どもをお持ちの親御さん
・ジブリ好きの方
・ジブリ作品に興味あるけど「魔女宅」を見たことがない方

に役立つ記事です。

☆「魔女の宅急便」とは?☆

私はこの作品が大好きなので、

子どもの頃からもう数十回と見返しています(笑)(^◇^;)

いや、何度見ても何かしらの発見があるわけですよ☆

ご覧になったことがない方のために、あらすじを。

とあるのどかな田舎町に住むキキは、魔女の血を受け継ぐ13歳の女の子。『魔女として生きることを決意した少女は、13歳の満月の夜に魔女のいない町を見つけて定住し、魔女の修行を積むべし』という古くからのしきたりに従って旅立ち、海に囲まれたコリコの街に定住を決める。
しかし、魔女の風習の残る田舎町と異なり、大都会である街の人々はどこかよそよそしく、キキはそんな人々の態度に戸惑いを隠せない。そんな中、グーチョキパン店のおかみ・おソノさんに出会い気に入られたキキは、おソノさんの好意でパン屋に居候し、空飛ぶ魔法を活かして『魔女の宅急便』を開業する。(中略)
そんな時、飛行船『自由の冒険号』の離陸生中継を放映していたテレビが、突風に煽られ飛行船が暴走することを報じ、トンボが飛行船のロープにしがみついたまま空中にさらわれてしまう光景が映し出された。無我夢中で現場へと急行したキキは、たまたま近くにいた掃除夫のデッキブラシを借り受け、必死の思いで魔法の力を奮い起こし、再び大空へと飛び出した。
Wikipediaより抜粋

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☆親子で「魔女宅」を見るべき!☆

「まだ子どもが見たことがない!」という方は、

 ぜひ「魔女の宅急便」を親子で見てください♪

特に女の子をお持ちの方であれば、何かしら感じるものはあるはずです。

☆魔女宅を見るべき7つの理由☆

1.子離れの心持ちの練習ができる

当たり前のことですが、子はいつかは親の元を離れていきます。

我が家もまだまだ5歳と0歳。

当分先の話ではありますが、いつかは独り立ちする日が必ずやってきます。

また「独り立ちできるくらい強くなってほしい」という気持ちもあります。

『魔女の宅急便』では13歳のキキが実家を出て1年間別の街で自分だけの力で生きていくことになっています。

映画として見るのですが、その日のための心持ちの練習になります。

2.子どもにとっても同じように心の準備になる

いつかは親元を離れる時が来る、のは子どもにとっても同じこと。

ですがそれを言葉で伝えるのはなかなか難しいです。

魔女宅を見た後、

娘「おとーさん、なんでキキちゃんは1年間家をでなくちゃいけないの?(・Д・)」
ゆえし「立派な魔女になるには13歳になったら一人で修行に出なくちゃいけないからだよ。○○ちゃんも13歳じゃないけど22歳くらいになったら家を出ないとね。」
娘「えー、ヤダァー」

今は”ヤダ”と言ってくれてますが、大きくなったらどうなることやら。。。~_~;

3.壁にぶつかった時どうするか?がわかる

キキが映画の後半で魔法の力が弱くなり、使えなくなってしまいます。

”スランプ”とでも言うのでしょうか。

そんな時、森に住む若き絵描き・ウルスラ(作中では名前は出てこない)の家に遊びにいきます。

キキはウルスラに魔法が使えなくなったことを話すと、

「私もあるよ。」とウルスラが同調。
「そんな時、どうするの?」とキキ。
「描いて、描いて、描きまくる!」
「それでもダメだったら?」
「描くのをやめる。(中略)何もしない。そのうちまた描きたくなるさ。」

スランプや調子を崩すことは、アスリートじゃなくてもあることです。

私自身も、なかなか結果を出すことができずに悩んだことたくさんあります。

そんな中、ちょっとしたヒントをくれるのも魔女宅の魅力です♪

そう言えば、魔女宅のキャッチコピーは

「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。」でしたね。

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4.登場人物の気持ちがわかる

なんだか小学生向けの授業のタイトルみたいになってしまいましたが。。。(笑)

登場人物の気持ちを知るには「登場人物の表情・行動・会話・情景」

注目するのがポイントです☆d( ̄  ̄)(塾講師18年のゆえしが語っています!)

あらすじにもありましたが、新しい街でキキを助けてくれた男の子・トンボに大して、

当初キキはなかなか素直になれません。

優しく声をかけられても、つっけんどんな態度をとってしまいます。

思春期なら誰にでもあることですよね。

ある日、このトンボが、

「今日、パーティーがあるんだ。よかったらキキも来ない?みんな君の話を聞きたがってるんだ。」

と、キキをパーティーに誘ってくれます。

その場では仕事があることを理由に冷たい態度で接してしまうのですが、

娘はこういったシーンでなぜキキがあんな態度をとるのか理解できなかったようです。

そんな時にできるだけわかりやすくキキの気持ちを解説しながら見ていくと、

仕草や態度から人の気持ちを読み取る力がついてきますよね。

5.素直になることの大切さがわかる

最後のシーンでキキはデッキブラシを使って大空へ舞い上がり、トンボを助けに向かいます。

それまでのスランプはどこへやら。

私の解釈では”友人を助けたい!”という一心で、スランプに陥っていたことさえ忘れていたのではないかと思います。

助けなくちゃ、助けなくちゃ、
早くしないとトンボが死んでしまう!

あれだけ冷たい態度をとっていたトンボが、

実は自分の中でとても大切な存在になっていたことに気づいたわけですね。

ピンチの時ほど人間は素直になるものです。

素直になったからこそ、魔法の力を取り戻すことができたのでは?

自分にとって一番大切なことはピンチが教えてくれる、という好例ですね☆

☆今、心揺さぶられるシーンは?☆

これまでは多くの人と同じように、

✅魔法が使えなくなってキキが落ち込んでいるシーン
✅最後にデッキブラシを持って必死にトンボを助けるシーン

このあたりで”いいな”と思っていました。

しかし、今回は違いました。

冒頭の、それもキキが出発する前。

キキが「今夜発つ」と父親に告げた後、

部屋で準備しているキキのもとに父親が現れ、キキを抱きしめます。そして…

「いつの間にこんなに大きくなっちゃんたんだろう。。。上手くいかなかったらいつでも帰ってきていいんだよ。」と

語りかけるシーン。

いや、これアカンわ。。。。( ;∀;)

正直ここでウルッとくるとは思いませんでした。。。。

立場が変われば感動ポイントも変わる。

それが何度も見てしまう要因ですね♪

☆初めて見た娘の様子は?☆

開始15分くらいでしょうか。

キキが修行に飛び立って空を飛んでいると、突然嵐がやってきます。

びしょ濡れになりながらなんとか停まっていた貨物列車の中に滑り込み、

一晩を明かすシーンがあります。

そこの段階で

長女「おとーさん、かわいそう。。。(;ω;)」

はえーな(笑)まだこれからいっぱい試練があるんだけど。。。。

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☆魔女宅でなくても良いのでは?☆

日本には優れたアニメーションがたくさんあります。

私が他ならぬ”魔女宅”をオススメする主な理由は以下の5点ですね。

✅適応する年齢層が広い(子ども〜大人まで)
✅有名な作品で誰でもアクセスできる
✅親から独り立ちするシーンがある
✅2時間の単発で終えられる(シリーズものでない)
✅2時間の中に学ぶべきシーンがてんこ盛り(笑)

何しろ、コスパがいい!!(笑)

さすが宮崎作品!(・Д・)

ちなみに私はジブリが好きすぎて、

高校時代の友人が作った「ジブリ名言集」という名のセリフを切り取った音声データを携帯に入れて持ち歩いてました(笑)(例:天空の城ラピュタのムスカ大佐「フハハハハ!人がゴミのようだ!」など)

どんな作品も「それを深く解釈できて、誰かに説明できる」くらい好きであれば、

きっとその熱意は子どもにも伝わるし、

教育的要素を詰め込むことができるはずです♪

☆まとめ☆

✅子離れの心持ちの練習ができる
✅子どもの親離れの練習になる
✅壁にぶつかった時のもがき方がわかる
✅登場人物の気持ちを知る練習ができる
✅素直になることの大切さを知ることができる

いかがでしたか?

せっかくアニメを見せるのなら何か得られるものがあるといいですよね。

現在進行形でやっているアニメを親が解釈するのは難しい部分もありますが、

昔からの名作なら親もこれまでに何度も見たことがあり、

その解釈もネット上にたくさん転がっています。

今週末、親子で「魔女の宅急便」を見てみませんか?

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