あなたは賛成?男性育休の義務化議論と“半育休“の促進

なかなか上がらない男性育休の取得率を上昇させるために、“男性育休の義務化“という話が出てきました。

みなさんは賛成ですか?反対ですか?

☆私の結論は“反対“ただし、半育休はもっと取りやすくしてほしい☆

私の結論は“義務化には反対“です。

義務とは自由の制限ですよね。

勤労の義務や納税の義務は、「個人の自由以上に、社会全体を成り立たせるために」義務として課されているわけです。

☆個人の自由を尊重し、多様な幸福を☆

1.権利と義務は違う

そもそも女性の育休だって“義務“ではなく、あくまでも“権利“です。

権利を行使するか、しないかは個人が判断している状況です。

そこを、男性だけ義務化するのはおかしいのでは??

2.個人の自由を尊重すべき

育休を取ることは“個人的な意見“としては大いに賛成ですが、

人によって状況はさまざまです。

・収入減になるのはどうしてもイタイ
・今は自分にしかできない大事な仕事を抱えている
・そもそも取っても役に立たないかもしれない

育休を促進したいのはやまやまですが、「取らない自由」を制限してまで取らせる理由は無いと思います。

3.かえって家庭内に混乱をきたすケースも

あんまり考えたくは無いですが、男性が育休を取ったが故に女性に“負担になってしまう“というケースも、少なからずあるのでは。。。?

「育休を取って、妻をしっかりサポートするぞ!」という気持ちが無い人が

義務だからといって休みに入ったところで、

到底うまくいくとは思えません。。。( ;´Д`)

制度も重要ですが、一番大事なのは“家族を思う気持ち“だと思うのです。

☆Twitter上の声☆

あくまでも一個人の意見にすぎませんので、そこはご了承ください。

手厳しいですね。。。( ;´Д`)

確かに制度とは別の問題で男性自身のスキル向上が必要不可欠かと。。。

☆企業側の視点:育休取得者が増えると業務に支障がでる☆

「○○くんが休みに入っちゃうと、業務が回らないんだよね( ;´Д`)」

なんて言われてしまうと、育休取得をためらってしまいそうですね(笑) 

当然、勤め先の論理からすれば、労働者が長い期間抜けてしまうのは苦しいところでしょう。

ちなみに厚労省が、男性育休の取得率を2025年度までに30%に引き上げるために、より取りやすい制度に改正する議論を始めたそうです。

↓東京新聞 TOKYO Webより

妻の出産直後の時期に限定した男性の新たな休業制度について、対象期間や取得可能日数、手続きの簡素化などの議論を進めることを確認した。(中略)
 自民党は3月、母体保護や産後うつのリスクを踏まえ、母親の産後4週間以内に休業し、母親のケアや主体的に育児をすることが望ましいとする提言を政府に提出。5月に閣議決定された「少子化社会対策大綱」にも、出産直後の男性の休業の枠組みの検討が盛り込まれた。
(東京新聞 TOKYO Webより抜粋)

産後4週間の母親のケアは大切ですしねf^_^;

・育児休業を取得したい労働者 と
・職場の労働力が人手不足になる懸念を不安視する企業 

この2つが両立できる方法は、かなり難しそうですよね。。。

そこで「半育休」はどうでしょうか?

↑こちらのブログで藤本さんもお話してくれています。興味のある方はぜひ。

簡単にまとめると…
・育児休業中も月に80時間まで業務をすることが認められている
→給与も会社から出ます。つまり給与と育児休業給付金の両方をもらえることになります。80時間を超えると給付金は受け取れません。
懸念は…
・原則として「その人が突発的・あるいは属人的な理由で業務しなければならない場合」のみとされています。

この原則部分の解釈によるのですが、

半育休がもっと取りやすくなれば、仕事上の理由でどうしても長く穴を空けられない人にとっても、両立できる可能性が広がります。

1 か0か、休むか 仕事するか ではなく、

その間のグレーゾーンが正解という人もいるのではないでしょうか。

☆まとめ☆

・育児休業の義務化は個人の自由を制限する
・「取らない自由」を尊重すべき
・家庭の環境は人によってさまざま
・取得することがかえって悪影響を及ぼす可能性あり
・企業側は人手不足が深刻になる
・そこで“半育休”を促進してはどうか

いかがでしたか?

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