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豊かな未来は1人では築けない。手を取り合い、よりよい社会を創る「チェンジメーカー」をSELで育もう〜日本SEL推進協会設立イベント〜

SELとは、Social Emotional Learning『社会性と感情の教育』

20年前に設立したCASELというアメリカの団体が大元になっているそうです。

社会性と感情。子どもたちの"課題"であり"魅力"である、この2つのキーワードに惹かれて、参加してきました。

日本SEL推進協会を設立した下向依梨さん。

会は、日本のSEL研究第一人者・小泉令三先生のご挨拶(音声)から始まりました。

学校に適応できない等の「予防教育」として、SELの導入研究↓興味深い。

チェックインの卵立て↓

パネラーに、多重知能理論の第一人者・有賀三夏さんもいらっしゃるというのも、参加を決めた大きな理由です。

パネルディスカッション①

《永谷研一氏》「できたこと手帳」&「できたことノート」の開発者。

【メモ】できたことノートをお互い見せ合うことで、リスペクトが生まれる。「そんなこと知ってるの?やったの?」など。

《有賀三夏先生》
ハーバード教育学大学院・プロジェクト・ゼロに参加し、ハワード・ガードナー博士のもとで多重知能理論(Multipul Intellijence)研究に携わる。
アートセラピーの専門家として、東北大震災で気づいた子どもの心を癒す活動、学生の自己肯定感を高め、社会性を高める実践を重ねている。

【メモ】利他的な「人間は何のために、誰のために生きているのか?」を考えて活動をされているそう。ハワードガードナーの多重知能理論のうち、3〜4個がその人の個性として出てくる。多重知能は文化・生活環境によって強弱が出る。

受けた傷を自分で「治癒」する力が大事。頑張れない子をどうやって頑張れるようにするか。

人間がものを作る行為=アート。それを共有する⇒自己肯定感につながる。『人のために』創れるかどうか(これは、ボーク重子さんもおっしゃっていた)。

《勝又美江氏》
1967年から先進的にSELを実践してきたヌエバスクールのメンバーが、世界に自分たちの知見をGiveするために立ち上げたのが、米国(NPO)Six Seconds。
Six Secondsの日本オフィス・シックスセカンズ ジャパンの取締役。

【メモ】シックスセカンズのビジョンはEQ-in-Actionモデル(自己認識・自己管理・自己方向づけ)。EQ×子育てについて、参考になりそうな項目も↓

https://6seconds.co.jp/eq-articles/parenting

《内田 真哉氏》
聖学院の先生。日本SEL推進協会設立メンバーのお一人。

【メモ】できたことノート、できたこと生徒手帳を学校で導入している。自己肯定感の低い生徒への対応に悩んでいたけれど、ポジティブなコミュニケーションツールを介して生徒理解が深まっているそう。

シックスセカンズの勝又さんから、義足の陸上競技選手・中西麻耶さんの「勇気はあるかないかではなく、出すか出さないか」という言葉も紹介されました。これは日々使っていきたい。

環境から得られる感情・言語が十分に育まれると、自己肯定感を高める言葉が本人にスッと入ると。シックスセカンズのページには、たくさんの情動言葉が紹介されているそうなのでチェック。

NewsPicksで、「一方的に話された言葉の集積の有無より、『会話のやりとり』こそが、子どもの言語習得の予測に最も実用的」とMIT、ハーバード、ペン大の発表が紹介されていたけれど、そこにもつながりそうなお話。

SELで培われる能力

自分の感情、考えを理解する能力

・自分の感情、考えを理解しコントロールできる能力

・多様性を持った他者を理解し、共感する能力

・他社と健康的な関係性を築く能力

・責任ある意思決定をできる能力(他の4つがあってこそ)

全部欲しい(笑)。


パネルディスカッション②

《山梨学院大学のレジデンシャル・カレッジ(教育寮)のリーダー宮井健夫さん》

国際寮でのSELの実践を紹介。

《システム思考教育を学校の先生に伝えている福谷彰鴻さん》

『学習する学校』等の翻訳もされています。

https://mylearningsandbox.wordpress.com/

【メモ】この動画は必見。喧嘩をしてしまう男の子3人が、喧嘩をしないようにするにはどうすればいいかを解決していく過程です。こういうものをシステム思考というそう。子どもたちともこうでありたい。

自分で課題に気づく力、大事。

また自己肯定感について。日本人は自己肯定感が低いと言われているが、果たしてそうなのか?

特に元気はなくても「How are you?」と聞かれて「Greate!」と答えるアメリカ人と、「まぁまぁ」と答える日本人。同軸で評価していいんですか?と。確かに。

そこには国民性もあるはず。自己肯定感ばかり評価対象にしても、もしかしたらあまり意味はないかもしれない。もっと奥深いところに差があるのではないか、というお話でした。

できたこと手帳、EQ、多重知能理論(Multipul Intellijence)、ヌエバスクール、シックスセカンズ、システム思考、自己肯定感、SEL...全ては人が豊かに幸せに生きていくことを目的としている。その方法は色々ある。自分の気になったものから学んでいったらいいし、かいつまんで、より楽しい人生を、親子・家族で歩んでいけたらいい。

最後に。

会の最後、絶対に有賀先生と話したい!と思っていたのに、空腹と眠気でスタコラ退出してしまった。。どこかのSNSで繋がれるだろうなんて気楽に構えていたら...有賀先生、SNSは一切やっていない。

発達凹凸等で不器用、興味がわかず、手でモノを作らない場合はどうしたら?デジタルでのものづくりでもいいかな?と聞きたかった。

アンテナを張っていたら、いつかどこかでまたお目にかかれるかな。淡く期待しながら、先生の著書を読み読み帰宅しました。

会場で買った↓

会場でちらっと見たけど買わず。経過観察中w↓

これは必読。多重知能理論(MI)についてとてもわかり易く詳しく書いてある。持っていってサイン貰いたかった。そんな勇気出せないけど↓


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