マガジンのカバー画像

お茶と歩む半生と夢(全4話完結)

4
運営しているクリエイター

#実感

第一部:お茶との出会い「生きている実感」

第一部:お茶との出会い「生きている実感」

恋をしてしまった。

からだの深いところを
ぎゅっと掴まれたような感覚。

大学4年の冬休み、
福建省の厦門(アモイ)市の友人宅にて。

私の人生が狂い始めたのは
「安渓鉄観音」という烏龍茶を飲んだ
あの瞬間からだった。

1.「実感すること」に生きる幸せを感じる周囲に合わせてなんとなく生きていた

さかのぼること学生時代の私は
将来やりたいことも特になくぼーっと生きていた。

周りの友人みんなが

もっとみる
第二部:結婚後にぶち当たった「女の壁」

第二部:結婚後にぶち当たった「女の壁」

4.家庭環境の変化で中国茶の活動は停滞私のお茶の活動という意味では、
夫と結婚して福建省に拠点を移すまでは
順調だった。

中国へ移住する、
ということ自体に不安はなかった。

大学時代に北京へ留学していた経験もあるし、
私が中国茶と出会ったきっかけのアモイ市も福建。

来たことある場所。
だから大丈夫。

そう思っていたものの、
現実は甘くはなかった。

海外移住はやっぱり楽じゃない

国際結婚

もっとみる