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10月お茶代課題『わたく詩』日曜の昼間に外出できる選ばれし人々へ

電車にていちゃつく父娘(おやこ)
娘はバレンシアガに頬ずり

愛しい既得権益
性欲のイデア

最大の無礼をもって、返そう。

日曜の昼間は起きれずに溶けたように眠るはずなのに、お出かけ。
労働や労働に似た何かによって疲れ果てているはずなのに、

もし、私がなにかやる気をだして行動できるならそれは性欲のせいだ。
いつかそれが枯れてしまったなら、それこそ無気力で終わるだろう。

愛しい既得権益
性欲のイデア


詩とのかかわりについて


詩をかくという試みはわりとしているようでしてこなかった。でも、人の詩が気に入らない!!という状況が最近あってそれなら自分でかくしかない。という状態になってしまった。のでしぶしぶかいたというそんな感じだ。


詩とは、私にとってストレス発散の道具だと思う。詩とは、言いたいことを論理的思考とは別の表現方法で放出しても咎められない便利な道具だ。気が楽である。でも自由すぎてかきづらいということがよくある。その際考えるのは以下のようなことだ。

モチーフの効果について


詩において、メルヘンチックな雰囲気を表現する手法が苦手だ。ロリータ服が好きなのでメルヘンなモチーフそのものは好きではあるけれど、そのモチーフの雰囲気だけを好んでバンバンと詩に登場させるのは、モチーフに頼りすぎているし似たような詩ばかり生み出してしまう。例えば、バレエについて。(バレエ歴18年の人間の愚痴がここから始まります。)


バレエの印象、なんか雑過ぎない?www

トウシューズ、ポワント履けば急に踊れると思ってませんか?キラキラの衣装、豪華な舞台セットそれだけを表面的に見られているそのように感じています。「やっぱりバレエの魅力って伝わってないんだな」と改めてショックに思っています。はい。

踊らない人にしても「観る」ことがあれば、バレエって思った以上に動くものだと気づくはずだ。(そう思ってます。)

バレエというモチーフ一つとってもこれだけ深堀ができるのだからモチーフを使う際にはもう少し調べてほしい。バレエ=少女趣味と日本だと捉えられがちだがそれ以外の部分も多いということを知らしめたい。

今回の詩について

なるべくモチーフに頼らないようにした。
実体験に基づいてみたものをそのまま詩にする試みをした。

今回バレンシアガを身に着けた若い親子を題材に詩を書いた。バレンシアガは高価格帯のストリートファッションブランドである。グッチでもルイヴィトンでもないことが個人的に重要だ。

まるで恋人のように仲の良い親子はどういった関係なのか。娘が頬ずりしているのはバレンシアガすなわち父親の「財産」で、ある程度余裕のある家庭であることが分かる。多分気づいていないがそのような判断を娘は無意識にしている。私はそれを否定するわけでも肯定するわけでもないがうらやましいと思った。

その親子を見て私は少し元気になった。

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