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「障害」と「障がい」:乙武さんの情熱教室より

この4ヶ月。。。YouTubeを見てる時間が長くなってる。

いけない、いけないと思いつつも、YouTubeのお陰で、世の中の話題に少しだけ入れてる(かも?)。だもんで「まったくYouTubeばっかり見てぇ〜。」なんて、とてもとても息子達に言えません。もちろん、実体験が一番だと思ってはいますが、良い情報も沢山得られるし、だいたい、ママが先頭切って見てるから。えへっ。

さて、子供の発達や発達障害に興味がある私、こんなYouTubeを見つけました。「乙武洋匡の情熱教室」。乙武さんは元小学校の先生ともあって、わかりやすく説明してくれるので好きなんです。今回は、「障害」と「障がい」の話をしてらっしゃいました。そんな論争が、一部の当事者や関係者の中でなされていたのも知らなかった、無知な私なもので、とても興味深かったです。その中のお話。。。

● 「障害」と言う文字の「」と言う字が、社会にとって「害」があるとイメージをいだかせるので、使うべきではない。

● よって、「障がい」と、「害」の字を漢字ではなく、平仮名で書いたほうがいいのではないかとのご意見が。

● ただ、乙武さん曰く、「」の字も、「さしさわる」と言う意味があるので、これも同じ目線で見ると、良くないのでは?と。

●  と、なると「しょうがい者」と全て、平仮名で表記するべき?

こちらのビデオでは、乙武さんのお考えや統計などもシェアしてくださってます。う〜ん、どれがベストなのか?考えさせられます。

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今年の上半期、米国のカレッジでSpecial Need(特別支援)のクラスを取ったのは、過去の私のnoteで書きましたが、その授業でも表記の問題を勉強しました。(カレッジのクラスの事は↓こちら)

アメリカでも、どのように言葉で表現するか、論争を重ねたようです。

1960年代には、「Handicapped Child(ハンディーキャップの子供)」は、その当時の障害児を守るための法律名にも使われていた、正当な表現方法でした。

その後、1990年代、「People-First Language(PFL)の使用が決められ、読んだ通り、「人」が「最初」にくる「言葉」に変わり、「Handicapped Child(ハンディキャップの子/障害児)」は「A Child with Disability(障害をもった子供)」と表記するよう決められました。

つまり、An Autistic Child」はダメで、「A Child with Autism」が正解です。人(child)が最初にきて、その後に、病名や状態を意味する言葉がきます。

Autistic Child=自閉症児、Child with Autism=自閉症の症状/診断を持った子

確かに、確かに、先生の言う通り。自閉症と診断された子供は、自閉症と言う症状/コンディションがあるだけで、その子自身の人としてのクオリティは変わらない。沢山の素晴らしい要素をもっている。自閉症と言う形容詞だけで、その子供の人となりを表わすなんて、あり得ない。

日本語だったら、ちょっと違うかもしれないけど、「自閉症児のジョン君です。」と紹介するより、「歌がとても上手なジョン君です。ジョン君は自閉症と診断されてます。」と、その子の人となりを最初に伝えてから、病名をつけた方が、ジョン君、輝いてないですか?

私はこの言い回しを学んでから、園での子供達への接し方が変わりました。「騒がしい子」で片付けてしまっては、こちらもイライラしちゃうけど、「あー、今日はワイワイ、大きな声で遊んでるな、○○君は」と、その子とその状態を分けると、受け入れやすいんです。言葉の力ってすごい。意識すると感じ方も違うのね。

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さて、「障害」か「障がい」か「しょうがい」の件ですが。。。

乙武さんのYouTubeより。千葉市長の熊谷さんが、こうおっしゃってたそうです。

「社会にとって害になっているわけでもなく、体に障害があると言うことでもなく、社会に障害があって、その障害に直面している人の意味なので、「障害」と漢字で表記します。」と。私も使わせていただきます。

多動気味でなかなか座ってられない子供に、座らせようとさせちゃってた私がいけなかったね。私(社会)のせいで、その子のせいじゃなかった。私(社会)が障害を作ってた。ごめんね。あなたを変えるんじゃなくて、私(社会)がかわらないとね。

Love,

Midori



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