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≪Vol.238≫パスポートを作るとき~外国人と働く~

日本人のパスポート取得率は「17.8%」。

これは多いのか?少ないのか?
日本人の内、6人に1人が取得していることになるのですが、僕のような仕事をしている人間から見ると、「え~!たったの17%なの」とはなる。
でも、現実は6人に質問したら5人は持ってない、となるわけです。
特に地方へ行くともっとそうなのかもしれません。

パスポート取得目的は、
「パスポートを取得する」=「海外へ行く」だろうとは思います。
「パスポート」=「身分証明書」の人は少ないのではないかと。

僕の想像が正しければ、「パスポート」=「海外旅行」で、日本人は海外旅行へ行かないということになるのですが、「17.8%」とはいえ、実際は「若い時には海外旅行をしたのでパスポートを持っていたけど、今はもう歳で行かないから更新をしていない」という人もたくさんいるでしょう。
だから「日本人」=「海外旅行をしない」というのは正解ではあるが、もしかしたら日本の人口比率で60歳以上が多いから、その年代の人は昔は持っていたけど、今は持っていない。だからそういうパーセンテージということなのかもしれない。
*有効保有旅券数の年代別情報がないので予測とします。

【海外はどうか】
韓国:42%
台湾:60%
アメリカ:50%
イギリス:86%
==
中国:5%

インターネットより

日本より圧倒的に多い。
日本は島国なので、「海外=飛行機」で移動になるのだが、国によっては陸続きの国境移動もあるので、もっと気軽に、または仕事上必要でパスポートを取得しているのかもしれません。
とはいえ、イギリスも島国ですが、スゴイ取得率です。


レッドオーシャン・ブルーオーシャン

さて、この数字を観光目線(インバウンド)で見ると、韓国・台湾・アメリカ・イギリスなどはレッドオーシャンで、もう日本に来たいと思っている人は来てしまっているのか?とも考えられるし、逆に「爆買い」で有名な「中国」はたったの5%しか取得していないわけですから、これから経済発展をして一般庶民も旅行するようになったら、観光需要が爆発するのか?という中国ブルーオーシャンの考えも出来る。

そうだ!そうだ!まだまだ中国人は来るぞ!ということもあるが、5%しかないということは、そもそも海外旅行への意識がないとも考えられ、そんな人を動かすのは至難の業。これは日本人もそう。日本人ももっともっと海外旅行へ行こう!って煽っても、なかなか重い腰が上がらないのが現実で、ブルーオーシャンにはブルーオーシャンなりの理由がありそうだ。

ちなみに僕が子供の頃(30年くらい前)は、海外旅行へ行く家庭は「金持ち」だけだった。小学校の1クラスに1人いるようなそんな印象。ウチの家庭もお金に困った様子ではなかったが、「海外旅行なんて・・・」想像にも及ばないほどだった。(自営業で忙しいということもあったかもしれない)

ただ、今は違う。
ような気がするだけで、そうでもないのかもしれないが。。。

僕はこんな仕事をしているので「海外旅行/海外移動」する人を毎日のように見ているから「今は違う」と思っていたりもするが、自分の知る範囲で「家族で海外旅行へ行く(子供も一緒)」という人は、よく考えたらあまりいないなぁという気もします。
子どもなしで夫婦だけとか、旦那さんだけとか、大学生の子どもたちだけとか、そういうのは見かけるが、家族で海外旅行へ行く家庭はそれほど昔と変わっていないのかもしれません。


そう考えると、「ブルーオーシャン」の人たちの重い腰を上げさせるのであれば、「レッドオーシャン」だけど、海外移動に関して軽快な人をターゲットにしておく方がいいのか。
面白いところです。その部分は引き続き、勉強を頑張ります。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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