【読書感想文】20歳の自分に受けさせたい文章講義

この本を買ったのは就職活動が本格化する前の12月ごろだっただろうか。
エントリーシート(以下ES)を書くのが本当に苦手で、頭の中にはイメージはあるが、それを言葉にし、端的に、より熱量のある文章にすることが苦手だった。
つまり、自分の言語化力、要約力を高めく、この本を購入した。

そして無事就職活動を終え、noteに読書感想文を書くべく、再びこの本を手に取った。
今回の読む目的も前回同様に、言語化力、要約力といった文章力を高めることだ。
というのも、社会人になり、文章を書く機会が今とは比にならないくらい増えると思う。そこで入社前に文章力を少しでも高めておきたい。
文章力を高めるべく学んだことを2点まとめていく。

学び
1.文章の主張を明確にすること
2.読者の椅子に座る

以上が多くの学びの中から厳選した三つの学びだ。
それでは1つ1つ見ていこう。

以下引用部分は思ったこと、それ以外は学びとする。
ごちゃになるかもしれないが読みやすくするために概ね分けておく

1.文章の主張を明確にすること

まず前提として、私たちが文章を書くのは何か伝えたいことがあるから文章を書くはずだ。(日記などの例外はあるかもしれないが)
そしてほとんどの読み手が「この人(書き手)は何が言いたいんだろう?」と考えながら読んでいるはずだ。
だからこそ書き手は書く前に何を伝えたいのかという主張を明確にしておかなければならないのだ。

ここの箇所を読んだ時にハッとした。確かにESを書く時に、ただフレームに合わせて書いているだけで、人事の人に何を伝えたいのか?という主張が曖昧であった。日記やこの読書感想文はちゃんと主張があるが、今後ESのようにただの文章ではなく、ちゃんと伝えたい主張のある文章を作っていきたい。

またその主張を裏付ける理由と事実も述べ、
その三つ(主張・理由・事実)が連動していることを意識せねばならない。
三つの連動やつながりを考える上で、本の中では図解することを勧めている。
図解することで主張や理由、事実のつながりや関係が見えてくるのだ。
なので、書く前と後で文章を図にしてみることを実践しようと思う。

学び1をまとめると
まずは主張を明確にする
そしてその理由と事実を考え、図解するなどを通じて、それら3つが連動していることを確かめる

ということだ。

2.読者の椅子に座る

文章を書くのは何か目的があると思う。
その目的の大半が読み手を行動に移させることだと思う。
就活のESなら、面接に読んでもらうこと
会社の提案書であれば、商品を買ってもらったり、企画を通してもらうことなど。
読み手をある行動に移させたいから文章を書くのだと思う。

そこで、読み手を行動をさせるために重要なことは
読み手を説得ではなく、納得させることである。
説得であれば、主張と最もな理由を並べるだけでいいかもしれない。
ただ納得させるためには読み手の心を動かす必要がある。
そのためには自分がただ伝えたいことを書くだけでなく、
読者をイメージし、読者の立場に立って、文章を推敲していくことが重要だ。
そうやって読者の椅子に座って書かれた文章とそうでない文章では
言葉の重みや温度が違うのだ。

学び2をまとめると
まずは伝えたいという切実な気持ちを持ち
文章を書く際に、ただ書きたい事を書くのではなく
読み手の立場に立って文章を推敲していくことで
読み手の心に刺さる文章を書くことができるのだ

就職活動中、第一志望群のとある企業のESが通らなかった事を思い出した。
今振り返ると、そのESを書く時、伝えたい事、俺は採用すべき人材だ、その会社への想いなどを持って書けていなかった。ただ通過して、面接に行きたい。採用されたいという薄っぺらい感情を持ち、それっぽい文章を書いていた。
そういう文章はやはり読み手に伝わってしまうのだろう。
精神論で片付けたくはないが、まずは想いを持って文章を書く。という事を今後は大事にしていきたい。そして読み手側の立場で文章を読んでいく。

以上が学んだことである。
この本を読んだ感想として、ノウハウ本としてはいい本だと思う。
ただ、根拠に欠けているところが多い。
確かにそうやって書いたり、そういうマインドで文章書いたら上手く書けそうだなと思うが、なぜ上手く描けるのかの記述が浅いと感じた。
なんとなく納得できるが、心のそこからは納得できない感じ。

まあ実践していく中で、自分なりの根拠を探していきたいと思う。
以上!読書感想文でした!

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