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仲間意識 2020/03/08

昨今の駅伝やマラソン中継では高校生の年代からケニア人やエチオピア人などのアフリカ系選手をよくテレビで観ると思います。

大学や実業団チームで1チームに1人、アフリカ系留学生やアフリカ系の選手がいるのは普通になってきました。

彼らが走っている姿を見て、皆さんはどう考えるでしょうか?

駅伝なら「留学生を起用していてせこい。」やマラソンなら「日本人が負けても仕方ない。」と思うかもしれません。

僕もケニアの選手と接するまでは正直、そういった考え方をしていました。

しかし、ケニアの選手と仲良くなり、一緒にトレーニングや生活をしてこれまでと考え方は変わりました。

「彼らは僕達と同じ人間であり、一緒に高みを目指す仲間である。」と思いました。

僕が最初に出会ったケニア人は、カマウという人です。

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彼は、3年前に大学に初めてのケニア人留学生として日本に来ていました。

事情があり、数ヵ月で帰国してしまいましたが、僕は彼と仲良くなったことでケニアに興味を持ち始めました。

そして、先日ニャフルルという場所を訪れた際に3年振りに再会しました。

彼は僕のことを覚えていてくれて、お互いのことを色々と話しました。

これまでにもたくさんのケニア人と出会ってきましたが、陽気な性格の人もいたり、穏やかな人もいたり、本当に様々な人がいます。

テレビで映し出されるアフリカ系選手の姿はちょっと怖いや近寄り難いと思うこともあるかもしれません。

しかし、普段の彼らはとてもフレンドリーでどんな人も受け入れてくれます。

彼らと一緒にいると僕達日本人と変わらないなと感じることがたくさんあります。

だからこそ自分達も彼らと対等に戦える可能性はあるし、一緒に高め合っていく仲間だと感じます。

これからさらにアフリカ系の選手が日本にやって来るでしょうし、日本人もケニアに行く人が増えていくでしょう。

お互いのことを認め合い、共に成長していく仲間だと考えられれば、陸上界や日本とアフリカの関係はより面白いことになっていくんじゃないかと思います。

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