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強いコンタクトをするために

ハンドボールの科学は毎週金曜日に公開!
院生時代の研究テーマが「ハンドボール選手の投球動作の3次元動作分析とバイオメカニクスを活用した指導法の構築」であったので,主にハンドボールの投げる動きに関しての記事が多くなっていくかと思います!しかし,ハンドボールの科学ですから,幅広い分野の研究を紹介していきたいと考えています.是非,明日の練習に!指導に!活かしてください!


タイトル
ラグビータックルのバイオメカニクス(特集)

著者
久米雅
芳田哲也

ジャーナル
バイオメカニクス研究 (1997)

結論
ハンドボールにおけるディフェンス時にもオフェンス時のの理想のコンタクプレーを分析していく必要があるのでは?

方法
・3次元動作分析的手法
・タックルバックへのコンタクト時のキネマティクスを分析


わかったこと!
競技レベルの高い選手は以下の特徴がみられた.
・体幹を水平に維持する前傾姿勢でタックルバックにコンタクトしていた.
・下肢関節および体幹を用いた急激な角変位から得られる高い衝撃力を持っていたと予測できる
・コンタクトを行う際に,相手を体幹に引き寄せる顕著な腕の牽引動作がみられた


ハンドボールに応用すると?
 今回はラグビーのタックル動作分析ですし,全ては応用ができません.こちら側に向かってきている選手を逆方向に安全に倒すことは許されてる行為であるラグビーのコンタクトスキルのそのまま転用は危険なDFスキルに繋がりかねません.
ただし,相手のエリア侵入を遮断する,積とめる,エリアの外に押し出すためのDFコンタクトスキルや逆に相手のラインを打ち破るためのカットインコンタクトスキルを分析していくことはハイパーに重要であると鈴木は考えます.だって,もう分かってきたではないですか.チームの平均の形態的数値で上待っても勝てないし,それでもまだコンタクトプレーの差があるということを.
 一定の質量の物体であるとヒトを仮定して,その運動量(運動の勢い)の分析をしていく必要があると思います.恐らく,コンタクトする前の速度の変化率が違うのではないかと思います.それで同じであれば,さらにスキル的な部分であることの裏付けになります.
 ともあれ,この論文から見て,生かせるな!と思うったのは,低い姿勢から瞬間的に体幹を起き上がらせるような動きです.
下から上に向かうようにコンタクトすることで,相手の重心のベクトルを上向きにずらせるのではないかと思っています(仮説です)
後,これは反則ですが,自分の体に引き受ける動きは重要かと思います.
 オフェンスでのコンタクトプレーは・・・なんとも言えない笑

まとめ
DFコンタクト時,下から上に向かってコンタクトすることは有効!?
体に相手を引きつける!

ハンドボールを徹底的に学び合えるオンラインスクール「kocs(コチ)」では,ハンドボールの投球動作に関する情報としてZOOMでセミナーしたりしてます!!もし,ご興味があれば,Facebookにてご連絡ください!また,公式Instagram,Twitterアカウントもあるので是非フォローを!


それでは!




 

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