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drunk / 物作りとOODAループ
昨日はこの4年ほど仕事でお世話になっている方と初めてお会いして、珍しく酔っ払ったまま上機嫌で帰宅しました。
その後すぐに描いたのが今回の抽象画です。普段は使わない加算系レイヤーを使ったりして、酩酊時ならではの思い切りが出た激しい画面になりました。
■ 今日の1枚
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84044817/picture_pc_ba4b2a9076604fdda5b5e53205caa27f.png?width=800)
制作時間は5分。緑の色味と配分が珍しい感じです。凄く綺麗な画面ができました。その後2枚ほど別の抽象画を描いたのですが、これ一番思い切りが良くて気に入ってます。
■ CDジャケットにしてみた
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84044859/picture_pc_f1a6cc7f10aa42a0ba4b899434347625.png?width=800)
ギャンギャン反響する轟音ギターな感じの酩酊ロックが合いそうです。
酔っ払いっぽい歌い方の魅力的なアーティストっていたかな。女性だと思い浮かばない。そもそも酔っ払いっぽい歌い方ってなんだろう。呂律が回ってないとかかな。
■ 文庫本の表紙にしてみた
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84085977/picture_pc_ce1d0e6f279338464fd9b5d105ab9608.png?width=800)
主人公が何らかの事件の容疑者にされるも事件前後の記憶がない、という内容のミステリを想定しています。
タイトルが斜めなのはここ数日のテンプレートの影響ですが、背景の抽象画と合わせてちょっと平衡感覚がグラついている感じが酩酊っぽくて気に入っています。
そろそろ10冊分の表紙が溜まる頃なのでまとめ記事を作りたいところです。
■ 今日の1曲
今日は少しだけ聖騎士シリーズの頭になったので、5月に出したアルバムからお気に入りの1曲を。
温かい曲や切ない曲って色々とあると思うのですが、この曲は他のシーンとシナリオや曲を入れ替えたりするのが不可能なくらいがっちりとハマった曲でとても気に入っています。
その日その場所でその人たちだけで過ごした時間を切り取ったような音楽がとても好きなんですよね。こういった感じの、ストーリーに合わせて作中でただ一度だけ聴けるタイプの劇伴というのが聖騎士シリーズのコンセプトのひとつです。
ゲームのサントラっぽくしたかったら本当は曲がループするように作るのが正解なんですけどね! ループせずに曲が終わってしまう切なさを味わっていただけたら。
サブスク配信の副産物としてyoutubeに投稿されている音源はリミッターがかかっていたり音質が劣化したりしているので、今回はマスタリング前の音源ですが自前でupした動画をご紹介しました。
とはいえ、1曲抜けてますがほぼ全ての曲がyoutubeで聴けるので下記にアルバムのリストを貼っておきます。よかったら聴いてみてください!
■ OODAループ理論の話
突然ですが、今日は経営などで使われるOODA(ウーダ)ループ理論というものを知りました。PDCAサイクルは知っていたのですが、自分とあまりに相性が悪くてずっとモヤモヤしてたんですよね。
PDCAサイクルが
・Plan / 計画
・Do / 実行
・Check / 評価
・Action / 改善
なのに対して、OODAループは
・Observe / 観察
・Orient / 状況判断
・Decide / 意思決定
・Action / 行動(2巡目以降は『改善された行動』)
で、説明を読んだ瞬間に「これ私のことじゃん!」と衝撃が走って。普段デザインや音楽の仕事をするときの手順そのままだったので驚いてしまったんです。
■ 私、天性のOODAルーパーかもしれない
自分の場合はクライアントのヒアリング→重視すべき要素の見定め→具体的に実現可能なフォーマットを決定→具体的な素案の作成(2巡目以降は修正作業)のループで仕事をしています。
OODAの強みはこのサイクルを迅速に、しかも1人で回せることなのですが、
デメリットとして
・一人では情報を集められず判断が遅くなりがち
・一人の判断なので的外れになりがち
・一人で孤立しがち
・長期計画には向かない
みたいなことが書いてありました。
でもクリエイター業に限っていうなら、これらはデメリットでも何でもないなと思いました。そもそも自分の判断に責任を持たないクリエイティブほど的外れなものはないと思っているので!
以前、聖騎士シリーズのアルバム製作をしていた時にフォロワーの山田さんが言ってくださった「完成させるのではなく、完成度を上げることに注力してみては?」がまさにこのOODAループの考え方だったのですね。完成度を上げるためのリトライは苦じゃないタイプなのでとても理に適っていると思います。
ただ、長期計画に向かないのは本当にそう……マジでめちゃめちゃ困っている……その辺りは解決策を考えたいですね。もう既に八割くらい答えは出かかっている気はするけれど。何度でも立ち帰れるように理屈がほしい。
■ おわりに
そんなこんなで、憎きPDCAサイクルと決別だーーー!!!!と喜んでいたのですが、こうして毎日noteをつけていることがそもそもPDCAサイクルなのでは……?ということに気付きました。
今掲げている目標(Plan)は「毎日(抽象画と共に)noteを更新する」というシンプルなもので、実際に実行(Do)し続けているのですが、CA(評価・改善)の段階がすっぽりと抜けているんですよね。
文庫本の表紙は10点ごとにまとめ記事を立てて評価・改善をしているので、そちらはできているとして。あとは1ヶ月ごとの試みや制作物のまとめ記事があると、無駄なくこの創作サイクルが完成する気がします。
実は3日前からそのようなまとめ記事を密かに準備していたので、今週中には公開したいと思います。並べてみてどんな発見があるかたのしみ! ワクワク!
最後に、前回酔っ払って描いた絵の話を関連記事に貼っておきます。DTMファンタジーお題ガチャコンピのジャケットイラスト。今ならもうちょっとステキに作れそうな気がする。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!
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