「白き虚像」寸劇脚本 【聖騎士シリーズ#12】

聖騎士シリーズ12作目「白き虚像」の寸劇パートのセリフ脚本です。シリーズ全体のまとめはこちらから。

【今回の登場人物】
・少年（聖騎士）・・・王国中心部から離れた修道院で暮らしている。
・修道士 セーレ・・・ハルク修道院の管理者。魔障を患っている。

少年（聖騎士）：
修道士様……

修道士 セーレ：
またここに来たのですね
騎士団での生活が不安ですか？

少年（聖騎士）：
いえ……僕には、修道士様、あなたのことが気がかりだ

修道士 セーレ：
私は魔障の者……この地を出ることは許されません

少年（聖騎士）：
でも……

修道士 セーレ：
この像の前で祈りなさい
すべての祈りはルフの加護へと繋がっています
そして、強く生きなさい

少年（聖騎士）：
……はい

修道士 セーレ：
こちらへいらっしゃい
……
あなたは英雄になる
そうしたら、ここにいる同胞（きょうだい）たちのことも救えるのです
その時まで、二度と帰ってきてはいけません

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