映画 「しあわせのパン」

わけあうたびに わかりあえる 気がする


【東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ「マーニ」を始めた夫婦、りえさんと水縞君。水縞君がパンを焼き、りえさんがそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。そこには日々いろんなお客さまがやってくる。】

原田知世 大泉洋
森カンナ 平岡祐太/光石研 八木優希/中村嘉葎雄 渡辺美佐子
中村靖日 池谷のぶえ 本多力 霧島れいか
大橋のぞみ(声の出演) あがた森魚  余貴美子

監督・脚本:三島有紀子  音楽:安川午朗
主題歌:「ひとつだけ」 矢野顕子 with 忌野清志郎


記録:映像は何度見ても優しくて柔らかい。ほっくほくで湯気が出てるジャガイモのように。風の音、木や葉っぱが揺れる音、雪の上を歩く音、バスの音、コーヒーを淹れる音、パンが焼ける音、扉の音、生演奏、笑い声、泣き声、無音…。日常の音が聞ける映画。どんな音を聞いて日常を過ごしたいか。どの場所にいたって色々ある。何気ない日常かもしれないけれど、かけがえのない日常をどう過ごすか、今の日常がどれだけ素敵なことか、誰かにとっては一時的な場所でも誰かにとってはいつもの場所。そして背中を押してくれる。“日常”を真っ直ぐにそして優しく届けてくれる映画です。

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