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触れるのが怖くなった年

柄にもなく1年を振り返る…という。
一般的な内容とはちょっと違う振り返りなのかもしれないけど、なんとなーく総括みたいな内容になりかねない。そんな年の瀬のnoteを書いておきます。

年間まとめ???

noteから送られてきた年間まとめをまず。
ブランディングとか広告とかに関わっておきながら、自分のnoteのアクセス数とかアクティブフォロワーとかにめちゃくちゃ無頓着。
なので、noteからわざわざ年間まとめのメール送られても「はぁ?」と思ってました。
こころを改めて?しっかり数字から話を展開しましょう…

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そう…特にこれ見ても、何も感じなくて…そうか。
シェアしようって、自分でスクショするのかwwwwwwって思ったくらい。

メールとは順番が変わってしまうけどバッチ獲得…

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そうか…コンテスト今年なんだ…記事としては去年書いてたものだからあんまり実感ないけど。ありがたい話。

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よく読まれた記事は面白かった。
ダッシュボードと比較すると「よく読まれた記事」というかたちにはなってるけど、ビュー数とはランキングが違っている。
これはスキされた「みんなが好きな記事」だろうな。
本当の意味で好きかどうかはわかんないけど、最大瞬間風速が大きい、つまり「バズ」が大きいほどスキされるんだな…とは思った。

実はずっと毎月1000ビューがある記事なのに、そこまで「スキ」されてないんだな、とか思ったわけ。

気になった動向の記事がある

そんな中気になったのが、3つめによく読まれた記事として記載されている記事。こちら。

ダッシュボードを見てみると…

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こちらが2020年の年間(正確には2019/12/28〜2020/12/27まで)

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そしてこちらが記事公開から全期間。

記事公開が2019年8月なので、去年は4ヶ月で1400弱。おそらく公開時にはそれなりにビュー数稼いでいたとしても均して月間300〜400のビューしかなかった記事なんです。

それが今年になって15000近いビューを生んでいる…
月間に直せば1200以上で実に3〜4倍になってるということ。

もう単純に、みんな触るの怖くなったんだ。と思いました。

「接触」ということ

新型コロナウィルス感染症は「飛沫感染」と「接触感染」です。

接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。(厚生労働省HPより)

念の為、言及すると接触感染って人がウイルスを含んだ飛沫に接触することで体内にウイルスを運んでくる感染経路ってことです。

なので、記事に書いたような「人と触れ合うこと」で感染するって言う話じゃないんだけど…
感染への恐怖、接触感染という字面、距離をとる対策…が混ざれば、接触すること自体が怖くなる…っていうのは確かにあるかもしれないと思いました。
それに人じゃなくてモノへの接触を怖いと思うこともあるだろうし。
(そう思って検索してみてもこの記事ヒットするかもしれないし)
つり革に触らなくて良いような商品も実際にでてきてるんだもの。

たぶん「触る こわい」とか「接触 恐怖」とかで検索してるんだろう。
話の内容は接触感染とはぜんぜん関係ないってことになっちゃうんだけど。

蛇足だけど私はぜんぜん「物に触る」のは平気です(そもそもウイルスの脅威で、触るのが怖いわけじゃないし)
接触感染ってことだけでいえば、手を洗って体内にウイルス運ばなければ良い。

でもこの3〜4倍のビューの増加は、さまざまな人が「接触を恐怖だ」という気持ちを持っているんだっていうことなのかもしれないと思ったんです。

人に触れなくて良くなった日々

人々が「接触」への「恐怖」を持つことは、実はもともと接触への恐怖があった私にとっては今までよりは快適につながったと思っています。

死ぬほど嫌だけど断れない「握手」をしなくていい!
ぜんぜん元に戻ったけど、満員電車に乗らなくて良い

もともと触られるのが怖いから人の手が届かない範囲を保つ癖、もしくはそれがパーソナルスペースになっています。
それをね「ソーシャルディスタンス」としてある程度の人が勝手にとってくれる!

今まで無闇に近づく人が気持ち悪くてちょっと動いたら触ってしまうのが嫌で、ほんと距離が欲しいと自分で気をつけて距離をとっていたんです。
それがある程度の人が距離をとるようになった!
スーパーの列!あれまじ最高に嬉しい!おばちゃんに詰められなくて良いだけでQOL上がった感じする!

そんな風に思っています。

逆に今まで通りあまりに詰めてくる人をすごい嫌な顔して避けたら「新型コロナウイルスに敏感な人」みたいに見られるのは、なんだかな…と思ったけど。

人との距離は前から取ってる!!!!

人はそれでも距離を縮めたい

基本的に新型コロナウイルスと言うことだけ考えれば、4月に岩田氏が発言している通りだと、私は考えています。

今は外出しないのが最善の策。次に距離(2m)。最後がマスクです。順番が間違っています。メディアにも一般の方にもマスクの質問しかされません。マスクの防御効果のエビデンスは希薄ですが、今は問題が大きすぎて雨合羽でもディスポの再利用でも「劣った方策」を使うしかないのです。

ツイートでは「今は…最善の策」という風に書かれていますが、これは4月時点のお話。
個人的には経済(家計)の影響・家庭環境・自身の体調などで自分で「外出しない」「距離」「マスク」の方策を選べるくらいの判断材料は、すでに今はあると思っています。

かく言うわたしも8月を境に家庭の事情が変わったことで何度か2週間の外出自粛期間を設けたりしました。

何もかも止めて外出しない…がウイルスの対策としては良いのかもしれません。
でも他のファクターを考えると、そうも言ってられない…
みんなの目線が「ウイルス」にだけ向いていたのとは全く違う、いまは向いているものがそれぞれ異なっていて(そもそも色んな問題でそうだったはずで)だからこそ選ぶものが違ってくるのだと思っています。

前置きが長くなったんですが。
さっき「みんなが距離とってくれて快適になった」って言ったんですけど
だんだん距離を縮めてきやがった
んですよ(言い方)

それでも「握手」がなくなっただけだいぶマシですし
飲食店などは隣に座られる心配がなくて比較的安心して過ごせる場所が増えています。
が、電車では何の遠慮もなくぎゅうぎゅうに隣でも構わず体を押し込めて座ってくるように戻りました。
疲れていて混んでいたら背に腹なのでしょうけども…
ソーシャルディスタンスってなんだったんだろう?ってなります。

でも。
人は、人と距離をとるのが嫌なのだろうな…と感じてもいます。

先の岩田氏のツイートにかえると
「外出しない」>「人と距離をとる」>「マスク」
の順で感染を防ぐことができる
ということです。

マスクの効能は「人から感染しない」ではなくて「人に感染させない」です。
これね。(「映画美学校における感染対策ガイドブック」ご依頼イラスト)

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それでも人々が「マスク」を選んでいるっていうことは、人は外に出るし出なければならないことがあるし、それは距離を置くような相手ではなくて、やっぱり人とそばにいたいのだろうな…と思うんです。
(よく理解せずにただマスクしてればいいっていう判断力のない存在を無視して発言しています)

人とそばにいるためのテクノロジーが「マスク」とも言い換えられるから。

人と触れるのはやっぱりものすごく怖い。
触れるのが怖い人も増えた。
無理矢理な相手と触れることのなくなった世界はとても心が穏やかだ。
それでも、人と近くにいたいと思う人がこんなにいるんだと思えたら、マスク姿も悪くないのかもなぁ…と思ったのでした。

#noteまとめ2020

読んでくれてありがとう!心に何か残ったら、こいつにコーヒー奢ってやろう…!的な感じで、よろしくお願いしま〜す。