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「IQ」によって生きやすさが変わる?〜「ケーキの切れない非行少年たち」のマンガを読んで、考えたこと

3歳男女双子子育て中のゆちです!

「ケーキの切れない非行少年たち」という作品のマンガバージョンを、マンガアプリで偶然少し読んでいたのですが、

その内容が驚きでした。

罪を犯し少年院に入った子供達。
その中には「反省以前の子ども」が沢山いるのだといいます。

「(シンプルな図円をケーキと見立てて)ケーキを平等に3等分して下さい」という問題に、ほとんどの人はメルセデス・ベンツのロゴのような図を思い浮かべると思いますが、彼らはどうしてもこの問題を解くことができないといいます。

認知力が弱い傾向にある「境界知能」の子供達です。
少年院にはこの「境界知能」の子供達が実は
たくさんいるというのです

■「境界知能」について

「境界知能」とは、IQ70〜84の
いわゆる知的障害のグレーゾーンにあたる人達であり、全体の14%にあたるそうです。

「境界知能」にいる子供達は、読解力や想像力など認知能力の欠如が見られ、

・「この行動をしたら、その後が大変なことになるからやめておこう」というような、充分な想像力が持てなかったり、

・新しいことを覚えることが人より苦手であったり、

・感情を抑えるのが苦手で、時と場合によっては簡単に暴力を奮ってしまうケースもあるのだとか。

IQ 70未満が知的障害で、全体の約2%
35人のクラスだと約1人くらい。

IQ70〜84の「境界知能」は全体の14%
35人のクラスだとすると、約5人にあたります。

社会には、それだけ苦しい思いや生きづらさを感じている子供達や大人がいるそうなのです。

判断力や人生の生きやすささえも、「IQ」によって左右されてしまうところがある

まさか「IQ」が、ここまで人生に大きな影響を与える要素でもあるだなんて、わたしはとても驚いてしまいました。

因みにIQの低くなってしまう要因は、
先天的なものもあれば、生育環境、虐待などの心理的影響も大きな原因となることもあるようなのです。


■「IQ」について、改めて調べてみた

「IQ」という視点に興味を持った私は、IQについて改めて調べると共に、IQと生きやすさの関連についても、軽く調べてみました。

IQ」(知能指数)
知能レベルを数値化したもの。
平均値を100として、
IQ=90〜110は普通、
70以下は知的障害、
90以下は知的発達が遅れている、
110以上は知的発達が進んでいる、
と解釈するのが一般的。
人口の95%がIQ=70〜130

ちなみに「偏差値」と「IQ」は似ているけど意味合いは違い、

偏差値」=学力知識を測るもの
IQ」=認知能力や理解力・考える力を測るもの

だそうで、
「IQが高い」= 賢いというわけではないそうです。

IQが低いと、生活面で金銭トラブルに巻き込まれるなど騙されやすかったり、感情コントロールが難しい一面があったりするそう

逆にIQが高すぎても、自分の考える世界に閉じこもってしまったり、考えすぎて人生で不安になることが増える傾向があるようです。

高すぎず低すぎずなIQが一番生きやすいとも。

IQ、なかなか奥深い・・・!!

そして、自分のIQっていくつなんだろ?ってメチャ気になり、調べてみました!

こちらのサイトは登録なしで、いくつかの設問に答えていくことで、自分の「IQ」が簡易的にわかるサイトです。↓

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わたしの測定結果は・・思ってたより少し予想外のIQでした(^^;)

気になる方は是非やってみて下さい。


■最後に

「IQ」と「生きやすさ」の関係について、調べたことを書いてきましたが、

「生きやすさ」は全て「IQ」によって決まるわけではなく、その人の置かれている状況や社会的要因、心理的要因や価値観など、様々な要素が重なりあって変わってくるのだとは思います。

ですが、「IQ」は1人ひとり個人差があるのも現実で、
「IQ」が一因で生きづらさを感じている人がたくさんいる、ということを私たちは知っておいてもいいのかもしれません。

今まで人類がわかっていなかったことが、日々、研究・発見され、更新し続ける現代社会に生きる私たち。

様々なことを多角的に追及し知ることができる、時代と場所に生きることができているのなら。

その恩恵を十分に活かし、
生きづらさを感じている人達に対して「偏見」ではなく「理解」できるように努め、
「より手を差し伸べられやすい社会」を作る努力をしていく必要があるのではないでしょうか。

また、子育てにおいても、
子供の精神面に十分配慮しながら接することができているかなど、心理的要因で「IQ」を下げる機会を減らすことができれば、より子供が生きやすくなるようサポートしていけるのではないかなと思いました。

これは私の持論ですが、
子育てにおいて、子供の「最終学歴」や「偏差値」に価値を置きがちな風潮がありますが、
私はそれより、子供の「自己肯定感」と「IQ」を高めていく工夫をしていくといいんじゃないかなと思います。

また、「IQ」だけでは測れない、本人の得意なことや長所を伸ばせるようなアプローチもしていけるといいですよね。


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子育てには「多角的」な視点がきっと必要だと思うんですが、その中で「IQ」に着目した視点を持っていなかったので、今回記事にしてみました!

また新しい視点を何か見つけたら記事にしていこうと思います!


最後までお読み下さりありがとうございました✨

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